【目次】

どれくらい寒い? 気温7度を快適に過ごす、6つのコツ


3月と4月の春、11月の秋、12月から2月の冬に観測される気温9度は、最高気温、最低気温ごとに選ぶべき服装のポイントが変わってきます。一日を通して快適に過ごすために、6つのコツをチェック!

「最低気温7度」の日に押さえる3つのコツ

 

春と秋に観測される最低気温7度は、日中は17度前後まで気温が上昇することが多く、厚手トップス一枚で過ごすことができます。しかし気温が下がってくると寒さを感じるので、軽アウターが欠かせません。

【1】「厚手トップス」が快適

厚手のニット、裏起毛のパーカやスウェットといった「厚手トップス」が快適です。日中ならトップス一枚で過ごせることも。

【2】「トレンチコートなど軽アウター」をプラス

気温が低下してくると「トレンチコートなど軽アウター」が欠かせません。ブルゾンやジャケットなどをレイヤードし、寒さに備えて。

【3】「ストール」がちょうどいい

軽アウターだけでは心配だけれど、冬コートは季節感にマッチしない… そんなときは「ストール」を足してぬくもりをアップさせましょう。

「最高気温7度」の日に押さえる3つのコツ

 

12月から2月の東京の平均最高気温は10〜12度なので、最高気温7度は冬のなかでもかなり寒いです。さらに最低気温が0度近く、日によっては氷点下になることもあるので、一日を通してしっかりと防寒しましょう。

【1】「重ね着」で防寒しながら調整できるように

「重ね着」術を使って防寒力をアップして。また暖房の効いた室内に入るとすこし暑く感じたり、反対にトップス一枚では寒いということがあるので、重ね着しておけば調整できて安心です。

【2】「ダウンなど真冬コート」でしっかり防寒

保温性に長けた「ダウン」や、見た目にもあたたかな「真冬コート」をフル活用して。

【3】「防寒小物」でぬくもりアップ

マフラーや手袋、ムートンブーツ、ニット帽といった「防寒小物」を足し、素肌が露出する面積を極力抑えてぬくもりが逃げないように。

最低気温7度は「厚手トップス」「トレンチコートなど軽アウター」「ストール」を活用


最高気温7度の日は、日中は17前後まで気温が上昇するので、暖かいときは「厚手トップス」一枚で過ごすことができます。「トレンチコートなど軽アウター」や「ストール」をプラスして、気温が低下したときに備えましょう。

【1】「厚手トップス」が快適

ニットは厚手が安心

 

日中は「厚手ニット」一枚で過ごすことができます。高揚感のあるピンクのニットプルオーバーを取り入れると、ぱっと華やかな面持ちに。甘さをセーブするために、グレーパンツ、白シューズでスタイリッシュさをミックス。黒のツイードバッグを足し、小気味よく仕上げて。

スウェットやパーカは裏起毛がベター

 

スウェットやパーカのカジュアルトップスも、最低気温7度、最高気温17度前後の日に最適です。薄手のものだと心許ないので、適度な防寒力のある裏起毛タイプがベター。ロゴがアクセントの黒スウェットトップスに、同色のスキニーパンツ、ビターブラウンのロングブーツを合わせ程よいクラスアップを実行。

ジャケットを重ねると洒落感もアップ

 

パーカ×ジャケットのレイヤードを活用し、程よい防寒力を手に入れて。パワーショルダーのジャケットを重ねると、パーカのカジュアルムードが和らぎ洒落感がアップします。モノトーン配色にこだわって、シックにきめて。

【2】「トレンチコートなど軽アウター」をプラス

トレンチコートにスウェットを肩掛けして

 

本格的な冬コートだと季節感とそぐわない… そんな最低気温7度の日は軽アウターをプラスしましょう。端境期に役立つ王道のベージュトレンチコートに、黒のスウェットプルオーバーを引っ掛け立体感をアップ。ストール代わりにもなり、寒いときには着用できて便利です。

ボアカラーブルゾンの温感がちょうどいい

 

ボアカラーがさりげなくぬくもりを宿してくれるブルゾンを使って、適度に防寒。最低気温7度の日にスカートを着用する場合、ロングブーツを合わせたりタイツを仕込んでおくと安心です。

タートルニット×ジャケットを重ね着

 

最低気温7度になるとぐっと冷え込むので、タートルネックニットを取り入れて首元をカバーしましょう。そこに重厚感のある黒レザージャケットを足し、タフなムードをアピールするとオールブラックコーディネートの完成度がアップ。

【3】「ストール」がちょうどいい

黒のストールが万能

 

軽アウターだけでは心配だけれど、冬コートだと重たくなってしまう。それならば軽やかさをキープしながら防寒力もアップしてくれる、ストールを迎えましょう。黒スカーフならあらゆるコーディネートにマッチし、さらに季節感のないカラーなので春にも秋にも活用できます。

薄手のスカーフをさらっと巻いて

 

ケンダル・ジェンナーはスエード素材のキャスケット、ジャケットに、薄手のスカーフをさらっと巻いて程よい防寒力を確保。温かみのある素材と落ち着いたキャメルやカーキを取り入れたことで、ぬくもりを感じさせることに成功。さらに足首が露出しないよう、白靴下をプラス。

カラースカーフをプラスして華やぐ!

 

ラフなチェック柄がポイントのピンクスカートに、レザーブルゾンとメタリックシルバーのパンプスを合わせ甘辛ミックススタイルにトライ。これだけだと気温が下がってきたときに寒く感じるので、大判のニットスカーフをプラス。スカートの色味に馴染ませたカラースカーフなら、ぐっと華やかに。

最高気温7度は「重ね着」「ダウンなど真冬コート」「防寒小物」を活用


寒さが厳しい最高気温7度。「重ね着」スタイルで調整できるようにしたり「ダウンなどの真冬コート」「防寒小物」を取り入れて、寒い一日を乗り切りましょう。防寒だけを重視するのではなく、しっかりとお洒落心も満たせる着こなしをピックアップしました。

【1】「重ね着」で防寒しながら調整できるように

ニット×ジャケット×コートをレイヤード

 

グレー、クリームホワイト、ベージュのワントーンが目を引く冬のレイヤードスタイル。ニットプルオーバーとチェック柄コートのあいだにジャケットを挟むと、ニュアンス配色に奥行きを授けることに成功。ニット帽やリブソックスといった小物も温感に貢献。

ロングカーディガンを忍ばせて全身を包む

 

シンプルな白のトップスに、ベージュのロングカーディガン、黒コートを重ね全身をすっぽりとカバー。端正なモノクロスタイルも、温かみのあるベージュをかませるだけでぬくもりを感じさせることに成功します。ばさっと肩掛けしたコート、小脇に抱えたバッグでこなれ見えもクリア。

ニットONニットにコートを重ねて

 

黒のタートルネックニットに、白地のハーフジップニットを重ねたニットONニットスタイルであたたかく。タートルニットは薄手を選んでおくと、着膨れを防止できます。レイヤードスタイルが重くならないよう、軽やかでアクティブな白キャップをオン。

【2】「ダウンなど真冬コート」でしっかり防寒

ダウンコートは軽やかさを意識すると着映えが実現

 

最高気温7度の日は、高い防寒力のあるコートがあると安心。保温性に優れたダウンコートは、ふっくらとしたシルエットのものが多いので、配色で軽やかさを意識すると着映えが叶います。アイスブルーのダウンコートに、ブルーデニムパンツ、白スニーカーを合わせアクティブに誘導するとハツラツとした面持ちに。

シアリングコートのぬくもりに包まれて

 

シックな印象と温かみのある印象を両立できる、黒のシアリングコートを着用していたエルザ・ホスク。ファーが肌に触れるたび、至福に包まれます。ブルーのキャップとデニムパンツ、白スニーカーを掛け合わせ生き生きと見せて。

モコモココートで温感上昇

 

モコモコとしたキャメルのボアコートに、暖色である赤のニットワンピースを合わせぬくもりたっぷりに。ロングブーツで足元もしっかり防寒しながら、バッグとともに黒レザーで統一し引き締めを実行。

【3】「防寒小物」でぬくもりアップ

チェック柄マフラーなら立体感も高まる

 

首元も防御した真冬。いつものコートにチェック柄のマフラーを足して、防寒しながら立体感をプラス。柄に加え、フリンジがあるタイプなら躍動感が生まれます。シルエットが膨張しないよう、ボトム、小物を黒でリンクしすっきり見せ。

手袋を足して手元を冷やさないように

 

手元が暖かいと、全身も暖かく感じますよね。レザーグローブなら、ほんのりスパイスが加わりコーディネートのクラスアップにも繋がります。共布スカーフ付きのウールロングコートとパンツをブラウンで統一し、見た目もあたたかく。

ニット帽を足して防寒とスタイルアップを両立

 

耳が痛くなるほど寒い日には、ニット帽を足すとお出かけも快適に。さらに視線が上に集まるので、スタイルアップにも。グレーでまとめたワントーンコーディネートは、チェック柄パンツでメリハリを確保しつつ、白スニーカーを迎えてキレよくフィニッシュ。

【番外編】特に寒い「夜」「雨の日」に最適な服装は?


実際の気温よりも寒く感じる「夜」と「雨の日」。快適に過ごすためのポイントを、最低気温7度と最高気温7度に分けてご紹介します。

最低気温7度の「夜」:軽アウターにストールを足して

 

真冬コートのように重くならず、けれどしっかり防寒したい最低気温7度の夜は、全身をカバーするロング丈の軽アウターにストールを足しましょう。ライラ・モスはステッチがアクセントの黒レザートレンチコートに、おなじカラーのストールを足して寒さに対応させながらシックなムードを両得。

最低気温7度の「雨の日」:肌の露出をカバーしながら黒で構成

 

最低気温7度の雨の日は、最高気温もあまり上がらず、体感温度が低く感じられるため、軽アウターを着用しつつ肌の露出を控えめにすると安心です。さらに雨に濡れても目立ちにくい黒で構成して。また髪の下が広がっても気にならないよう、キャップをプラス。

最高気温7度の「夜」:ダウンコートでぬくもりを逃がさないように

 

ぐっと冷え込む最高気温7度の夜は、ダウンコートを取り入れて身体のぬくもりを逃がさないように。ベージュのコートとパンツに、フレッシュなピンクのプルオーバーを合わせると、寒さに凍えそうな夜もポジティブオーラを放つことができます。

最高気温7度の「雨の日」:日中からしっかりと防寒して

最高気温7度の雨の日は、最高気温に到達しても実際の気温よりも寒く感じます。そのため日中からしっかりと防寒しましょう。エルザ・ホスクはファー付きの中綿コートに、タートルニットを合わせてあたたかく。濃いブルーのデニムパンツと黒シューズのコンビなら、汚れも目立ちにくく安心。

この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
阿部芙美香