持たないこと、買わないことが尊ばれるなかで、本当に必要なものを見つめ直すとき、名品と呼ばれるもののなかに、その答えがあることに気付きます。

そこで、雑誌『Precious』12月号では特集「持たない時代に心を満たす最旬名品ファイル36」を展開しました。27名のおしゃれ賢者に今、手に入れるべき名品について徹底調査。

長く愛せるものはもちろん、最旬のデザインで今の自分を輝かせるもの、訳もなく心ときめくものなど、理由はさまざまですが、確実に名品選びの最新スタイルが見えてきます!

 この特集のなかから、本記事では、ジル サンダーの『ワードローブ』コレクションをご紹介します。

「ジル サンダー」の『ワードローブ』コレクション

ジャケット_1,パンツ_1,ニット_1,スカート_1
左から/1.ニット ネイビー¥93,500・2.ニット ミントカラー¥95,700・3.ネイビーのスカート¥137,500・4.黒のパンツ¥143,000・同色同素材のジャケット¥338,800(ジルサンダージャパン〈ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー〉)

〈黒のパンツ・同色同素材のジャケット〉

●素材…共にグレインパウダーウール
●仕様…ジャケットはひとつボタンのノーカラー、パンツはストレートシルエット・

〈ニット〉

●素材…共にスーパーファインメリノウール

〈ネイビーのスカート〉

●素材…ライトウールギャバジン

〈コレクションの特徴〉
永久定番に、冬と夏に新しい色、素材、デザインを追加していく。

「デザイナーが変わってもこれがあればOK!と思えるクリーンさと知的なアプローチは不変の魅力」(喜多容子・本誌エディトリアル・ディレクター)

『Precious』創刊時から名品の変遷を見守る喜多は、’80年代から「ジル・サンダー」の世界を愛する人。

「最近の実験的な試みは楽しいですね。特に『ワードローブ』コレクションは、すべて『永久コレクション』になるという、まさに持たない時代に則したもの」と好奇心をのぞかせます。

気になるのはジャケットとパンツ。これをベースにコーディネートを広げていくのも、新しい名品の取り入れ方になりそう。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

ジルサンダージャパン

TEL:0120-919-256

PHOTO :
小池紀行・池田 敦(CASK)
STYLIST :
三好 彩
COOPERATION :
BACKGOUNDS FACTORY、PROPS NOW
EDIT&WRITING :
藤田由美、兼信実加子、池永裕子(Precious)