「昔気質」ってなんと読む?「むかしきしつ」ではないですよ!

明日、9月17日は、『イタリア料理の日』です。イタリア語で「料理」を意味する「cucina(クチーナ)」を917とかけた語呂合わせで日付が選ばれました。イタリア料理は、オリーブオイルやチーズなど、素材そのものの質にこだわり、これを活かしたシンプルな美味しさが特徴とされますので、本日は「質」という字の入った日本語からクイズをお送りします。

【問題1】「昔気質」ってなんと読む?

「昔気質」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「古くから伝わるものを頑固に守り通そうとする気風であること。また、そのさま」という意味です。

<使用例>

「ここのお店のお菓子は、昔気質な製法が魅力なのよ」

かな6文字です。
かな6文字です。

さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 昔気質(むかしかたぎ) です。

「気質(かたぎ)」、難読熟語の定番ですが、読めましたか?
「気質(かたぎ)」、難読熟語の定番ですが、読めましたか?

「気質」だけですと「きしつ」とも読みますが、「昔気質(むかしかたぎ)」は「むかしきしつ」とは読みません。

では2問目にまいりましょう。

【問題2】「問質す」ってなんと読む?

「問質す」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「疑問・不審の点について、納得するまで質問し、明かにする。また、真実を言わせようと厳しく追及する」という意味です。

<使用例>

「あまりのおいしさに、頂いた料理のレシピについて、しつこく問質してレシピをゲットしたの」

「○○○○す」。
「○○○○す」。

さて、正解は?

※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 問質す(といただ-す) です。

「問い質す」とも表記します。

「質す(ただ-す)」は「質」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)で、これ一語でも「質問する。問いただして明らかにする」という意味です。しかし「正す」との混乱を避けるためか、「問質す(といただ-す)」と、「問う」と合体した語で使うことが多いようです。

***

本日は、9月17日『イタリア料理の日』にちなんで、「質」という字の入った日本語から、

・昔気質(むかしかたぎ)

・問質す(といただ-す)

の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱