冬のクルージングだからこそ見られる絶景を目指して、出航!

クルージングといえば、暑い夏の水辺をラグジュアリーに楽しむ人気のレジャー。最近では目黒川の桜を船から眺めるなど、春先から楽しむプランも増えています。しかし、この寒さのピークを迎える時期に、クルージングするなんてどうかしていると思いますよね。でも、それには理由があるのです。

今回訪れたのは、静岡県浜松市にある浜名湖。その南側にある弁天島という島には鳥居があり、夏の時期には周辺で潮干狩りができる人気の観光スポットです。

なかでも夕陽と海の中にある鳥居を一緒に写真に撮るために訪れる人が多いのですが、冬季限定で撮れるのが「鳥居のなかに夕陽が落ちる」ショット。それも、撮影するには地上からではベストアングルにはならないそうです。

その理由は、弁天島の赤鳥居の角度。鳥居が南南西の方角に向けられて建っており、この方角に太陽が沈むのは11月中旬~1月中旬の冬至の前後1か月あたり。さらに、鳥居内の中心と太陽が重なるのはその時期の日没10分〜15分前の限られた時間内なので、それに合わせて写真を撮るには、この時期に水上から攻めるのがベストなんです。

浜名湖の南側にある弁天島。
干潮時の弁天島。

まず用意するものは防寒具、そして晴男・または晴れ女! おかげさまで当方は保育園の遠足からイベントにおいて「雨天順延」や「雨天中止」を体験したことがない“稀代の晴れ女”のため、そこは問題なくクリア。

今回クルージングを運行していただいたオフィスナッツさんは、5月31日から10月31日までの期間にクルージングツアーを催行しているのですが、チャーターすることでこの時期以外にも利用が可能です。

乗船したのは浜松市に本社を構えるヤマハの高級クルーザー。オンシーズンの暑い時期にはシャンパンを持ち込んでのクルージングも人気だそうです。

極寒のため、重ね着の上に重ね着し、防水コートも着用。
同じ浜松市に本社のあるヤマハのクルーザー「242X E-SERIES」で出航です。
スピードが出ると水しぶきが上がるので、要注意!

舘山寺温泉近くの乗船ポイントから目指せ弁天島!

今回は、日中は浜名湖ロープウェイの展望台などを楽しんだため、乗船ポイントをその近くにリクエスト。そこから一気に、弁天島を目指します。途中、狭い水路を曲がったり、橋の下をくぐるなど、小型のクルーザーならではの機動力を発揮。今回乗船したクルーザーは運転席のさらに前にも座れるので、怖くない方はそこに乗るとさらに楽しいですよ。

浜名湖ロープウェイ展望台からの光景。冬の日没は早いので、のんびりはほどほどで!
夕陽のポイントまでのクルージングは乗船ポイントにもよるので、要相談を。

夕陽のポイントに差しかかっての撮影タイムでも、船上のため、地上からのタイミングだと一瞬ですが、少し船を動かすなどなるべく長くいい写真が撮れるように調整してくれるので撮影時間もたっぷり。

この感動は、寒さも、冷たさもすべて消え失せて、胸に迫るものがある光景でした。

クルーザーに乗っているうちに、あっという間に日が落ちてきました。
弁天島周辺も満潮。
夕陽をつかまえた!
デジタルカメラで適当に撮っているのに、美しく撮れてしまう自然の美。
波に映る夕陽もきれいです。

ちなみに乗船人数は10人までで、2時間のチャーターで32,000円。また、別料金でドローンでの空撮もしてもらえるなど、最高の思い出づくりに利用するのにおすすめのプランです。今回は乗船ポイントから、弁天島近くの桟橋までの周遊で、およそ20kmの走行でした。

ホテル鞠水亭での天然ふぐ尽くしのコースも2月末までの限定。

舘山寺温泉では、2月末まで「遠州灘 天然とらふぐまつり」を開催中。浜松市の沖に広がる遠州灘は「天然とらふぐ」の全国屈指の漁場。実は国内で流通している天然とらふぐの6割が舞阪漁港を含む遠州灘で漁獲されていて、獲れたてのとらふぐコースで〆るのもおすすめ。

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この記事の執筆者
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WRITING :
北本祐子