大好評! 人気ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんのメイク連載、10回目です。
シミやくすみ、たるみなど…、大人の女性を悩ませるエイジングサインを、長井さんの経験と知識、独自のテクニックをフルに生かし、メイクだけでお悩みをスッキリ解決していただきます。
今回のテーマは、マンネリしがちな大人のアイメイク。複数色を使ったグラデーションをやめて、くすんだモーヴ単色で目の際に色をのせるのが、洗練された印象の抜け感アイメイクに仕上げるポイントです。
くすみモーヴの単色使いで、洗練された抜け感アイメイクに
【セルフメイク→長井メイク】
読者モデルとしても活躍している長尾さんは、童顔ゆえに「可愛い系」担当で、チークやリップはピンク系をチョイスされることが多かったそう。
「このまま可愛い系のメイクを続けていいのか、このメイクがベストなのか…etc. 自分でもわからなくなってきました。20代のころから続けているグラデーションアイメイクもマンネリ気味です」
そんな長尾さんのアイメイクを、長井さんがどのように脱マンネリさせるのか、注目です。
■A. 「複数のカラーを使ってまぶたに陰影をつける、コンサバティブなアイメイクはもうおしまい。目元をほどよく引き締めるくすみカラーを単色で使用して、今っぽい抜け感のある目元にシフトして」(長井さん)
「アイホールにミディアムカラー、目の際にシェイドカラー、眉下や目頭にハイライトカラー…と、まぶたにグラデーションをつけたアイメイクは、抜け感が出にくく、堅苦しい印象になりがち。
アイメイクで今っぽさを出すなら、アイシャドウは単色使いがおすすめです。今回はブラウン感覚で使える、くすんだモーヴカラーをチョイスして単色で使用します。目元を引き締めながら、眼差しにほんのり色気を宿すことができる大人世代にぴったりなカラーです。ペンシルタイプを選べば、テクニックいらずで旬な目元が完成」
【旬な抜け感EYEに導くアイメイクアイテム】
【洗練された旬な目元に仕上げる5プロセス】
1.上まぶたの際にダスティモーヴを
パール感のあるくすみモーヴのペンシルシャドウ(ローラ メルシエ・左)を上まぶたの際、二重のラインの内側にのばし、その後、指で上向きにぼかします。
2.下まぶたの目尻側にもダスティモーヴをのせて
目の下の際、目尻から1/3にもくすみモーヴをのばし、指で目頭側に向けてぼかします。
3.下まぶた目頭側にハイライトを
下まぶたの目頭側に、パールピンクのペンシルシャドウ(ローラ メルシエ・右)をハイライトとして薄くのせます。
4.上まぶたの際にアイラインを引いてリフトアップ
ディープブラウンのペンシルライナー(シャネル)で、目尻側からアイラインを。一気に引くのではなく、小刻みに少しずつ引くのがコツ。目尻は、片手でまぶたを引き上げてから少しはね上げ気味に引き、目元をリフトアップさせます。
5.アイラインを綿棒でぼかす
引いたアイラインの上を綿棒でなぞってぼかしてアイシャドウとなじませることで、よりナチュラルな仕上がりが実現。
【完成!すっきりと垢抜けた印象のこなれEYEに】
問い合わせ先
- シャネル TEL:0120-525-519
- ローラ メルシエ TEL:0120-343-432
※掲載した商品の価格はすべて税抜です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 永谷知也(will creative)
- HAIR MAKE :
- 長井かおり
- EDIT&WRITING :
- 新田晃与