レディス靴の一種「ブーティ」…語源は?

明日、11月9日は『いい靴の日』です。日付は11(いい)9(く)つ、の語呂合わせで、「足の美と健康を意識する日に」という願いが込められています。これを踏まえて本日は「靴」に関係する日本語のクイズをお送りします。

【問題1】「製靴」ってなんと読む?

「製靴」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「靴をつくること。靴の製造」を言う熟語です。

<使用例>

「日本の製靴業は、洋装が一般化しはじめた大正時代に大きく発展しました」

かな3文字です。
かな3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 製靴(せいか) です。

「靴」の音読み「カ」、読めましたか?
「靴」の音読み「カ」、読めましたか?

「靴(カ)」は、高等学校で学習する程度の常用漢字の読み方です。「製靴(せいか)」のほか、「軍靴(ぐんか)」などでも、この読み方を使います。

では、二問目にまいりましょう。

【問題2】「ブーティ」ってどういう意味?

主に女性用のくるぶし丈・かかとに高さのあるショートブーツを指す「ブーティー」という言葉は、もともとどういう意味でしょう? 正しいものを以下の選択肢の中から選んでください。

1:ブーツ風

2:起動する

3:幼児向け

靴の「ブーティ」の語源はどれ?
靴の「ブーティ」の語源はどれ?

さて、正解は?

※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 1: ブーツ風 です。

「ブーティ」は「ブーツ風の短靴」というニュアンスです。

「ブーティ」は英語「bootie」から来ています。「ブーツ風」ということですが、では「ブーツ(boots)」の語源はというと、もとは「覆う」「外套(がいとう)」などを意味する言葉から来ています。ですので「ブーツ」は「足全体とふくらはぎを覆うタイプの長靴」を指しており、このニュアンスを残した短靴が「ブーティ」というわけです。

ブーティは、もとはドレッシーなフォーマル用途で用いられましたが、昨今ではカジュアルなスタイルのブーティが多く登場し、「ブーティ」という言葉が日本でも広く使われるようになりました。「ブーツ風の短靴」で「ブーティ」…素直に考えて問題ない言葉ですが、日本では比較的新しいファッション用語ですので「どういう意味?」と疑問をもたれる方もいらっしゃる…ということで、今回、扱ってみました。

***

本日は、11月9日『いい靴の日』にちなんで、「靴」に関連した日本語から、

・製靴(せいか)

の読み方や、

・ブーティ…「ブーツ風の」

という言葉の知識などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『ランダムハウス英和大事典』(小学館)/FAST RETALINGホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱