近年のファンデーションは、薄づきシアーが主流で、肌トラブル満載の大人には物足りないものが多かったけれど、今季はカバー効果に優れたタイプが大豊作!
カバーする機能が進化したのが特徴で、なかでも賢者が選んだのはシミ、シワが消えるのに、キメはつぶすことなく自然に美しさが増す秀逸品ぞろい。
「むしろ厚塗りに仕上げるほうが難しいくらい、オートマティックに素肌っぽく仕上がる」と賢者が絶賛する、今季のベストアイテムを紹介します。
今回は、ビューティ エディター 近藤須雅子さんが愛用する「SHISEIDO」と、美容愛好家 野毛まゆりさんが愛用する「カネボウ」のファンデーションです。
ビューティ エディター 近藤須雅子さんと美容愛好家 野毛まゆりさんが絶賛する「ファンデーション」2選
■1:肌にピタッと一体化する、極薄膜でハリ美肌を維持。SHISEIDO「シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション」
カジュアル服とマッチする、素肌の艶を残す絶妙仕上がり。透け感ともちのよさを両立
正直なところ、ファンデーションはアジアよりも欧米のブランドが好み。とりわけ国産ブランドは化粧もちがよく、シミや色ムラもしっかりカバーしてくれるのですが、そのぶん「きちんとした印象になりすぎる」のが苦手でした。
バリッとしたスーツ姿や夜のドレスアップには素敵だけれど、コットンシャツやデニムのカジュアルなスタイルには、きちんとしすぎていて野暮に堕することも。クオリティは高いのだから、もうちょっとこなれ感があればいいのに、と思わずにはいられません。
そんな長年の思いを叶えてくれたのが、SHISEIDOの『シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション』です。キメを整え色ムラをきちんとカバーするという日本コスメの強みを保ちながら、素肌の艶を残すさりげない仕上がりは絶品。
透け感ともちのよさの両立も見事です。海外でも高い評価を得る国際基準の美しさに、もう文句のつけようもありません。
\SHISEIDO「シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション」の使用感/
【スキンケア効果】
独自のテクノロジーにより、汗や皮脂、動きなどのくずれの原因を感知してコントロール。つけたてのフレッシュな肌が続く。
【肌印象】
余分な皮脂を感知して吸収する軽やかな使い心地。テカリを抑えて品格のある肌に。
【色展開】
全12色
【UVカット効果】
SPF35・PA++++
■2:加齢による凹凸が目立たなく!しなやかに密着する特別処方。カネボウインターナショナルDiv.「カネボウ ザ クリーム ファンデーション」
まるでプロの仕上がり!ノーテクニックで凹凸もシミも完璧に消し去る
隠したいトラブルが多い大人世代は、カバー力があるものを求めつつも、テクニック不足で厚塗り、指ムラを起こしやすく、時間がかかることも…。だからクリームファンデーションは苦手、という人も多いけれど、そんな人にこそ使ってみてほしいのが、カネボウ『ザ クリームファンデーション』です。
通常は均一にのび広がるのがよし、といわれているファンデーションですが、これはあえて「のび広がらず、不均一になる塗膜」に仕上がるという着眼点に驚き、惚れ込みました。しっかりとつけたいところと、薄くのせたいところと微妙な調整が簡単で、実際は不均一なのにムラに見えない。
なので、どんなに不器用な人でもノーテクニックで美しいプロの仕上がりに!もうファンデーションの進化は頭打ちかと思いきや、機能面がとびきり向上したのには驚き。強気な値段も納得です。
\カネボウインターナショナルDiv.「カネボウ ザ クリーム ファンデーション」の使用感/
【スキンケア効果】
このブランドの最高峰スキンケアラインと同様の美容成分を配合。潤い、艶、ハリ、なめらかさをもたらす作用も。
【肌印象】
隠したい部分はカバーし、そうでない部分は薄づきに。色ムラのないなめらかな美肌に変換。
【色展開】
全6色
【UVカット効果】
SPF15・PA++
※掲載した商品はすべて税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious10月号』小学館、2019年
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)