親子で死因を究明! フジテレビ系月9ドラマ『監察医朝顔』とは?
女優の上野樹里さん演じる法医学者・朝顔と、俳優の時任三郎さん演じる朝顔の父であり、べテラン刑事の平が、解剖や捜査から、遺体の死因の謎を解き明かし、遺体から見つけ出された「生きた証」を通じて、残された人たちの心を救っていくさまを描く、フジテレビ系ドラマ『監察医朝顔』。
原作は、2006年から『週刊漫画サンデー』(実業之日本社)で連載された、同タイトルの人気医療漫画。設定にはアレンジが加えられ、親子には東日本大震災で行方不明になった母(妻)がいる設定となっています。
解剖現場でのシリアスな展開も多くの反響を呼びましたが、それだけでなく、日常の生活感を感じられる、優しいシーンも大切に描かれていたこともあって、多くの人の心を掴み、感動を呼んだヒューマンドラマです。
最終話のオンエアが9月23日に終わったばかりですが、人気のあまり「特別編」の放送が決定! 新たな事件のほか、朝顔と桑原が出会うことになった事件についても描かれることに。本記事では、最終話のおさらいと、特別編のあらすじを先立ってご紹介します!
朝顔たちに訪れた、今までにない悲劇!最終話のストーリーをおさらい
山梨県で発生した大規模な土砂災害に対し、興雲大学法医学教室に応援要請があり、朝顔を含む法医学教室のメンバーは、現地へと向かいます。
一方、その事故直前、現場には、朝顔の夫で刑事の桑原(風間俊介さん)と桑原のバディ・神崎(市川右團次さん)の姿がありました。
反社会組織とつながり、違法な開発や投棄を行っている建設会社を追っていた桑原たちは、情報提供者の案内で不法投棄の現場を見に行っていたのです。
事故から一夜が明け、被害状況も徐々に明らかになっていきます。遺体安置所の設営を進める朝顔たちを含む関係者らの元へほどなく、そこに土砂崩れによって下敷きになった方の遺体が運び込まれてくる、という展開となりました。
上野樹里さん演じる朝顔が、監察医として再起する姿に思わず感動
遺体の検案を続ける、朝顔や他の法医学者たち。そんな中、朝顔はこの災害が不法投棄された土砂による人災であり、自然災害ではないのでは? ということに気づきます。朝顔の父で刑事の平(時任三郎さん)も、その可能性を感じていたようで、捜査へ乗り出します。
検案を務める朝顔は遺体に「びらん」があることに気づき、平は土砂に危険な物質が混じっていることを突き止めます。遺体の正確な死因を探るため、メスを握る朝顔。前々回のエピソードにおける友人の死により、執刀ができなくなっていた朝顔でしたが、ついにそのトラウマを克服するのでした。
この展開に、SNSでは「監察医として復活できて、本当に良かった」との声が上がり、朝顔が過去を乗り越えた姿に感動する声があがりました。
朝顔たちが、過去と向き合う姿に思わず涙・涙・涙!
物語の後半では、夫の桑原、娘のつぐみ、父の平と共に、東北の祖父の元へ向かう姿が描かれました。以前に東北を訪れた際は、震災のトラウマにより、駅を降りたら足が動かなくなってしまった朝顔。しかし今回は、その場に立ち止まるも一歩を踏み出したのです! つぐみの「ママ早く!」の声に後押しされ、足取りを早める朝顔。この姿に視聴者からは「感動した」「思わず涙があふれた」との声が。
さらに視聴者の涙腺を刺激するシーンは続きます。朝顔一家と朝顔の祖父である浩之が食卓を囲み、団欒を楽しんでいると、ふと浩之の目に、朝顔の母であり自身の娘である・里子の姿が。それが、幻だと気づいた瞬間「どうしてここに里子がいないだ」と泣き、今まで吐き出せなかった感情をあらわに。
祖父の姿を見て、外に出た父・平を朝顔が追いかけると、平もまた「今、お母さんが、里子がすぐそばにいるような気がする」と言葉を零します。朝顔は「お父さんとおじいちゃん、寂しがり屋だから、ちゃんと見守っててね」「心配しないで、みんなといるから、大丈夫だからね」と、母に向かって語りかけるのです。物語の終盤では、長年冷蔵庫に貼られていた、母のメモが外されているシーンも描かれました。
この一連のシーンに、視聴者の涙腺は崩壊。「涙が止まらない」との声が上がるだけでなく、「みんながそれぞれ一歩を踏み出せたんだ」との声も寄せられました。
全話を通し、繊細に過去に向き合う姿や優しい家族シーンが描かれたことにより、「当たり前の日々をもっと大事に過ごすことや、言葉で伝えることはとても大切なんだね」「幸せは日常の中にある」とドラマを通し、時折忘れそうになる、大切なことに気づかされたという視聴者もいらっしゃった様子。
…そんな最終回が終わったばかりで発表された、2時間スペシャル特別編が放送されるとのお知らせ。特別編では、朝顔の前に新たな事件が! さらには、朝顔と夫・桑原の馴れ初めも描かれる、見どころたっぷりな2時間となりそうです。
ここからは、特別編の気になるあらすじを、フジテレビさんご協力のもと、ご紹介します。
『監察医朝顔』特別編では、朝顔と桑原が出会うきっかけとなった事件も描かれる!
朝顔(上野樹里さん)は平(時任三郎さん)、桑原(風間俊介さん)、娘のつぐみ(加藤柚凪さん)とともに、2011年、東日本大震災に被災して以来、行くことができなくなっていた母の里子(石田ひかりさん)の実家を訪ね、祖父の嶋田浩之(柄本明さん)に会うことができ、また新たな1歩を踏み出しました。
そんな朝顔が、ある日、興雲大学法医学教室に出勤すると、法医学者の光子(志田未来さん)、藤堂(板尾創路さん)、法歯学者絵美(平岩紙さん)、検査技師の高橋(中尾明慶さん)、法医助手の熊田(田川隼嗣さん)、そして検察官の丸屋(杉本哲太さん)、らがミーティングの準備をしていました。
この日、運ばれてきたのは推定70歳から80歳の高齢者の遺体で、外傷もなく、身元につながる物は一切身につけておらず、指紋を調べても何も出ず、なんと「歯が1本もない」状態だったのです。
現場には遺留品も何1つなく、野毛山署強行犯係では、解剖により、少しでも遺体について何かわかるよう、一縷の望みをかけていたのです。
主任教授の茶子(山口智子さん)がいないため、朝顔と藤堂が解剖にあたることに。あまりに手がかりの無い遺体を前に、朝顔はある事件を思い出します。果たして、朝顔たちは遺体の身元を究明できるのでしょうか? そして、遺体に秘められた悲しすぎる真実とは?
また、朝顔と桑原が出会うこととなった、とある事件のエピソードも公開されます。
予告動画では茶子が朝顔に向かい「泣き虫のおまわりさん、いい方ですね、お似合いですよ」と声をかけるシーンも描かれ、SNSでは「ふたりの出会い楽しみすぎる!」「もしかしてキューピットは茶子先生だったりして」と放送を心待ちにする声が多数寄せられていました。
気になる物語の詳細はぜひ、9月30日(月)9時からの放送でチェックしていただければと思います。
番組詳細
- 監察医 朝顔 特別編
- 9月30日(月)午後9時スタート予定、フジテレビ系