休日に音楽をゆったりと楽しむ。最近ではAmazon EchoやGoogle HomeなどのAIスピーカーの便利さが強調されていますが、やはりハイレゾ音源が得意とする高音や低音、重なり合う音の広がりを堪能するためには、技術力に長けたブランドの、高品質スピーカーは必須です。
そこで本記事では、「YAMAHA(ヤマハ)」「BOSE(ボーズ)」「B&W(バウワース&ウィルキンス)」「JBL(ジェービーエル) 」「TANNOY(タンノイ) 」「ONKYO(オンキヨー)」「DYNAUDIO(ディナウディオ)」などのスピーカーを厳選してご紹介します。
CD音源、ハイレゾ音源だけでなく、スマートフォンやAIスピーカーなどを経由するストリーミングサービスの音源も、これら高級スピーカーにつなげることで、より深く、味わい深いものとして楽しむことができます。
人気の高級スピーカー
まずは、インテリアとしてのシンプルで上質なルックスと、最高品質の音源とを備えた「高級スピーカー」をご紹介します。
BOSE(ボーズ)高級スピーカー Bose Wave SoundTouch® music system IV
アメリカで1964年に創業、その低音が豊かなスピーカーやイヤホン、ヘッドホンで、日本でも名前を聞いたことがないという人は少ないほど、世界的に著名なブランドとして、音楽ファン以外にも”高音質”の良さを広めた音響機器メーカー、BOSE(ボーズ)。
Wave SoundTouch music systemは、Amazon MusicやSpotify®などの音楽配信サービスや数千ものTuneInのインターネットラジオ局、スマートフォン、タブレット、コンピューターに保存された数百万もの曲を再生できます。また、CDプレーヤーとAM/FMラジオチューナーも搭載。
コンパクトで使いやすいこのシステムでは、音楽のすべてを楽しむことができます。
YAMAHA(ヤマハ) 高級スピーカー Soavo NS-F901
スムーズで透明感のある音質を目指した、3ウェイ・4ユニット構成のフロアスタンディング型スピーカーです。
ヤマハピアノと同じクオリティの塗料や工程を採用した、黒鏡面ピアノフィニッシュが圧倒的な美しさを部屋にもたらします。また、すべての平行面をなくし、省スペース化をはかったキャビネットの形状も優美。
「音の情報量を緻密に拾い、伸びやかに広げる3cm口径DC-ダイヤフラムツィーター」「ハイレゾ音源への対応力が強化されたNew A-PMDミッドレンジ/ウーファー」「低音の量感アップと省スペース化を実現するスタンド」「13cm口径ミッドレンジ採用の3ウェイ・4スピーカー構成」など、音の豊かさ・深さについては申し分のない性能を発揮してくれます。
FOCAL(フォーカル) 高級スピーカー KANTA N°2
1979年創業、フランスの名門スピーカーブランド「フォーカル(FOCAL)」。曲線を活かしたユニークなビジュアルの商品群で知られ、音の歪みの少ない、高精度なスピーカーとして世界中に多くのファンをもつブランドです。紹介するのは日本で2018年3月より販売がスタートした、「KANTAシリーズ」のKANTA N°2。
歪みが少なく、透明感のある音が楽しめ、低音から高音まで再現度の高い、濃密な音を奏でてくれるスピーカーです。鮮やかなカラーに身を包んだ優美な曲線のフロント部分は、インテリアとしても室内を豊かに彩ってくれそう。ブルー系、イエロー系、ホワイト系、茶系、ブラックなど合計8色(光沢の有無あり)の展開です。
DALI(ダリ) 高級スピーカー EPICON8
良質な木材が多く採れ、家具メーカーやインテリア関連の会社が多い北欧の国、デンマークで生まれたスピーカーブランド「ダリ」。入念に仕上げられた高級ブランド家具を彷彿とさせる外観と、厳選されたパーツのクオリティを最大限発揮する独自の技術で、欧米ではハイエンドスピーカーブランドとして知られています。
その30年にわたるスピーカーの研究・開発・製造から得た知識と、新旧両方の技術を用いた実験の結果に基づいてつくられたのが「EPICON」シリーズ。
サイズや用途によって大きさのバリエーションが存在しますが、インテリアとしての存在感と適度な大きさ(高さ122.5cm×幅26.4cm×奥行き48.5cm)があるのが、フロア型ペアスピーカー「EPICON8」なのです。
おすすめの高級ブックシェルフスピーカー
「本棚に置く」ことを想定してつくられたスピーカーが、ブックシェルフ型スピーカー。本棚にスピーカーを置くインテリアの風習が廃れてきた今となっても、小型スピーカーの代名詞として新商品が登場しています。スタンドなどで持ち上げることが前提のデザインのものが増えています。
B&W(バウワース&ウィルキンス) ブックシェルフ型スピーカー 606
1966年創業、英国南部の町ワージングで生まれた高級スピーカーブランド「バウワース アンド ウィルキンス(Bowers & Wilkins)」。
スピーカーといえば、くぼんだ円錐形の振動する板を思い浮かべる方も多いと思いますが、この振動板(コーン型)に新しい素材を用いることで、音楽のプロから評価され、数多くのレコーディングスタジオで採用されてきたスピーカーブランドです。
この606も、数々の受賞歴を誇り、開発に8年を要した「Continuum™コーン技術」を搭載し、ピュアで精度の高い音楽環境を生み出します。明瞭でピュアな音調に加えて、低域の伸びも実現され、小型で背の低いブックシェルフ型とは思えないほどの音を誇ります。本体部分のカラーバリエーションは、ブラックとホワイト。
JBL(ジェービーエル) ブックシェルフ型スピーカー L100 Classic
多数のオーディオ機器ブランドを展開する、アメリカのハーマン・インターナショナル・インダストリーズが手掛ける音響機器のブランドがJBL(ジェービーエル)です。プロ用の音響機器からコンサートホールや野球スタジオなどの大型施設の設備まで手掛けているため、そのクオリティには折り紙つき。
ご紹介するのは、家庭用スピーカーシステムとして設計された往年の銘機「L100 Century」の意匠デザインはそのままに、最新の技術と音響設計を投入したプレミアムモデルのスピーカーシステム「L100 Classic」です。
低音域用ウーファーにはJBL史上最強の12インチ(300mm)1200FE系ユニットをベースに、最新技術により更なる低歪化を実現した新開発ユニット「JW300PW-8」を搭載。
中音域には歴代のスタジオモニター4312ファミリーをはじめとする3ウェイ・ブックシェルフ型スピーカーに搭載されてきた、5インチ(125mm)ユニットの系譜を受け継ぐ信頼のミッドレンジ・ユニット「105H-1」を、そして高音域用にはJBL伝統の明るく伸びやかなサウンドのために選択された1インチ(25mm)ピュアチタン・ドームツイーターの最新バージョン「JT025Ti-4」が搭載されています。
前面のカバーはブラック、ブルー、オレンジの3色から選ぶことができます。
TANNOY(タンノイ) ブックシェルフ型スピーカー AUTOGRAPH MINI/GR
1926年に創業、スコットランドに本社を置くタンノイ社が手掛けるスピーカーブランド、タンノイ。1953年に発売されたスピーカー「オートグラフ」は世界中の音楽愛好家に愛され、日本でも多くの音楽ファンが愛してきた名品です。
その小型タイプ「オートグラフ ミニ」がプレステージ ゴールドリファレンス エディションへと進化し、2018年6月に発売されたのがこの「AUTOGRAPH MINI/GR」です。
「コンサートホールを我が家に」というキャッチコピーの通り、自宅でゆったりとクラシック音楽を聴く、しかも省スペースで。を叶えてくれます(横幅20.9cm×高さ35.6cm×奥行き15.6cm)。プロと時の洗礼を受けた名品の最新モデル、そのビジュアルの美しさも特筆に値します。
DYNAUDIO(ディナウディオ) ブックシェルフ型スピーカー Dynaudio Emit M20
DYNAUDIO(ディナウディオ)はデンマークで1977年に創業した、ハイエンドスピーカーブランドです。Emit M20 は伝統的なブックシェルフ・スピーカー・モデルで、クラシックやロック、ポップスなど、どんな楽曲でも最適な再生ができ、低音領域も得意。透明感と繊細さのある音を奏でてくれます。
高さ215mm、横幅355mm、奥行き265mmと、コンパクト過ぎず大き過ぎないサイズ感で、サテンブラックとサテンホワイトの2色展開。特にホワイトは女性らしいインテリアにオススメしたいカラーです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部