土曜夜10時のドラマ『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』(日本テレビ系で放送中)では、女優の天海祐希さんが「女帝」と呼ばれる脳外科医を演じており、話題になっています。

少しの手元の狂いすら許されない脳を扱う脳外科医は、まさに「手術の天才」。今作は、そんな最高の医師(=トップナイフ)たちが感じるプレッシャー、そして神の領域に迫るために彼らが抱える苦悩など、医師のすべてを描くリアル・ドクターストーリーとなっています。

深山が務める脳外科には、深山以外にもそれぞれ秘密を抱えた医師がいます。

手術の天才ですが、プライベートでは女癖の悪い黒岩健吾(椎名桔平さん)は、過去の交際相手に子供を押し付けられています。一見自信家に見える西郡琢磨(永山絢斗さん)は、天才に勝てない嫉妬に襲われています。そして、ド新人の研修医・小机幸子(広瀬アリスさん)は、脳外御用達のBARのオーナー・来島(古川雄大さん)に恋心を抱き、仕事が手につかない様子。

医療ドラマである一方、彼らを巡る群像劇としても見応えたっぷりなストーリーとなっています。第4話では、永山絢斗さん演じる西郡の過去が明らかになり、視聴者からもSNS上で感想が続々寄せられていました。まずは、前回のあらすじをおさらいしてみてはいかがでしょうか。

西郡の過去が明らかに!第4話のあらすじをおさらい

※ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。

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記憶のない喜和子(中尾ミエさん)の治療にあたる深山(天海祐希さん) ©日本テレビ

救急搬送された記憶のない女性患者(中尾ミエさん)の身元が分からず困るトップナイフたちでしたが、西郡(永山絢斗さん)が自分の母親であると告白。

西郡の母・喜和子は、心臓外科医の第一人者でしたが、2年前に脳腫瘍を発症。西郡が執刀しましたが、術後、記憶をなくして徘徊を繰り返すようになったのでした。

西郡の妹・千春 (三浦透子さん)によると、喜和子は西郡の兄達と比べ、西郡に対し冷たい態度をとっていたそう。憎しみを感じていた西郡は、母を殺すつもりだったのではないか? と言うのです。

一方、山口清(本田博太郎さん)は、記憶が3分しか持たず、自分を33歳だと思っている幼なじみの内田正(綾田俊樹さん)の付き添いで病院を訪れます。

「コルサコフ症候群」だと診断された内田を親身に世話する清のバッグの中には、なぜか包丁が! それに気づいた脳外科の部長・今出川(三浦友和さん)は、内田のことを気にかけるように深山に指示を出します。

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患者のことについて話し合う深山(天海祐希さん)たち ©日本テレビ

黒岩(椎名桔平さん)は、西郡のオペで腫瘍が取りきれなかったことが原因で「逆向性健忘」を引き起こしている可能性を指摘。西郡の腕を酷評します。言い過ぎだとたしなめる深山でしたが、逆に黒岩から「甘い」と言われてしまいます。

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山口清(本田博太郎さん)と話をする深山瑤子(天海祐希さん) ©日本テレビ

内田を車いすで連れ出して、病院を抜けだす清。ポケットには、包丁が……。それに気づいた深山は、止めに入ります。

長年の親友だったふたりでしたが、内田の勤めていた会社の策略により、清の父が自殺した過去があったのです。しかしそのことを内田が覚えていなかったため、清は「(内田を)病院で治療してもらってから復讐しようとしていた」と明かします。

記憶を司る海馬に損傷があった内田ですが、感情の記憶が保存される扁桃体には損傷が見られませんでした。深山は「あなたがそばにいると、内田さんは穏やかで安定している。彼はあなたが大好きですよ。顔が認識できなくても、心が覚えているんです」と話します。内田の、清への感情だけは、脳が覚えていたのです。

気持ちを落ち着けた清が病室に戻ると、りんごを見て、ある親友との思い出を語り始める内田。「あいつ元気かなぁ」と懐かしそうな顔をします。少し涙ぐみながら「元気だよ」と返す清は、隠していた包丁で内田のためにりんごを剥いてやるのでした。

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黒岩(椎名桔平さん)に頭を下げる西郡(永山絢斗さん) ©日本テレビ

母・喜和子の手術を前に、西郡は黒岩に頭を下げ、手術の執刀を依頼します。一旦、心臓を止めて腫瘍を取り切るという黒岩。その間、わずか1分。

見事手術は成功。目を覚ました喜和子に「琢磨か」と声をかけられ、少し笑顔を見せる西郡でしたが、その後に「やっぱり才能ないね、お前は」と言われ……。

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深山瑤子(天海祐希さん)と娘の真実(桜田ひよりさん) ©日本テレビ

深山は、娘の真実(桜田ひよりさん)に「私を捨てたくせに」と感情をぶつけられますが、「あなたのことは愛しているし、離れていても愛情はまったく変わらない!」とまっすぐに気持ちを伝えます。そしてふたりは少し笑顔を見せるのでした。

回を重ねるごとに人間らしさを見せる西郡から目が離せない!

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母・喜和子(中尾ミエさん)の病室にいる西郡(永山絢斗さん)©日本テレビ

今回、西郡の過去が明らかになりましたが、西郡が黒岩に手術をお願いするシーンに「葛藤を乗り越えたんだ」「西郡が頭を下げただと」など、驚き、感動する声が上がっていました。

西郡が目を覚ました母親に投げかけられた言葉には「さすがに西郡先生の心も折れる」「辛い。西郡先生の顔から絶望感が伝わってくる」と、西郡と同じ気持ちになってしまう人も。話が進むにつれ、だんだん人間性をあらわにする西郡にみなさん注目しているよう。

今後、どんどん深みを増していくであろうストーリーから、目が離せそうにありません。

ちなみに西郡は、白衣の襟を立てており、1話からそこに注目していらっしゃる方も多いよう。ノーチェックの方は、ぜひ確認してみてください。

天海さんの魅力に惹きつけられる視聴者が続々!

また、回想シーンでロングヘアを披露した天海さん。視聴者からは「かわいすぎる」「ショートヘアもかっこいいけど、ロングの天海さんは美しすぎる」「ありがとう」と絶賛する声が続出。天海さんの美貌に魅了される方が多くいらっしゃるようです。

さて、第5話はどんな展開となるのでしょうか? 黒岩の手術の腕と自分の腕を比べ、少し自信をなくした様子の西郡がどう立ち直っていくのかも見どころとなりそうです。では、日本テレビさんご協力のもと、あらすじを先取りしてみてください。

ピアニストに起きた悲劇とは?第5話のあらすじ

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若手ドクターを気にかける深山瑤子(天海祐希さん)©日本テレビ

2年前、自分がオペを担当した母親を黒岩(椎名桔平さん)が再手術し、成功したことで、自分と黒岩の実力の差を目の当たりにした西郡(永山絢斗さん)。研修医の幸子(広瀬アリスさん)は、バーのマスター・来島(古川雄大さん)への恋に心乱されて、勉強に集中できない日々が続いていました。

深山(天海祐希さん)は、そんな自分の才能に自信をなくしてしまった、若手ドクターたちを気にかけます。

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天才ピアニスト・景浦祐樹(柿澤勇人さん)©日本テレビ

そんな中、テレビでも活躍する天才ピアニスト・景浦祐樹(柿澤勇人さん)が病院を訪れます。「耳が聴こえにくい」という症状があるようですが、原因は巨大な聴神経腫瘍だと判明。景浦は、命よりも聴神経と顔面神経の温存を希望することにします。

この手術は、手術の天才である黒岩でも難しいオペだと予想されますが、なぜか脳外科部長の今出川(三浦友和さん)は西郡を執刀医に指名するのでした。

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根岸麻理恵(大西礼芳さん)の診察にあたる西郡琢磨(永山絢斗さん)©日本テレビ

プレッシャーを感じる中、オペのシミュレーションに励む西郡でしたが、自宅のベランダから落ちた救急患者・根岸麻理恵(大西礼芳さん)を診察することになります。西郡は、麻理恵が自殺しようとしたことを見抜きます。

彼女は、実はピアニスト・景浦の音大の同級生。景浦と比べ、自分には才能がないだけでなく、ピアノ講師の職も失ってしまい、自暴自棄になっていたことを告白。

そんな彼女に「才能がないのではなく、諦めているから差がついたのだ」と厳しい言葉をかけますが、その言葉は彼女への激励のようでもあり、自分自身へ向けた言葉のようでもありました。

一方、恋に翻弄される幸子の様子を見かねて、恋愛相談に乗る深山。幸子が「来島と寝た」と告白したため、遊び人の来島に事情を聞きに行くことに。

元交際相手から息子・保を押し付けられて共同生活を続ける黒岩は、保が自分の子供ではないことを証明するため、DNA鑑定を受けることにします。

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西郡琢磨(永山絢斗さん)©日本テレビ

そして、西郡の言葉に励まされた麻理恵は、自分の才能を諦めずに前向きに歩み始めることになります。夢への道が開きかけた頃、深山は麻理恵の開花した「才能」について、ある真実に気づくことに……。


今回の患者は、「才能」あふれるピアニストと、自分には「才能」がないと落ち込むピアニスト、対照的なふたり。西郡の抱える問題とも、共通するものがありそうです。

彼らはどのような結末を迎えるのでしょうか? また西郡は、難手術を成功させ、自信を取り戻すことができるのでしょうか? 今出川が西郡を指名した思惑にも注目しつつ、2月8日(土)の放送をチェックしてみてくださいね。

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