土曜、夜10時から放送中の『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』(日本テレビ系)は、脳外科を舞台に手術の天才とも言われる最高の医師(=トップナイフ)たちが感じるプレッシャー、そして神の領域に迫るために彼らが抱える苦悩など、医師のすべてを描くリアル・ドクターストーリーです。
主演を務めるのは、女優の天海祐希さん。「女帝」と呼ばれる脳外科医・深山瑤子を演じており「白衣姿が美しい」「役柄が似合いすぎる!」などの声が寄せられています。
また、深山以外の脳外科医として、クセの強い医師ばかりを脳外科に集めた、脳外科部長の今出川孝雄を三浦友和さん。手術の天才ですが、プライベートに難ありの黒岩健吾を椎名桔平さん。天才に勝てない嫉妬に苦悩する西郡琢磨を永山絢斗さん。脳外御用達のBARのオーナー・来島達也(古川雄大さん)に恋心を抱く、ド新人の研修医・小机幸子を広瀬アリスさんが演じています。
医療ドラマでありながら、彼らを巡る群像劇としても見応えがあることから、SNSに「毎週の楽しみにしている」との声も多く寄せられる、今期人気のドラマです。
第5話では、才能が枯渇した天才ピアニストと才能が開花した平凡なピアニストという、対照的なふたりの患者が登場。そのストーリーになぞらえ、永山絢斗さん演じる西郡の苦悩も描かれました。視聴者からもSNS上でさまざまな感想が寄せられていた前回のあらすじを、おさらいしてみてはいかがでしょうか。
ピアニストと西郡の葛藤が描かれる!第5話のあらすじをおさらい
※ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。
テレビでも活躍する天才ピアニスト・景浦祐樹(柿澤勇人さん)は、「耳が聴こえにくい」と受診に訪れます。ピアニストとして致命傷にもなりうる聴神経腫瘍が見つかり、景浦は聴神経と顔面神経の温存を希望。
難しいオペが予想される中、なぜか脳外科部長の今出川(三浦友和さん)は、脳外科医としての自信を失いつつある西郡を執刀医にすると言うのです。
オペのシミュレーションに励む西郡は、ベランダから落ちた救急患者・根岸麻理恵(大西礼芳さん)を診察することに。西郡に、転落ではなく自殺しようとしたことを見抜かれた麻理恵は、音大の同級生だった景浦と自分を比べて自暴自棄になっていたと語り始めます。
そんな麻理恵と同い年の西郡は、「諦めているから差がついたんじゃないの? この歳で人生諦めている人をみると気分悪いんだよ」と思わず感情的になります。
西郡に厳しい言葉をかけられた麻理恵は、後日ずっと辞めていた作曲を始めたと西郡に報告にきます。「必死で頑張れ。挑戦するのは誰だって怖い、俺だって。だけど逃げるな」と激励するのでした。
順調に曲づくりに励む麻理恵。レコード会社を紹介してもらえることになりますが、西郡と深山は彼女の頭の中に腫瘍ができていることに気づきます。西郡は、チャンスを逃したくない彼女の気持ちを汲んで、手術ではなく放射線治療で様子を見ることを提案しますが、深山は反対します。
一方、手術を控えた景浦は不安を抱えて眠れない様子。心配する深山に「本当は聴神経なんてどうでもいい」とピアニストらしからぬ発言をし、「顔面神経が麻痺する方が怖い」と続けるのでした。
ピアノの才能はすでに枯渇しており、本業はすでにタレントになっている景浦。そのため「顔面神経が麻痺したら生きていけなくなる」と苦悩を吐露します。
西郡の執刀により、景浦の手術は無事に終了! 「見事だった」と称賛する深山に対し「偶然だ」と返す西郡。自分たちは平凡だけど、生きていかないといけないのだと、西郡を優しく励ます深山。
そんな中、景浦のマネージャーがくも膜下出血で倒れ、西郡が執刀を申し出ます。しかし手術中に再破裂。そこに黒岩が現れ、普通なら30分はかかる処置をわずか1分で行い、患者は命を取り留めます。
脳腫瘍により倒れてしまった麻理恵に、命が危ないと、放射線治療ではなく手術を勧める西郡。拒否する彼女に、西郡はある残酷な事実を彼女に告げることになります。
実は、彼女は腫瘍により、後天性のサヴァン症候群になっており、作曲したと言っていた曲も彼女が働いていたカフェで流れていた曲を再現していただけだったのです。
「どうやってこれから生きていけばいいの?」と問う彼女に「わからない、俺にも」と返した西郡は、母親の元へ。自分は平凡だと気づいたと認め、病室を後にして涙を浮かべるのでした。
葛藤を乗り越えた西郡の姿に感動する視聴者
第4話に続き、西郡に焦点を当てた物語が展開された第5話。当初は自信満々な態度をとっていた西郡でしたが、母親に言われたことや、手術の天才である黒岩の姿を目の当たりにし、自信を喪失。
しかし、ふたりのピアニストの患者を通し、自身の平凡さを受け入れる姿が描かれたことから「やっと受け入れたんだ」「西郡先生の表情に泣きそうになった」「共感できる」とさまざまな感想が寄せられていました。
才能とはなんなのか? について考えさせられた第5話。西郡に対し新たな可能性を期待する方も多く「経験を重ねれば、才能が開花するよ!」「これから先が楽しみ」といったエールも寄せられていました。
視聴者が感情移入してしまったのも、西郡を演じる永山さんの演技力ゆえ。表情の演技にグッときた視聴者が続出し、涙を流してしまった方もいたようです。
ノリノリなエンディングにはついにJUJUさんが登場!
今作の主題歌は、JUJUさんの新曲「STAYIN’ ALIVE」。エンディングでは、メインキャストの天海さんたちが曲に合わせダンスする映像が流れていますが、毎回違うバージョンが流れていることにお気づきでしょうか?
公式YouTubeチャンネルにて、過去に放送されたエンディングがすべて公開されているので、ぜひチェックしてみてください。
第5話のエンディングでは、主題歌を歌い踊るJUJUさんが登場! まさかのご本人出演に「JUJUさん降臨!」「かっこいい」とSNSも沸いていましたよ。
また、「踊ってみたい!」との感想も多いエンディングのダンス。実はこちらも公式のYouTubeチャンネルにて、来島役の古川さんと、エンディングにも登場しているダンサーの米花剛史さんによるレクチャー動画が公開されているので要チェックです。ヒアウィゴ~!
ぜひ覚えて、一緒に踊ってみてはいかがでしょうか?
第5話のラストシーンでは、黒岩が押し付けられていた子供が、DNA鑑定により、黒岩の実の子だと判明! 幸子は恋愛解禁宣言。さらには、写真の深山をナイフで傷つける人物の姿が流れる怒涛の展開となりました。
気になる第6話のあらすじを、日本テレビさんご協力のもとご紹介します!
「氷の女」と呼ばれる所以も明らかに?第6話のあらすじ
オペ以外の雑用が回ってきている現状にストレスを感じている深山(天海祐希さん)。研修医の幸子(広瀬アリスさん)はリストラの噂を耳にしたことから、クビを切られるのは自分ではないかと怯え、深山に取り入ろうとします。
そんな中、西郡(永山絢斗さん)は、自分の幻“ドッペルゲンガー”が見えるという患者・大澤卓司(山本浩司さん)の診察にあたります。大澤は、10年前まで東都総合病院の脳外科にいた医者。深山の下についていたもののクビを切られ、内科医として実家の病院を継いでいました。
大澤にだけ見える不穏な“幻の自分”は、深山に復讐をするようけしかけているといいます。スタッフステーションでは、過去に深山が、大澤に脳外科認定試験を受験する許可さえ出さなかったという“氷の女”の噂が飛び交っているよう。それを聞いた幸子は自分の先々を心配します。
西郡は、脳外科医になる道を断たれた大澤が病院から飛び降り自殺を図った過去があると知り、今出川部長(三浦友和さん)に本当かどうか確かめることにします。
一方、事故に巻き込まれ左手を切断した入院患者・原田保(笠松将さん)は、切断してなくなったはずの腕に激痛を感じる“幻肢痛”に悩まされていました。原田は、頭蓋骨骨折の経過観察のため入院していましたが、脳外科の分野では“幻肢痛”に対処する方法はなかったのです。
社会人になるまで長年野球を続けていた原田。黒岩(椎名桔平さん)は、腕をなくし野球もできなくなった喪失感が幻肢痛に起因していると想像していました。自分の息子と同じ“保”という名前とも相まって、痛みに呻く原田を気にかける黒岩。実は、その痛みには原田がずっと抱えてきた後悔が隠されていました。
そして、深山が自分を避けていると感じた大澤は、“幻の自分”の悪魔の囁きに背中を押され復讐を実行しようと決意。細工をしたエレベーターに深山を引き連れ、立てこもります。
エレベーターには、出張販売に来ていたバーのマスター・来島(古川雄大さん)と入院患者・木元(吉田美佳子さん)もおり、巻き込まれてしまう事態に。
大澤はメスを手に深山に迫っていきます。しかし、木元が突然倒れてしまい、一刻を争う緊急事態に! 深山はエレベーター内で前代未聞の緊急オペをしようとしますが……。
深山が「氷の女」と呼ばれるようになった所以も明らかになるようです。ちなみに第6話は、来島活躍回となるのだそう! ふだんはバーにしかいない来島の病院での活躍ぶり、楽しみですね。
エンディングも含め、最後まで見応えたっぷりな『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』。放送は土曜の夜10時からです。ぜひお見逃しなく!
番組詳細
- トップナイフ―天才脳外科医の条件―
- 2020年2月15日(土)午後10時スタート予定 日本テレビ系