年を重ねるごとに髪がどんどん細くなり、以前はストレートだった人でも髪にクセが出てきていませんか? 1本1本が細くなり、コシがなくなってくると、ちょっと汗ばんだり湿度が高くなるだけで、広がったりうねったり。しかも髪がうねりはじめると、ツヤのないパサパサ髪になりがち。どうすればきちんと感のある、まとまったスタイルになるのか…悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、広がりとうねりをカットでコントロールしながら、カラーリングでツヤ感のある髪に仕上がるヘアスタイルを、kakimoto armsの人気スタイリストに教わります。
【お悩み】髪の広がり、うねり、パサつきを解消したい!
ミディアム代表・齊藤りょう子さんには、こんなお悩みが。これを解決するには...
■髪型:レイヤーの動きでうねりをカバーする「ワンレングス」で
齊藤さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬) ★☆☆
- ボリューム(少→多) ★★☆
- 髪の太さ(細→太) ★☆☆
- 髪の潤い(乾→潤) ★★☆
- 白髪の量(多→少) ★☆☆
表面はほぼワンレングスで、顔周りにレイヤーで動きを持たせています。「髪の表面にレイヤーがあるとツヤが出ません。そこで光が反射しやすいように表面を長めに残し、顔の周りにだけレイヤー入れ、流れるようなラインをつくりました」(スタイリスト 瀬川史弥さん)
カラーはアッシュブラウントーンの低い色をベース、高い色をハイライトにした2色使いに。「年齢があがると肌色を明るく見せたいもの。顔周りにハイライト、頭頂部にローライトと入れています。ハイライト効果で、生え際に生えてくる白髪も目立たなくする効果もあるんですよ。白髪がちょっと伸びてきても、前髪をかき上げたくらいでは気づかれません」(カラー スペシャリスト 上野綾子さん)
広がりやうねりは押さえつけるのではなく、毛先の動きに組み込んでしまうのがポイント。「髪の途中から毛先にかけて巻いて動きをつくっておくと、広がりもうねりも気にならなくなるはずです」(瀬川さん)
■スタイリング:外巻きカールでラフな動きをつくり、広がりとうねりを封印!
スタイリングするときは根元からではなく、毛先を中心に巻くのがポイントです。「髪の中間あたりから毛先にかけて外巻きにしてください。髪にうねりがあっても、これで目立たなくなるはず。ワックスをなじませるときはカールをつぶさないように、揉み込むようにしてくださいね」(瀬川さん)
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
□顔まわりを明るいトーンでカラーリングして血色よさをアピール
□髪の中間から毛先までを外巻きにし、動きををつくってうねりと同化させる
□ワックスは毛先のみ。根元のふんわり感をつぶさない
「白髪のリタッチを繰り返すと、だんだん髪の色が濃くなってきます。顔周りの髪色が濃くなると、シミやシワが目立つようになりますし、お疲れ顔に見られがち。暗い色で『隠す』のではなく、明るい色で『ごまかす』カラーリングをおすすめしたいですね」(上野さん)
問い合わせ先
kakimoto arms GINZA 2 chome店
住所/東京都中央区銀座2-6-12 Okura House 6F
TEL:03-5761-7766
営業時間:月~土:11:00~21:00、日・祝日::11:00~20:00 無休
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- MOVIE :
- 浪元 一孝〈ビーゴー〉
- MODEL :
- 齊藤りょう子
- WRITING :
- 中島祐美
- DIRECTION :
- 青木 笑