父の日やお誕生日のみならず、たまにはお父さんを誘って外食へ…というとき、いざ行くとなると迷うのがお店選び。おいしいお料理とお酒をいただくことができ、お父さんが落ち着ける雰囲気。そしてせっかく娘が誘うのだから、お父さんが自分では行かないような穴場感があるとパーフェクト!

そんなわがままな条件をもとに、各地の日本酒の蔵元や日本酒に関わる人々を取材し、日本酒イベントなども開催している「Tokyo Sakegraphy」主宰のサケニスト・浅井直子さんに、お父さんと一緒に行くのにぴったりの和食屋を教えてもらいました。


1. 熱燗好きの父となら「蒼穹(そうきゅう)」:神楽坂

神楽坂に2017年4月にオープンした割烹、蒼穹(そうきゅう)入口


「お燗好きなお父さんにおすすめしたいのがこちら。こちらのオーナー&酒番の多田正樹さんは数々の日本酒の名店を渡り歩いてきたプロ中のプロ。満を持しての自店である蒼穹が2017年4月にオープンし、口コミで広まっているため、メディアに登場するのは初めて。

『普通のことをやりたい』と多田さんは控えめにおっしゃりますが、器を含む空間、食のレベル、酒と食のペアリングとどれも、洗練されている上に心地よい。

神楽坂に2017年4月にオープンした割烹、蒼穹(そうきゅう)の料理


3種類の温度帯をキープするお燗器で、ベストのお燗をつけてくれる心遣いがうれしく、お父さんとしっとり話したいときにも」(浅井さん)

■蒼穹

営業時間/17:00~ラストオーダーおよび最終入店23:30

TEL:03-6265-0958

予算の目安/お任せコース¥8,000/人のみ。お酒もおまかせで合わせてひとり約¥13,000~15,000

住所/東京都新宿区神楽坂5-7


 


2.新しいもの好きな父となら「中目黒 伍燗(なかめぐろ ごかん)」:中目黒

中目黒 伍燗(なかめぐろ ごかん)の料理

「目黒川の高架下にできた、大人向けの10席程の小さな日本料理店。新しいもの好き、好奇心旺盛なお父さんに、ちょっと話題の中目黒に行ってみない?と誘ってみるのもいいのでは。

こちらは、神田の居酒屋の名店『神田新八』の息子さんが新たに開店。サラリーマン時代、『神田新八』に行ったことのあるお父さんにとっては、ぐっと親近感がわくかと思われます。

中目黒 伍燗(なかめぐろ ごかん)の料理


息子さんが手がけるだけあって、季節の旬菜をメインに無添加、無調整の国産の食材を使用。基本をおさえつつもモダンな印象の和食です。料理を彩る器は亭主自ら集めた陶芸家や時代物の骨董。お燗も得意で『純米燗酒』がウリ。

こちらは、日本ワインもあるので、ワインにうるさいお父さんにもぴったり。カウンターメインですが、奥に個室もあるので、お父さんが接待利用するときの下見にもなるかも!? お父さんが同僚や取引先からいい店知ってるね~と言われ、ドヤ顔できること請け合いです」(浅井さん)

■中目黒 伍燗

営業時間/月火水木土 17:00~24:00(23時ラストオーダー)、金 17:00~26:00(25時ラストオーダー)、日 13:00~21:00(20時ラストオーダー)

定休日/月曜日

予算の目安/ふたりで軽く飲み食いして¥20,000以内

TEL:03-6451-2623

住所/東京都目黒区上目黒3-5-20

https://nakamegurogokan.wixsite.com/



3.野菜好きの父となら「伊勢 すえよし」:西麻布

西麻布の和食店、伊勢すえよし


「西麻布、というとお父さんたちは一瞬ひるむかもしれませんが、フレンドリーで温かな接客で知られる割烹。名前に『伊勢』とあるように、三重県の和食店の息子さんが西麻布に出したお店です。食材の多くを伊勢湾から仕入れています。

西麻布の和食店、伊勢すえよしの料理例


生産者の元へこまめに足を運ぶ若き料理長の姿に、『若いのにえらいね~』とお父さんもきっと感心するはず。海外からのお客も多いため、ヴィーガンにも対応し、『トリップアドバイザー』の港区レストランランキングでは第1位となっています。

『最近は肉より野菜が~』というお父さんにもおすすめ。個人的には、お造りがとてもおいしかったです」(浅井さん)

■伊勢 すえよし

営業時間/18:00~23:00(最終入店20:30)

予算の目安/料理は¥8,000、¥10,000円、¥13,000のコース。ひとり平均単価¥15,000前後

TEL:03-6427-2314

住所/東京都港区西麻布4-2-15 水野ビル 3F

http://isesueyoshi.blog.fc2.com/


 

プロフィール/サケニスト・浅井直子さん

「Tokyo Sakegraphy」主宰。日本酒を取り巻く人と風土の魅力に惹かれるうちに、各地の蔵元や日本酒に関わる人々を取材するように。雑誌やwebメディアでの日本酒連載を始め、各地の蔵元や日本酒に関わる人々を取材。蔵元を招いた女性限定イベントや、DJを絡めた日本酒イベントなども主催。「日本酒を知ることは日本を知ること」をモットーに活動している。

 

クレジット :
構成/安念美和子(LIVErary.tokyo)