「簀子」ってなんと読む?「せきこ」ではありません!
明日、11月15日と言えば「七五三」ですね。晴れ着を着た愛らしいお子さんを見かける機会も多いかと思います。本日は「子」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「簀子」ってなんと読む?
「簀子」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「竹・細板などを、隙間を空けて並べて打ち付けた、水はけの必要な場所に用いられる床」などの意味です。
<使用例>
「ネット検索で、簀子を利用したDIYのアイデアが沢山出てくるわよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 簀子(すのこ) です。
「簀子(すのこ)」の「簀」という字は、「竹や木で編んだむしろ。す。すのこ」「すだれ」を意味しており、一文字でも「簀(すのこ)」と読みます。「簀子(すのこ)」と間違いやすい難読熟語に「賽子(さいころ)」がございます。混同しないようお気をつけください。
では、二問目にまいりましょう。
【問題2】「村夫子」ってなんと読む?
「村夫子」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「村の学者。田舎の先生。また、見識の狭い学者をあざけって言う語」です。
<使用例>
「私のような村夫子に、このような大役を与えて頂き、感謝しております」
さて、正解は?
※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 村夫子(そんぷうし) です。
日本語には謙遜の表現が多いですね。「夫子(ふうし)」とは中国に由来する長者・賢者・先生」などを敬って言う語です。これに「田舎・人口の少ないエリア」という意味合いで「村」を付けたのが「村夫子(そんぷうし)」です。「見識の浅い学者」という謙遜表現としてご本人が使われた場合など、同意すると大変失礼な事になってしまいます。お気を付けください。
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本日は、11月15日『七五三』にちなんで、「子」という字の入った日本語から、
・簀子(すのこ)
・村夫子(そんぷうし)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















