シミやくすみ、たるみなど…、大人の女性を悩ませるエイジングサインを、人気ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんが、その経験と知識、独自のテクニックをフルに生かし、メイクだけでお悩みをスッキリ解決。大人の肌や骨格の悩みを、なかったことに…!

連載第6回目は、手ごわい目の下のくすみやクマのカバーテクニックです。

目の下のくすみやクマはファンデーション前後の仕込みと仕上げで目元を明るく仕上げる!

【セルフメイク→長井メイク】

平坦な印象のナチュラルメイクから、メリハリと知的さのある華やぎメイクへ。まずは、ベースメイクのチェンジ。目の下のくすみやシミなどの色ムラや影をしっかりカバーすることが大切です。
平坦な印象のナチュラルメイクから、メリハリと知的さのある華やぎメイクへ。まずは、ベースメイクのチェンジ。目の下のくすみやシミなどの色ムラや影をしっかりカバーすることが大切です。

ネイリスト、アイリストとして経験を積み、現在はサロン経営を手掛けている小田倉さん。職業柄、美容トレンドには敏感で、情報収集もしっかり行なっているそう。

「年齢を重ねてからは、今のナチュラルメイクに落ち着きましたが、たまにマンネリ感を感じることも…。最近、目の下のくすみやクマが目立ちはじめたのですが、上手にカバーできず悩んでいます」とのこと。

そんな小田倉さんのお悩みを解決するために長井さんが提案するテクニックは…?

小田倉良子さん(38歳)
「いろいろなメイクに挑戦したこともありましたが、ここ数年はナチュラルな現在のメイクに落ち着きました。最近、目の下のくすみやクマが気になるように。今までと同じベースメイクではカバーしきれず、どうすればいいのか悩んでいます」

■A.「ファンデーションの前後に気になる目の下のみ、ピンポイントで仕込みと仕上げを行なうことで、気になるくすみやクマをカバーできます」(長井さん)

「目元のくすみやクマなどの色ムラや影は、顔が疲れて見える原因になるので、しっかりカバーしておくことが鉄則。やみくもにカバーしようとすると顔全体が厚塗りになってしまうので、ファンデーションの前後に目の下のみ、ピンポイントで仕込みと仕上げを行なうことが大切です」(長井さん)

【目の下の色ムラをカバーする3つのベースアイテム】

左から/メラニンや血流などによるくすみを補正。純度の高い澄んだ肌色に。資生堂インターナショナル クレ・ド・ポー ボーテ タンコントロールブラン SPF18/PA++ 17ml ¥8,000 極薄ヴェールで、内側からみなぎるようなグロウ感を演出。ローラ メルシエ フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング ファンデーション 10、07 各30ml ¥6,000
左から/メラニンや血流などによるくすみを補正。純度の高い澄んだ肌色に。資生堂インターナショナル クレ・ド・ポー ボーテ タンコントロールブラン SPF18/PA++ 17ml ¥8,000 極薄ヴェールで、内側からみなぎるようなグロウ感を演出。ローラ メルシエ フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング ファンデーション 10、07 各30ml ¥6,000

【目の下のくすみやクマをカバーして肌色を均一に整えるベースメイクプロセス3】

1.目の下の三角ゾーンにハイライトを
ファンデーションの前にハイライトを仕込み、目の下を明るく。
ファンデーションの前にハイライトを仕込み、目の下を明るく。
ほうれい線のあたりまで広げておくと、くすみやクマと一緒にほうれい線を目立たなくすることができます。
ほうれい線のあたりまで広げておくと、くすみやクマと一緒にほうれい線を目立たなくすることができます。

目の下の三角ゾーンにパールホワイトのハイライト(クレ・ド・ポー ボーテ)をのせ、放射状に広げます。乾燥しやすい部分なので、リキッドタイプを選ぶのが正解。パールホワイトの反射効果で、目元のくすみやクマをあらかじめ飛ばしておきましょう。

2.顔全体にファンデーションをのばす
みずみずしく保湿力のあるリキッドファンデーションを選び、大豆ひと粒分を素早く広げて。
みずみずしく保湿力のあるリキッドファンデーションを選び、大豆ひと粒分を素早く広げて。

肌色に合わせたファンデーション(ローラ メルシエの10)を顔全体に広げます。適量を指で素早くのばし、ナチュラルに仕上げるのがポイント。

3.目の下に1トーン明るいファンデーションを
肌色より1トーン明るいファンデーションを少量、目の下に置く。
肌色より1トーン明るいファンデーションを少量、目の下に置く。
スポンジを使うと、余分なファンデーションを吸わせることができるので、厚みを出しても崩れにくく。
スポンジを使うと、余分なファンデーションを吸わせることができるので、厚みを出しても崩れにくく。

目の下に肌色より1トーン明るいファンデーション(ローラ メルシエの07)をのせ、先に塗ったハイライトとファンデーションがよれないようにスポンジで叩き込みながらのばします。ファンデーションを重ねて厚みを出すことで、くすみやクマが透けにくくなり、均一な肌トーンをかなえることができます。

【完成:くすみやクマを感じさせない均一な肌トーンへ】

目の下にハイライトを仕込んだことで、肌のハリ感がアップして見える効果も。 
目の下にハイライトを仕込んだことで、肌のハリ感がアップして見える効果も。 
長井かおりさん
ヘア&メイクアップアーティスト
多くの女優やモデルからの指名を受ける人気ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌や広告など第一線で活躍する傍ら、メイクレッスン講師としても活躍。ひとりひとりの個性や魅力を引き出す、上品なメイクテクニックにファン多数。このたびスタートしたPrecious.jpでは、大人のリアルな肌や骨格の悩みをメイクだけで見事解決!

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この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
永谷知也(will creative)
HAIR MAKE :
長井かおり
EDIT&WRITING :
新田晃与