大好評!人気ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんの連載です。シミやくすみ、たるみなど…、大人の女性を悩ませるエイジングサインを、長井さんの経験と知識、独自のテクニックをフルに生かし、メイクだけでお悩みをスッキリ解決。大人の肌や骨格の悩みをなかったことに…!

第26回目は、大人の艶肌。光を味方につけた艶肌は若々しい肌作りに不可欠ですが、一歩間違えると「テカリ」になってしまう可能性も…。肌そのものが輝いているような、上品な艶を纏うためのベースメイクのポイントをレクチャーします。

内側から発光しているような大人の艶肌は、化粧下地選びが勝負!

【セルフメイク→長井メイク】

ツヤ感不足で平坦なイメージのセルフメイクから、ツヤを効かせたメリハリとフレッシュさのある長井メイクへ。
ツヤ感不足で平坦なイメージのセルフメイクから、ツヤを効かせたメリハリとフレッシュさのある長井メイクへ。

雑誌やウェブで美容情報を収集して、ピンときた商品やメイクテクニックは積極的に取り入れているという桑原さん。情報が多すぎて、最近は自分に似合うもの・必要なものの分別がつきにくく…。「大人の肌を上品な艶肌に見せる正しいテクニックを知りたいです」

桑原瑞穂さん(35歳)
「美容情報は定期的にアップデートしているつもりですが、自分に本当に必要な情報がどれなのか、わからなくなってきました。ツヤ肌に関する情報を収集するも、大人の肌を上品に演出してくれるのは、どの方法なのか迷っています。肌にフレッシュさを出しながら、決してテカリに見えない、大人のための艶肌づくりを教えてください」

■A.「大人の艶肌に不可欠なのは、肌そのものが発光しているような上品な艶感。いちばんのポイントは、肌に上質な艶を与える下地選びです」(長井さん)

「大人の艶肌に欠かせないのは、肌に上質な艶をもたらす下地です。肌そのものが輝きを宿しているような質感に仕上げること、艶を部分的に効かせて顔にメリハリを与えることがマストです。

上に重ねるファンデーションは、大人の肌を厚塗り感なく美しく見せてくれる、適度なカバー力と透け感をあわせもつもの。そしてパウダーは部分使いすること。この3点を押さえておけば、肌そのものが発光しているような、上品な艶を演出することができます」

【大人の艶肌をかなえるベースメイクアイテム】

左から/透明感と潤いをもたらし、輝きにあふれたふっくら肌に整えてくれる。ハイライト効果が高いので、部分使いもおすすめ。ドゥ・ラ・メール ザ・ハイドレイティング イルミネーター 40ml ¥9,000 素肌とシンクロしたなめらかな肌が長時間持続。余分な皮脂を吸収して、肌の輝きをコントロール。SHISEIDO シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション SPF35/PA++++ 30ml ¥6,000 スキンケア効果が高いので、乾燥を防ぎながら時間の経過によるくすみや化粧くずれ知らずの繊細な美肌が持続。スキンケア効果が高く、クレ・ド・ポー ボーテ プードルトランスパラント ¥12,000
左から/透明感と潤いをもたらし、輝きにあふれたふっくら肌に整えてくれる。ハイライト効果が高いので、部分使いもおすすめ。ドゥ・ラ・メール ザ・ハイドレイティング イルミネーター 40ml ¥9,000 素肌とシンクロしたなめらかな肌が長時間持続。余分な皮脂を吸収して、肌の輝きをコントロール。SHISEIDO シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション SPF35/PA++++ 30ml ¥6,000 スキンケア効果が高いので、乾燥を防ぎながら時間の経過によるくすみや化粧くずれ知らずの繊細な美肌が持続。スキンケア効果も高い。クレ・ド・ポー ボーテ プードルトランスパラント ¥12,000

【大人の艶肌をかなえるベースメイクプロセス】

1.下地を額と両頬に置く
下地をのせた部分のツヤ感がもっとも強くなるので、ツヤ感を出したいおでこと頬骨の上に下地をオン。
下地をのせた部分のツヤ感がもっとも強くなるので、ツヤ感を出したいおでこと頬骨の上に下地をオン。

艶系の下地(ドゥ・ラ・メール)を適量手に取り、おでこ、両頬になるとのようにクルクル円を描きながらのせます。なると置きには、厚塗りやムラ塗りを防ぐ効果があります。

2.下地を広げ、なじませる

スキンクリームをのばすように、円を描きながら外側に向けて下地を広げるのがコツ。
スキンクリームをのばすように、円を描きながら外側に向けて下地を広げるのがコツ。
手の圧と体温で下地が肌になじみ、肌そのものの艶やかさもアップ。
手の圧と体温で下地が肌になじみ、肌そのものの艶やかさもアップ。

スキンケアクリームを広げる要領で下地を両手で素早くのばし広げ、ハンドプレスして肌になじませます。

3.ファンデーションも3か所に置き、広げる
厚塗り、ムラづきを防ぐために、ファンデーションも3点になると塗りを。
厚塗り、ムラづきを防ぐために、ファンデーションも3点になると塗りを。
引き上げながらファンデーションをのばすと、肌に上向きの均一な膜が張られハリ感がアップする。
引き上げながらファンデーションをのばすと、肌に上向きの均一な膜が張られハリ感がアップする。

ファンデーション(SHISEIDO)も、下地同様に額と両頬になるとのようにクルクルと円を描きながらのせ、斜め上に引き上げるように素早く広げます。

4.細かい部分は指先で塗り込む
小鼻のわきは、毛穴にファンデーションを押し込むように圧をかけるのがコツ。
小鼻のわきは、毛穴にファンデーションを押し込むように圧をかけるのがコツ。
目の下は力を入れずに優しくタッピング。
目の下は力を入れず、優しくタッピング。

小鼻のわきや目の下など、細かい部分や崩れやすい部分は指先を使って、指先でファンデーションをなじませます。

5.部分的にパウダーをオン
マットな質感になりすぎないように、保湿力の高いしっとりタイプのパウダーを選ぶことも大切。
マットな質感になりすぎないように、保湿力の高いしっとりタイプのパウダーを選ぶことも大切。

仕上げにフェイスパウダー(クレ・ド・ポー ボーテ)を、くずれやすい小鼻のわきや目の下のキワなどのくずれやすい部分のみにポイントで重ねます。

【BEFORE→AFTER:上品でヘルシーな大人の艶肌に】

肌そのものが輝きを宿しているような清潔感のある上品なツヤ肌に。
肌そのものが輝きを宿しているような清潔感のある上品なツヤ肌に。
長井かおりさん
ヘア&メイクアップアーティスト
多くの女優やモデルからの指名を受ける人気ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌や広告など第一線で活躍する傍ら、メイクレッスン講師としても活躍。ひとりひとりの個性や魅力を引き出す、上品なメイクテクニックにファン多数。Precious.jpでは、大人のリアルな肌や骨格の悩みをメイクだけで見事解決。

 

※掲載した商品の価格はすべて税抜です。

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この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
小川 健(will creative)
HAIR MAKE :
長井かおり
EDIT&WRITING :
新田晃与