木村拓哉さん主演で人気のTBS日曜劇場『グランメゾン東京』。木村さんが、同じ事務所の後輩である玉森裕太さんらとともに一流レストランの料理人を演じて注目度の高いドラマです。
一度は挫折したアラフィフの大人たちが再生を目指して奮闘するストーリー。第9回の視聴率は14.7%と、番組最高記録を更新。最終回へ向けて、注目が集まっています。
パリでレストラン「エスコフィユ」を経営していた天才シェフ・尾花夏樹(木村拓哉さん)。ミシュランの2つ星を取る名店ですが、人生のすべてを料理に注ぎ込む尾花のスタイルは周囲には理解されにくいものでした。
そして、3年前の日仏会談の会食の場で、アレルギー事故と傷害事件を起こしてしまいます。その後、店は閉店。仲間も失うことに。
そんな尾花が3年後に偶然出会ったのが早見倫子(鈴木京香さん)。尾花の料理のファンで、自身も星を取るレストランを目指したシェフでしたが、願いが叶わなかったと言います。
しかし、倫子の味を見る舌と情熱は一流。そんな倫子に、尾花は「東京で世界最高の3つ星レストランをつくろう」と持ち掛けます。一度挫折した大人たちの、青春をかけるヒューマンストーリーです。
栞奈の素性が明らかになった第9話をおさらい
*ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。
ミシュランの審査開始時期まであと1か月。倫子はコース料理をリニューアルすることを決めます。
尾花は前菜に合うように、ワインを変えたいと提案。グランメゾンを辞め、フードライターに戻るという久住栞奈(中村アンさん)に、最後の仕事として日本でつくられたワインをセレクトした試飲会を開くように頼みます。
栞奈はソムリエ資格も持っていて、パリでヨーロッパのワインを中心に勉強した京野陸太郎(沢村一樹さん)より、国産ワインについて詳しかったのです。
その頃、ライバル店「gaku」で働く平古祥平(玉森裕太さん)のところへ、フランス大使館のフェルナン・文則・ベルナール(マイケル富岡さん)が訪ねてきます。3年前のアレルギー事件について、真犯人を見つけたというのです。
すべてを知る丹後学(尾上菊之助さん)が追い返し、その場は収まります。平古の身を案じる丹後に、黙っておくように釘を刺される平古。
「グランメゾン東京」では、スタッフ向けのワイン試飲会が行われます。いろいろなワインを試飲し、ワインをメインにしたメニューをつくりたいという話になったところで、なんとパティシエの松井萌絵(吉谷彩子さん)が倒れてしまいます。
病院に運ばれた萌絵は、なんとノロウィルスに感染していたのでした。提供する食事からも感染する可能性のあるノロウィルスは、飲食店にとって致命的。メンバーに緊張感が走ります。
倫子の家で作戦会議を行うグランメゾンメンバー。栞奈のふるまいに違和感を持ったと相沢瓶人(及川光博さん)は語ります。誰かに店の情報を流しているし、何か隠していることがありそうだというのです。
ともあれ、今できることは、店内の徹底的な消毒と、萌絵のつくった料理を食べたお客の健康確認であるということで、店を臨時休業。保健所指導の下に検査と消毒を行います。
普通なら風評被害を恐れ、隠すところを、「すべてはお客様のために」と、積極的に対処していく倫子たちに驚く栞奈。そんな栞奈に、休業中にワイナリーに連れていってほしいと尾花が頼みます。
富士山の見えるブドウ畑とワイナリーに到着した倫子と尾花、栞奈。倫子と尾花は、いつもより楽しそうに、饒舌に、ワインとブドウについて語る栞奈に驚きつつ、ワインの性質について知識を深めたのでした。
一方、リンダ・真知子・リシャール(冨永愛さん)は、世界的に権威ある食の雑誌「マリー・クレール ダイニング」の編集長で、尾花のパリ時代の恋人だった人物。
3年前に、政府関係者に「エスコフィユ」を勧めたのはリンダだったのです。しかし、事件が起き、尾花は失踪。リンダは、そのことをずっと根に持っていました。事件の真犯人が平古祥平であることを知り、フランス大使館に情報を流したのも彼女だったのです。
そして、平古祥平を呼び出すリンダ。そんなリンダに祥平は「隠すつもりはない。すべて自分のミスです」と語ります。その告白はリンダによって録音されていました。
一方、「グランメゾン東京」ではお客様の健康チェックと、食材のチェックをすべて完了。ノロウィルスは萌絵が個人的にかかったものということが判明し、一同はホッとします。そんな中、京野は栞奈の履歴書から、彼女の父親が3年前の事件のときの外務省の担当者だったことに気づき、謝罪します。
真意を問われた栞奈は、父が酷い目にあわされた尾花がいる「グランメゾン東京」をつぶすつもりだったと告白。出ていこうとしますが、尾花は栞奈がセレクトしたワインに合わせた前菜を食べていくように言います。
それを食べた栞奈は酷評しますが、逆に料理に対する情熱を持つソムリエにいてほしいと、倫子が改めてスカウト。栞奈は再び、「グランメゾン東京」で働くことになったのでした。
「gaku」には録音したデータを盾に、フランス大使館のスタッフが乗り込み、祥平のロッカーをチェック。事情聴取のために連れていかれます。祥平の味方である丹後もなすすべなく、見送るしかできないのでした。
今回の騒動の発信源であるリンダ。尾花に「祥平をどうする気なのか?」と聞かれると、祥平に料理人を辞めてもらうと断言。もしも「グランメゾン東京」で祥平を引き取ったら、「グランメゾン東京」をミシュランの星が取れない店にすると告げます。
その頃、祥平は部屋を引き払っていました。そこへ、バイクで駆けつける尾花。そして、「グランメゾンに来い」と、祥平に告げるのでした。
父に交際を反対され疎遠になっていた婚約者の蛯名美優(朝倉あきさん)から、「『グランメゾン東京』以外で料理人を続けるなら、父を説得できるから、やり直してほしい」と言われていた祥平。いったいどうするのでしょうか……?
栞奈の笑顔にホッとしたものの、全然“大丈夫”じゃない祥平にハラハラするSNS
毎回、放送中にTwitterのトレンドワード入りする「グランメゾン東京」ですが、今回は栞奈と祥平にコメントが殺到しました。
栞奈の身の上がわかった時点では「なるほど~、それは恨んでも仕方ない」と、理解する人も。さらに栞奈ももともと「エスコフィユ」のファンで、会食会場として父に薦めていたこともわかり、「裏切られた気分と、自分を責める気持ちもあって難しかったんだね」「同情する」といった声が多く聞かれました。
「グランメゾン東京」の正式メンバーとなることが決定したときには、「本当に料理が好きなのを、尾花も倫子もよく見ていたんだね。よかった!」と、ほっとする方々も。
一方、平古祥平については「祥平、全然大丈夫じゃないのに『大丈夫』って言わないの!」「つらいけど、美しい顔!」「『gaku』を辞めるってことは、玉森さんの黒いコックコート姿が見られなくなってしまう!」といった投稿がたくさん。
さらに、祥平の才能を認め、大事にしている丹後シェフについては、祥平の気持ちが尾花や京野に向いている様子に「片思いで切ない」「またひとりになっちゃって大丈夫かな」と心配する声が聞かれましたよ。
そして、最後の尾花のセリフ「一度しか言わねぇぞ。祥平、グランメゾンに来い」には、木村拓哉さんのカッコよさに、「尾花さーーーーん(涙)」「きゃー!!」「いい。泣ける」と、悲鳴のような投稿がたくさん見られました。中には「すぐ行きます」と祥平の代わりに返事する方も(笑)。
平古を巡る感情が錯綜する様子に「これは祥平がヒロインということですよね?」という投稿も見られました。ヒロイン平古祥平の今後が気になりますね!
それでは、TBSさんの協力のもと、気になる第10話のあらすじをご紹介します!
12月22日(日)放送 TBS系ドラマ『グランメゾン東京』第10話あらすじ
リンダ・真知子・リシャール(冨永愛さん)の告発によって「gaku」を去ることになった平古祥平(玉森裕太さん)。丹後学(尾上菊之助さん)は守ろうとしてくれていましたが、オーナーの江藤不三男(手塚とおるさん)は、あっさりと追い出したのです。
そんな祥平を尾花は「グランメゾン東京」に誘います。店に迷惑がかかるからと断る祥平でしたが、京野をはじめとした店のメンバーは、祥平を仲間にする方法を思いつきます。
一方、「gaku」でもミシュラン審査機関を前に、新メニューの開発が行われていました。しかし、丹後はプレッシャーと祥平がいなくなったことから、メニュー開発に行き詰まります。そんな丹後を見て、江藤はある計画を推し進めるのでした。
はたして三つ星を取れるメニューは完成するのでしょうか!? 祥平の身の振り方は? 江藤は何を企んでいるのでしょうか? いよいよ大詰めの第10話も見逃せませんね!
気になる物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。
番組詳細
- グランメゾン東京
- 12月22日午後9時スタート予定 TBS系