寒くなってくると楽しみなのが、鍋料理。定番の料理ですが、実は毎年、新しい味付けやアレンジが登場し、流行があるんです。
世の中のトレンドに関する調査・研究をしているトレンド総研によると、2019年の鍋トレンドとして注目なのが「悪魔鍋」なのだとか。
「悪魔のおにぎり」をはじめとした「悪魔メシ」が人気を集めていますが、その波が鍋料理にも到達。カロリー度外視の「悪魔メシ」同様、「悪魔鍋」は揚げ物やチーズをたっぷり使った快楽と背徳感を味わう鍋なんです。
そもそも「悪魔メシ」って何?
食のトレンドに詳しい、トレンドウォッチャーのくどうみやこさんによると、「悪魔メシ」とはSNS発祥の快楽と背徳感を同時に楽しめるメニューのこと。食パンにチーズと砂糖をたっぷりのせてトーストしたり、おにぎりの具材に天かすを使ったりなど、カロリーを気にせず、おいしさを味わうものが多いのが特徴だそうです。
もともとは家庭で手早くできるレシピが多かったのですが、最近ではメーカーやコンビニからも「悪魔メシ」関連の商品が発売されているので、目にした方もいらっしゃるかもしれませんね。
それでは、今年どんな鍋が注目されているのか、早速チェックしてみましょう。
■1:たっぷりお肉とチーズの燃える鍋
2019年10月1日(火)から「厚切り牛ステーキ・ジャークチキン・生スパイスの石焼デビルチーズ鍋」が始まるのは、東京・渋谷と新宿に店舗を構えるダイナー「ハングアウト ハングオーバー(HangOut HangOver)」。世界の文化が共存する街・ニューヨークのストリートカルチャーがつまったお店です。
メキシカン風サルサソースがベースのスープに入っっているのは、肩ロースを使用した「牛ステーキ」と、数種類の香辛料に漬け込んだスパイシーな「ジャークチキン」。それから、肉汁が溢れるジューシーな味わいの「厚切りベーコン」と「極太ソーセージ」がぎっしりな悪魔鍋です。
トッピングには、コクのあるチェダーチーズと伸びの良いモッツァレラチーズの2種類をこれでもかというくらいにオン。さらに、トルティーヤチップスとバターも乗っていて、背徳感がたっぷり。
そして、提供時に店員さんが目の前で鍋に火をつけ、炎が燃え上がる演出になっているそう。炎をあげてグツグツと煮える様子はまさしく「悪魔鍋」!
シメには再度、チーズとお米を加えて、チーズリゾットに。たっぷりのお肉とチーズで、食べごたえ抜群です。
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■2:「悪魔の唐揚げ」を使ったチーズたっぷり鍋!
上野、御茶ノ水、水道橋、九段下に店舗を持つ、鶏料理専門店「鳥福」。柔らかくジューシーなつくば鶏を、焼き鳥や水炊きで食べられるお店です。こちらでは2019年10月中旬より、「山盛り唐揚げととろーりチーズのトマト悪魔鍋 ~天使か悪魔か!?~」の提供がスタート。
衣に揚げ玉が含まれていて、ただでさえ背徳感を感じる「悪魔の唐揚げ」を500gも使用した、トマトベースのスープ鍋です。唐揚げの山のインパクトもさることながら、食べる直前に店員さんが目の前でチーズソースをとろ~りとかけて仕上げる様子はまさにフォトジェニック。
また、そのまま食べるだけでなく、アレンジもできるようになっています。スープに悪魔玉(ココア風味)を沈めると色が黒色に、天使玉(ミルクバター風味)を沈めると白色に変化するそう。
ひとつずつ入れても、天使玉と同時に入れても、どんどん黒い悪魔に侵食されてしまうそうですよ。コクと風味がアップして、その味わいに虜になること間違いなしですね。
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悪魔鍋は家庭でもマネできる!
悪魔鍋の良いところはお店で食べるだけではなく、家庭で簡単にマネできるところ。
スーパーやデリの唐揚げを入れてみたり、ウインナーやチーズをたくさん入れたりするだけで、いつもの鍋が「悪魔鍋」に! どうしても定番の鍋になってしまって飽きがちなときや、おもてなしの鍋をつくるときには、ぴったりな鍋になりますよ。
見た目も味もインパクト抜群なので、写真映えするのはもちろんのこと、鍋を共に囲んだ家族や友人との会話もはずみそうですね。
豪快&独創的なアレンジが楽しめる「悪魔鍋」。背徳感を感じながらも、箸が止まらなくなるおいしさに身をゆだねてみませんか。
※記事中の価格はすべて税抜きです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 田中いつき