Preciousスタイリストの個人的最愛名品 vol.2 押田比呂美さん編
永遠に愛し続けるであろう個人的な最愛名品について、『Precious』でおなじみのスタイリストに尋ねました。
「名品は日常的に使ってこそ、その価値がある」全員が口をそろえたこの言葉に隠れる美の哲学、そして、絶えず変化する流行性と不易の本質を宿した、それぞれの名品の魅力に迫ります。
今回、個人的な最愛名品を紹介してくれるのは、スタイリストの押田比呂美さんです。
「職人の手の込んだ美しい細工など、私が愛するのはロマンのある名品」
今回紹介する最愛名品のすべてが、時計とジュエリーとなった押田さん。
「私にとって、ジュエリーのない着こなしは考えられないほど、なくてはならない存在。特に、カルティエの『パンテール』ウォッチ、ブルガリの『モネーテ』ペンダント、TASAKIのブラックパール、そして、フェデリーコ・ブチェラッティのリングは、週に何度も身につけています」
押田さんのジュエリーに共通するのは、アンティークのような趣です。
「美術全集を愛読するような子どもでしたし、宝飾や芸術の世界観が本能的に好き。職人の手の込んだ美しく伝統的な細工や、背景にロマンを感じるものに理屈なく惹かれます」
最愛名品に対する信条は、宝石箱にしまいっぱなしにしないことだという押田さん。
「どれもがご縁があって私の元にきて、私のスタイルを完成させてくれる名品。今でもつけるたびに、飽きることなく素敵だなと思いますし、身につける喜びを感じます」
個性的なジュエリーに負けない神秘的な輝きにハマっています
TASAKIのブラックパール
「ブラックパールの魅力に目覚めたのは実は最近で、TASAKIのロングネックレスがきっかけ。実際つけてみると、手持ちの個性の強いジュエリーとも相性抜群と新発見! ちょっとカジュアルかなと思う着こなしのときはブラックパールのネックレスをつけて、装いにコクを出しています」
問い合わせ先
- TASAKI TEL:0120-111-446
海外にも必ず携行するほど私にとってのお守り的存在
BVLGARIの「モネーテ」ペンダント
押田さんが実際にもっているのはイエローゴールドのペンダントとリング、コンビのペンダントの計3点。
「古代のギリシャやローマのアンティークコインを使ったジュエリーだなんてロマンを感じます。ブルガリの重厚なクラス感がどこに行っても頼りになります」
問い合わせ先
芸術作品のような圧巻のジュエリーをつけこなせるのは大人の女性の特権ですFEDERICO BUCCELLATIの金細工カクテルリング
ブラウンダイヤモンドの裸石を持ち込んでリングを仕立てるほど、このブランドを愛する押田さん。
「最も魅了されるのは、熟練の技が光る金細工の崇高なまでの美しさ。写真の一点もののリングも、繊細かつ大胆な彫りが石を優雅に引き立てていますね」
問い合わせ先
- 髙會堂六本木 TEL:03-3405-7131
※掲載した商品はすべて税抜です。
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
- EDIT&WRITING :
- 下村葉月、中村絵里子(Precious)