持たないこと、買わないことが尊ばれるなかで、本当に必要なものを見つめ直すとき、名品と呼ばれるもののなかに、その答えがあることに気付きます。
そこで、雑誌『Precious』12月号では特集「持たない時代に心を満たす最旬名品ファイル36」を展開しました。27名のおしゃれ賢者に今、手に入れるべき名品について徹底調査。
長く愛せるものはもちろん、最旬のデザインで今の自分を輝かせるもの、訳もなく心ときめくものなど、理由はさまざまですが、確実に名品選びの最新スタイルが見えてきます!
この特集のなかから、本記事では、ジル サンダーの『ワードローブ』コレクションをご紹介します。
「ジル サンダー」の『ワードローブ』コレクション
〈黒のパンツ・同色同素材のジャケット〉
●素材…共にグレインパウダーウール
●仕様…ジャケットはひとつボタンのノーカラー、パンツはストレートシルエット・
〈ニット〉
●素材…共にスーパーファインメリノウール
〈ネイビーのスカート〉
●素材…ライトウールギャバジン
〈コレクションの特徴〉
永久定番に、冬と夏に新しい色、素材、デザインを追加していく。
「デザイナーが変わってもこれがあればOK!と思えるクリーンさと知的なアプローチは不変の魅力」(喜多容子・本誌エディトリアル・ディレクター)
『Precious』創刊時から名品の変遷を見守る喜多は、’80年代から「ジル・サンダー」の世界を愛する人。
「最近の実験的な試みは楽しいですね。特に『ワードローブ』コレクションは、すべて『永久コレクション』になるという、まさに持たない時代に則したもの」と好奇心をのぞかせます。
気になるのはジャケットとパンツ。これをベースにコーディネートを広げていくのも、新しい名品の取り入れ方になりそう。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 小池紀行・池田 敦(CASK)
- STYLIST :
- 三好 彩
- COOPERATION :
- BACKGOUNDS FACTORY、PROPS NOW
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、兼信実加子、池永裕子(Precious)