土曜ドラマ『トップナイフー天才脳外科医の条件ー』（日本テレビ系）の舞台は、「手術の天才」が集う脳外科。神の技術と人間の苦悩、医師のすべてを描くリアル・ドクターストーリーとなっています。
天海祐希さん演じる脳外科医の深山をはじめとする最高の医師（＝トップナイフ）たちの活躍を描く本作。天海さんが演じるのは「女帝」と呼ばれる脳外科医・深山瑤子です。「世界のクロイワ」と呼ばれるほど天才的な才能を持つ医師ながら、プライベートに難ありの黒岩健吾役で椎名桔平さんも出演。
さらに、コンプレックスを抱える西郡琢磨を永山絢斗さん、脳外御用達のBARのオーナー・来島達也（古川雄大さん）に恋するド新人の研修医・小机幸子を広瀬アリスさん、クセの強い脳外科医たちを集めた部長の今出川孝雄を三浦友和さんが演じています。
医療ドラマとしてだけではなく、それぞれにひとクセあるトップナイフたちの抱える「秘密」にも迫る展開がおもしろい、と今期人気のドラマです。
まずは、幻の自分が見える男と、幻の腕に痛みを感じる男、「幻」に振り回されるふたりの患者が登場した、前回のあらすじをおさらいしてみてはいかがでしょうか。
幻に悩まされる患者の苦悩！第６話のあらすじをおさらい
※ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。
自分の幻“ドッペルゲンガー”が見え、深山に復讐するようにけしかけられているという患者・大澤卓司（山本浩司さん）の診察にあたる西郡（永山絢斗さん）。内科医として働く大澤は、以前は深山の下で働いており、脳外科認定試験の受験許可ももらえず、クビを切られたのだと言います。
幸子（広瀬アリスさん）はリストラの噂だけでなく、大澤の話からクビを切られるのは自分ではないかと考え、どうにか深山に取り入ろうとします。一方の深山は、オペ以外の雑務で手術ができないことにイラついている様子。
事故により左手を切断した入院患者・原田保（笠松将さん）は、切断してなくなったはずの腕に痛みを感じる“幻肢痛”に悩まされていました。社会人になっても野球を続けていた原田の喪失感を考え、気にかける黒岩（椎名桔平さん）。実は、その痛みには長年抱えてきた後悔が関係しているようです。
彼は黒岩に、自身の後悔は腕をなくしたことではない、と語り始めます。甲子園出場がかかった試合で、ボールキャッチをミスしたことに後悔していて、今でも落球の感覚が腕に残っているのだと告白するのでした。
自分の幻にそそのかされ、深山への復讐を決意した大澤。エレベーターに深山を引き連れ立てこもりますが、出張販売に来ていたバーのマスター・来島（古川雄大さん）と入院患者・木元（吉田美佳子さん）も巻き込まれてしまう事態に。
大澤がメスを片手に深山に迫る中、木元が倒れてしまいます。木元は、自分の足が自分のものではないと感じてしまうBIID（身体完全同一障害）の症状を抱えており、自分の足を縛って腐らせようとしていたのです。
動かないエレベーター内での緊急オペを執り行うことにした深山に、なぜ自分に認定試験を受けさせなかったのかと詰め寄る大澤。深山は、大澤が当時、患者の死により精神的に不安定になってしまったため「（脳外科医になるには）弱すぎた」と返します。
オペを見ていられなくなった来島は大澤に対し、「BGMがわりだと思って」と前置きし、「深山がバーで強いお酒を頼むのは、決まって部下を査定する時期。切られる方も切る方もツラく、その気持ちを紛らわしている」と、深山の意外な一面を語ります。
患者の処置を終えた深山は「脳外には度胸と図太さが必要」と、大澤に足りなかった点について打ち明けるのでした。
黒澤の計らいにより、高校時代の野球部員と再会した原田は、仲間に過去の出来事を受け入れてもらい涙を流します。また大澤も、幻の自分に「もういいよ、もう自分を責めるな」と慰められ、涙を零すのでした。
名言に思わず共感する声が届いた第６話
毎回「考えさせられる」との声も多い本作。
第6話では、「人は理想の自分を追い求め、現実に直面する。たいていの場合、現実は嫌になるくらいしょぼいけど、それも含めて抱えていくしかない。しょぼい自分を受け入れてくれる誰かがきっといると信じながら」という深山のセリフが「名言だ」と話題に。「いい言葉」「自分の弱さや脆さを知ること、すごく大事だと共感」などの声が寄せられました。
原田は仲間から受け入れられ、大澤は自分自身を受け入れたことから、思わず感動してしまう視聴者も多かったようですよ。
古川雄大さんのイケメンっぷりに視聴者も沸く！
また、普段はバーのシーンでしか登場しない古川雄大さん演じる来島が、今回は病院で活躍！ 登場シーンも多かったことから「かっこいい！」「足が長い！」「（広瀬アリスさんを）受け止めるのキュンキュンした」「長く映してくれてありがとう」と拝む声まで寄せられ、ファンも大満足の来島回となったようです。
さて、第7話ではどんな脳の謎に迫っていくのでしょうか？ 気になるあらすじを、日本テレビさんご協力のもとご紹介します！
悲しい事件が起きる！？第７話のあらすじ
臨床経験の浅い幸子（広瀬アリスさん）は、弱点克服のため深山（天海祐希さん）に厳しい指導を受け始めます。脳外科のドクターがひとり辞めるという噂を耳にした深山は、「新任の3人から辞める人を選ぶのは決断が早すぎる」と部長の今出川（三浦友和さん）に直談判しますが、うやむやにされてしまいます。
深山が担当している滝野祥子（原沙知絵さん）は、酔って階段から転落し後頭部を強打したエステサロンの経営者。血腫を取り除く手術を受け、経過観察のために入院している祥子。見舞いにくる人は多く、特に池谷（木村了さん）と西川（夙川アトムさん）というふたりの男性は、頻繁に訪れていました。
ところが、祥子が「顔がわからない」と訴えたため、深山は人の顔の部分が誰のものなのか識別できない状態である“相貌失認 ”と診断します。池谷と西川は、それぞれ祥子を心配しながらも、祥子をめぐる微妙な関係にお互いに気まずい様子。
一方、病院には深山の娘・真実（桜田ひよりさん）が内緒で訪ねてきます。家では一切、仕事の話をしない深山の働く姿を見たいという真実。
幸子は彼女を味方につけるべく、丁重にもてなします。看護師の真凛（森田望智さん）から母の激務について教えられた真実は、患者のケアと他のドクターのまとめ役に奔走する母親の“別の顔”を知ることになるのでした。
仕事を優先してきた女性同士として、深山に心を許していく祥子。ある男性との結婚を迷っていると告白しますが、祥子の既往症に気になる部分のあった深山は、医師として祥子に寄り添います。
そんな中、祥子はある事がきっかけで記憶がフラッシュバックし“自分は誰かに突き落とされた”ことを思い出します！ 犯人は、池谷と西山のどちらなのでしょうか？ 人間の持つ“別の顔”が悲しい事件を引き起こし……。
原沙知絵さんと天海祐希さん、美しさあふれるおふたりの共演に期待も高まる第7話。おふたりの共演は、日本テレビ系ドラマでは『女王の教室』以来、約15年ぶりだそうですよ。
放送は土曜の夜10時からですので、お見逃しなく！
番組詳細
- トップナイフ―天才脳外科医の条件―
- 2020年2月22日（土）午後10時スタート予定 日本テレビ系
