夏の日差しに負けない、輝く美しさをキープしたい! でも、ベースメイクが春のままでは肌は白浮きして、のっぺりと平面的な印象になってしまいます。そんなときに活用したいのが、ゴールドを取り入れたメイクテク。光を受けて輝くゴールドが、顔の凹凸を強調し、メリハリのある印象をつくり出してくれます。

ゴールドメイクを美しく仕上げるには、要となるゴールドパール入りフェースパウダーの塗り方が肝心。ブラシを使って均一な薄塗り肌に仕上げましょう。そこで、ブラシを使ったフェースパウダー&チークの入れ方をご紹介します。

■1:蓋に粉をとり、ブラシにしっかりと含ませる

いったん蓋裏にとり、ブラシの全面に粉をまとわせます
いったん蓋裏にとり、ブラシの全面に粉をまとわせます

手持ちのリキッドファンデーションを顔全体に塗ったあと、フェースパウダーをオン。

このとき気をつけたいのが、ブラシにまとわせる粉の量。ブラシの片面だけに粉をつけると、ムラづきの原因になってしまいます。いったん蓋裏にとり、ブラシでくるくると円を描くようにするとブラシにしっかりとなじみムラづきを防ぎます。

パウダーの量は、ケースをトントンと2回たたいて出る量で十分。足りなかったら足すくらいの気持ちで、きれいな薄づきチークをめざします。

■2:頬骨の高い位置から頬骨下に向かってジグザグに塗布

ブラシを寝かせ、広い面を使って均一に
ブラシを寝かせ、広い面を使って均一に

次に頬、額、こめかみにのせていきます。目頭の下あたりからこめかみまでを往復させながら、少しずつ下に下がっていくイメージです。

このときのポイントは、“ブラシを寝かせ、なでるように動かす”こと。なるべく広い面を使って塗ることで、肌に刺激を与えず、薄く均一にのせることができます。そのため、パフよりも力が分散されてふんわりと粉がのる“丸ブラシ”が適任。均一にのる上、毛穴の凹凸がカバーでき、キメが整ったなめらか肌を作ることができます。

■3:額はブラシを左右に往復させながら塗布

とくに皮脂くずれを起こしやすい額は、とくに薄く均等に
とくに皮脂くずれを起こしやすい額は、とくに薄く均等に

額は皮脂量が多くくずれやすい、要注意エリア。なるべく薄塗りにしたいので、粉は足さなくてOK。そのあと足りなければ粉を足し、もう片方の頬に塗布していきます。

気をつけたいポイントが、鼻は塗らないということ。キラキラするゴールドパールがたっぷりのパウダーは、鼻にのせるとテカリに見えてしまい、残念な印象になるため塗らないほうが賢明です。額から眉間までを限度としましょう。

■4:頬と額をつなぐ、こめかみに忘れずのせる

額の左右のはし、こめかみも忘れずパウダーを
額の左右のはし、こめかみも忘れずパウダーを

忘れやすいのが、頬の上、額の両サイドのこめかみ部分。ここだけパウダーの輝きがなくなって塗り残しが目立ってしまうので、忘れずに額から頬をつなぐようにサッサッとのせていきます。薄くのせるだけでいいので、ブラシに残った粉で十分です。

このときのポイントが、“鼻と顔の下半分は塗らない”こと。鼻と口周りがキラキラすると悪目立ちして、下品に映るので、塗らないほうが賢明。塗布するのは顔の上半分だけにしましょう。

■5:チークは頬骨ラインを中心に広くのせる

パウダーチークは頬骨の上からブラシを左右に往復させるイメージで
パウダーチークは頬骨の上からブラシを左右に往復させるイメージで

フェースパウダーが均等に塗れたら、チークで仕上げ。パウダーチークの場合は、丸ブラシを使って均等にのせていきます。起点は黒目の下の延長線で小鼻の脇あたり。次に頬骨のいちばん高い位置までブラシを動かし、さらに2~3回往復させるようにぼかします。

クリームチークは頬でトントンとたたき広げるこするように広げるのではなく、少量を軽くたたくように密着させると自然な血色になります。

以上、ゴールド入りフェースパウダーとパウダーチークの上手な塗り方をご紹介しました。季節が変われば、メイクも衣替え。キラキラと輝く素肌でメリハリのある夏美人をめざしましょう!

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious7月号』小学館、2017年
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真樹麗子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)