【目次】
「ふたつのポイント」を抑えて
気象庁によると、2021年10月(東京都)の気温は日平均18.2℃。最低気温は14.7℃、最高気温は22.℃でした。2022年10月も例年通り、と考えれば目安のひとつになりそうです。
【1】「秋色」をとりいれて
季節の深まりを実感する10月は色使いに注目。ブラウンやキャメル、カーキ、ボルドー、マスタードなどの秋色を意識。洋服全体にアースカラーの濃い色を持ってきてみてください。
【2】「風」を遮断してくれるアウターを
インナーはブラウス1枚でもOKですが、温度をコントロールするには風を切る対策が必要。とくに下旬は気温がぐっと寒くなります。大きな面積で風よけをしてくれるトレンチコートなどは強い味方。1枚あると安心です。
10月「上旬」の服装(1日~15日)
秋いちばんに着るコク色シャツは淡色ボトムで暑苦しさを払拭
ブリックカラーのシャツで秋を意識したら、合わせるボトムは淡い色調を選び、上下を濃淡でつなげる工夫を。プリーツ風に見せたステッチや裾のフリンジなど細部に凝ったスカートは、シャツの知的な雰囲気と相性抜群。レオパード柄のバッグで外す遊び心も。
ネイビーレザー&ゴールドジップに洗練が宿るバックパックはオンタイムにも活躍
英国王室御用達ブランドによる、シボ感のあるグレインカーフを用いたバックパックはハリ感があり、オンタイムにも重宝。白シャツ&タイトスカートの装いは、足元に白スニーカーを合わせて軽快に!
ブラウス感覚の華のある着こなしでコートを脱いでも注目の的に
たとえばクラシックのコンサートへ。フェミニンなシャツはボウタイのデザインを生かしつつ、ボトムインでブラウス風に見せれば、華やかなシーンにもふさわしい存在感が。
前を全開きにしたシャツワンピースをはおってオールブラックを軽やかな印象に
カシミアシルクの薄手タートルや自然な艶をたたえたシャツワンピースなど、黒を重たく見せない素材感が着映えの秘訣。
女らしいオリーブブラウスとチョコ茶の端正なアイテムで、知的なエレガンスを極めて
艶やかなフリルのブラウスは、オリーブグリーンで今の空気をまとう1枚。甘めなデザインが、オリーブ効果ですっきりとした表情に。ラグジュアリーシックなチョコ茶アイテムをていねいに重ねれば、とびきりエレガントな装いに。
ブラウンの分量を多めにカジュアルリッチな配色を
ボーダーとフリンジをあしらったスカートは、上品なグレーをカジュアルに楽しめるアイテム。合わせるのは、注目を集めるブラウンのシャツ。クラッチ風に持ちたい大ぶりバッグときれいめシューズで、かっこよく仕上げて。
ブルーニットのアンサンブル×ネイビーレーススカート×黒ヒールパンプス
ベルトで差し色をすることで、コーディネートにメリハリ効果を生むテクニックを活用したロングスカートスタイル。ビビッドカラーのベルトを仕上げに添えて、辛口なスカートスタイルを楽しみたい。
黒ブラウス×赤スカート×ヒールパンプス
ビジューパンプスやブラックファーを味方につけて、華やかなオーラを。
ブラック×ホワイトで強調したシャツ重ねのネックラインが顔周りを辛口に見せる
パリッとハリのある布ふ帛はくのバンドカラーシャツが、クルーネックニットの定番感とカジュアル感を軽減。全体が理知的な表情でまとまって。
黒ブラウス×青ワイドパンツ×ショートブーツ
ノーカラーブラウスの襟元がなんだか物足りないと感じたときこそ、タイスカーフの出番。コンパクトに巻くだけで、おしゃれ度も美人度も急上昇。スカーフの色とパンツを寒色系でそろえる着こなしは、オンタイムにもフィット。
襟元とそで口の白とミルキーベージュでネイビーを明るく彩る縦ラインを演出
ミルキーベージュ×白に、さわやかな知性を授けるのがネイビー。クリーンな配色が堅苦しい印象にならないように、ネイビーニットの襟元とそで口から白をのぞかせるのが、こなれ感のポイント。ミルキーベージュのスカートと響き合い、軽やかなエレガンスが香り立って。きちんと感のあるハンドバッグとパンプスで仕上げれば、だれからも愛される、進化系ノーブルスタイルの完成!
辛口エレガンスで、オンタイムを凛と
ブランディングに携わったギャラリーの視察へ。ジャッキー風のエレガントな印象は、柄ブラウスとタイトスカートがあれば叶う。
ボウタイブラウス×レザースカート×グレーヒールパンプス
シルクのオプティカル柄ブラウスは、クラシカルなボウブラウスでありながら、グラフィカルなプリントで攻めのおしゃれを実現。全体をネイビーのワントーンで統一し、明るく澄んだサックスのバッグと靴で全体を爽やかにトーンアッップ! センスを感じさせる色使いです。
表情豊かなAラインスカートで生き生きとした女らしさを演出
やわらかさと光沢が美しいフラノ地のスカートはフロントがボックスプリーツで、バックはダーツの入ったすっきりとしたデザイン。淡色ベージュのスカートは、ネイビーのニットと合わせるなどメリハリ配色で着るとこなれ感が高まります。バッグ&靴も濃色で引き締めることがポイントです。
「風」を遮断してくれるアウターを
トラッドニュアンスをストールで効かせてこなれた華やぎエレガンス
レザージャケットでキリリとした辛口スパイスを添えて、キャリア感を演出。女性らしい1着が新鮮でこなれた表情に。
鮮やかなグリーンのワイドパンツが主役。黒を今年らしく華やがせて
鮮やかなグリーンもたっぷりとした分量感も素敵なのパンツで華やぎスタイルをアップデート。ボリュームボトムをバランスよく見せる秘訣は、ウエストを意識させること。黒タートルをインにし、黒レザーのショート丈ブルゾンをはおってコントラストをつけると、理想のメリハリが生まれます。
型にはまらないキャリアスタイルをブラック&ホワイトで実現
しなやかな黒のシャツに合わせたのは、表は細かい千鳥格子、裏地はブロックチェックのコートジャケット。メリハリの効いた黒と白を全体に散りばめれば、優しさとかっこよさを併せもった新しいキャリアスタイルに。
ライダースジャケットでスティックパンツを辛口リッチに導いて
季節をスライドするコツはレザーが醸すリッチなコク。スポーティなライダースで取り入れれば、端正なパンツと調和してスタイリッシュ・カジュアルな雰囲気に。さらにバッグやスニーカーのディテールでシルバーの艶をトッピングすると、モノトーンの装いにエッジの効いた遊び心が息づいて…。大人の女性らしいおしゃれの余裕を感じさせます。
キャメルブルゾン×白シャツ×緑ズボン×バックストラップシューズ
習い事の日のカジュアルなら、かかとや足首を端正に引き立てるペアで、大人のエレガンスを香らせて。靴を彩るクロコダイルのエンボスが小粋。
艶スカートと素材コントラストをつけて、黒の洗練を満喫
目の詰まった編み地のニットジャケットは、布ふ帛はくに近い感覚で幅広く使えるのが利点。
英国調のチェックを色使いで優しく見せて
主役のテーラードジャケットは、ブラウン系を基調にした英国調チェック。ビッグなボックスシルエットが秋冬の気分です。女性らしく優しく見せるために、チェックのなかの1色=サックスブルーのブラウス×上品ベージュのパンツで、全体を明るいトーンに仕上げれば、こなれた印象の着こなしに。ウエストINのきちんと感を強調する太ベルトで、スタイルアップを計るのがポイント。
華やかな場を楽しむ高揚感を自由なミックス・ブラックが物語って
チュールスカートのラグジュアリーな女らしさを生かしつつ人とは違う華やぎスタイルをかなえるのが、素材とテイストの異なる黒のミックスコーディネート。クールに艶めくタキシードジャケットとシアーなふんわりスカートで仕上げた辛口フェミニンなシルエットに、シルクニット、バッグ、ベロアのオペラシューズ…個性豊かな黒をちりばめて。格調高くも遊び心が香って、賞賛の視線を集めそう!
カーディガン感覚で女性らしさを極めたい
主役のジャケットはイタリア発のジャケットも今季はボックス風シルエットに。小さめのラペルは着る人を選ばない。ミディ丈のワンピースとのマッチングは、クラシカルなロングブーツで、ニュートラ風に決めるのがポイント。さらっとはおった黒に近いネイビーのジャケットが、大胆なプリントを引き締めて、マチュアな知性を感じさせる。
顔周りはくっきり、ボトムはすっきり…メリハリのある配し方が好印象の決め手
肌が冴えるオレンジブラウンのストールを首元に。ベルトでウエストマークしたパンツとスニーカーは白で統一し、配色ストラップのバッグで統一感を演出すれば、上品さもスタイルアップも実現。顔周りはくっきり、ボトムはすっきり…メリハリのある配し方が好印象の決め手です。
春一番が吹く大荒れの日は着こなしも完全防備
優美なシルクオーガンジーのブラウスに、機能性豊かなフーデッドコート、薄手のレザースカートを合わせ、軽やかなフットワークを発揮する日のスタイリング。
フェミニンかつ軽快なブラウスで、日常服のスタンダードを更新!
ボウタイを結んで着たときに甘くコンサバにならないことも、このストライプブラウスの魅力。光沢のあるポリエステルタフタのコートとブラウンのパンツで、シックななかにも華やぎの漂う着こなしを実現。白系のバッグ&マニッシュ靴で抜け感を添えれば、こなれたお仕事スタイルが完成!
スポーティなテイストをひとさじ加えるだけでいきいきとしたモノトーンに
ウインドーショッピングで街を歩く日には、ライダースジャケットで躍動感のある着こなしを。しなやかなリブニットワンピースと、辛口なライダースジャケットが放つ、異素材のコントラストが、黒の装いに奥行きをもたらす。清潔感漂う白のレザースニーカーで、足元からフレッシュに。
表情の異なるブラウンで小粋に
キャメルやモカといった、個性豊かなブラウンを重ねて、冬の街並みになじむような、こなれた印象に。シャツのインに着用した白のタートルネックニットが顔色を明るく見せ、抜け感をもたらす。
ジェントル・ウーマンに似合う研ぎ澄まされた配色を目指して
新機軸のジャケットが主役のシック配色で洗練されて。
カーキジャケット×黒プリーツスカート×フラットシューズ
奥行きのあるカーキのジャケットと黒のプリーツスカートでセンスが光る、今どきのエレガンスへ。ミディ丈スカートには、ベルテッドジャケットが好相性。取り外し可能な細ベルトでウエストをマークするだけで、メリハリが生まれ瞬時にスタイルアップが叶う。
10月「下旬」の服装(16日~31日)
あったか素材をトップスにもってくる
ネイビーニット×パープルパンツ×ネイビーパンプス
爽やかな着こなしを好むネイビー派におすすめなのが、ベリーレッドを軸にしたシックなマリン系配色。ベリーは光沢感のある素材でラグジュアリーに。オフ白を効かせて、ダークトーンの配色をクリアに際立たせるのも着こなしの重要ポイントです。
ネイビーニット×ブラウンシャツ×緑テーパードパンツ×ベージュショートブーツ
風の冷たさを肌に感じたら、ビッグシルエットのニットをシャツに重ね着。ニットの襟元や袖口、裾からのぞかせるブリックカラーの分量と、クシュクシュさせる着崩し加減がワザの見せどころ。バッグとブーツはアイボリーでやや甘めに。
ブラウス×大判ストール×白ワイドパンツ×フラットシューズ
モカベージュのフリンジ付きストールが、グレーグラデーションの装いをリズミカルに見せる立役者。グレージュのバッグやベルト、ブロンズ系の靴も小粋なアクセントに。
ソフトでフェミニンな装いには辛口要素をトッピング
アルパカ、モヘア混のカーディガンやトップグレーのチュールスカート…。やわらかい印象のアイテムの組み合わせは、足元を引き締めるのが鉄則です。
ダークトーンが華やぐ甘めの光沢スカートに、オリーブニットでこなれ感を
ふんわりとしたスカートには、オリーブのミドルゲージニットをラフに合わせるとちょうどいい甘辛バランスに。かわいいカゴバッグと男靴の組み合わせや、シルクシャンタンとニットの異素材ミックスなど、外し技にもセンスのよさが光ります。
色違いで奥行きを、巻き方で立体感を出してクルーネックニットの着こなしを刷新
ニットと同じカシミアのカーディガンを少しずらして、そでを結ぶ巻き方でON。デニムスタイルも、グレージュならリュクスなムード。
ブラウンニット×プリーツスカート×ブーツ
シナモンオレンジのスカートを主役に、スパイスカラーを組み合わせて、旬の着こなしを。シルクスカートの程よい光沢感が、ブラウン調でまとめた着こなしをまったり見せず、小粋に仕上げてくれます。
ニット×テーパードパンツ×白スニーカー
セージグリーンのニットの優しげな印象を引き立てるように、バッグとスニーカーはニュアンス色でまとめた、休日のお買い物コーディネート。
ミラノマダムが愛するシックな色使いとスポーティMIXが鍵
ふんわりとしたカシミヤのニットとウールパンツのベーシックスタイルこそ、シック配色でセンスよく。重心を軽やかに見せる白スニーカーは、履き口にあしらわれたキャメルのレザーがポイントに。
トレンチコートの出番
ベージュコート×黒ニット×黒パンツ×メタルモチーフローファー
王道ベーシックな足元に、メタルモチーフのスリッポンを合わせて洒脱な印象に。バックルモチーフが施された靴を愛用するオリヴィアの装いからもわかるように、足元にソリッドな輝きがあるだけで、全体の印象が引き締まる。
ひんやりとしたグレートレンチで颯爽としたクールな印象を牽引
青みの強いグレーのトレンチは、グレーをかっこよく着たい人におすすめ。白の時計とスニーカーで抜け感を加えてスマートな装いに。
黒トレンチコート×白トップス×黒パンツ×白ストラップヒールパンプス
やわらかな素材でゆとりのあるシルエットのトレンチコートに、首のつまった白トップスとワイドパンツを合わせたスタイリング。前をオープンにして、端麗モノトーンの装いをいきいきと表情豊かに。歩くたびに優雅に揺れるシルエットで、好印象に!
ブラウントレンチ×ブラウス×白スカート×ベージュパンプス
ロングトレンチに、初めて腕を通して颯爽とオフィスへ。コートと絶妙に色を合わせたジオメトリック柄のレンガ色ブラウスを、白のハイウエストのタイトスカートにイン。春だけでなく、秋にも応用できるスタイルです。
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