自粛生活が続き自宅で調理する機会が増えている中、ちょっとマンネリ化してきて、退屈に感じていませんか。
そんな方におすすめなのが、日本の伝統食であるあんこの普及に尽力している日本あんこ協会が公開した「目から鱗のあんこ術~今すぐ試したくなる105通りのアンレジレシピ 2020年度版」。
このレシピ集は、協会が行っている「あんこ検定」に合格した認定あんこ女子、認定あんこ男子たち、通称「あんバサダー」により、発明・発見・発案された「あんこをより美味しく幸せにワクワク」しながら食するための秘伝のアンレジレシピなのだとか。
あんこだけに、アレンジではなく、「アン」レンジされたレシピになっています。スイーツが多いですが、コロッケやオムレツなどの、ごはんどきに出せそうなメインメニューもありますよ。
あんこを知り尽くした「あんバサダー」たちの珠玉のレシピ集の中から、おうちカフェにぴったりな「どらミス」と「あんこアイスラテ」に挑戦してみました。
あんこを堪能する「アンレンジ」レシピ2つを実際に作ってみました!
■1:手軽に本格ティラミスが食べられる「どらミス」
どら焼きをティラミスに仕立てるから「どらミス」。いったいどんな味なのか、とても気になります。レシピをチェックしてみましょう。
【材料】(1人分)
どら焼き 1個
クリームチーズ 36g(KIRIの小分けタイプなら2つ分)
(A)砂糖 小さじ1/2
(B)生クリーム 100cc
(B)砂糖 大さじ1
インスタントコーヒー 大さじ1
お湯 大さじ2
【つくり方】
1.クリームチーズを常温に戻して柔らかくします。(A)の砂糖を入れてよく混ぜます。
2.(B)を合わせて泡立てます。大さじ約2杯分を取り分け、1のクリームチーズと混ぜます。
3.インスタントコーヒーとお湯を合わせ、コーヒー液をつくります。
4.どら焼きを4等分にカットにして、すべてをコーヒー液にしっかり浸します。
5.容器の底に4のどら焼きをすべて敷き詰め、その上に2のチーズクリームを乗せます。冷蔵庫で約1時間冷やします。
6.食べる直前にお好みでココアパウダーをふって完成です。
コーヒーの苦みとあんこの甘さがよく合い、クリームとも相性抜群! どら焼きの皮はすっかりスポンジに化け、しっかりとティラミスのような雰囲気になっています。
また、チーズクリームはほどよい塩気を持っているので、あんバターのような雰囲気も。新しいスイーツなのに懐かしさを感じる味になっていました。
2の工程で泡立てた生クリームが残りますが、コーヒーに浮かべるなどして早めに使い切ってくださいね。
■2:カフェ風デザートドリンク「あんこアイスラテ」
身近な食材を使ったデザートドリンクです。これからの季節にぴったりな冷たいラテですよ。
【材料】(1人分)
つぶあん 70g
バニラアイス 70g
牛乳 100cc
あればミントの葉
【つくり方】
グラスにつぶあん、バニラアイス、牛乳を順に入れます。
アイスがちょっと溶けるのを待ったら完成です。あれば、ミントの葉を添えると爽やかな口当たりになるのだそう。
あんことアイスを混ぜながらいただきます。牛乳とアイスのクリーミーな中に、あんの味わいがしっかりしていて、混ぜただけとは思えないデザートドリンクが誕生していました。ミキサーをお持ちの方は、軽くガーッと回してもよさそうです。
アイスは抹茶味でもいちご味でも合うとのことなので、抹茶味にもチャレンジ。こちらも簡単にカフェで出てきてもおかしくない味のデザートドリンクになりました。どんな味のアイスクリームが合うか、いろいろ試してみても楽しそうですよ。
簡単なアレンジであんこを何倍にも楽しむことができる「目から鱗のあんこ術~今すぐ試したくなる105通りのアンレジレシピ 2020年度版」。タイトル通り、今回つくったもの以外にも、100以上のあんこを使った気になるレシピが公開されています。
どら焼きをフレンチトーストにしたり、ようかんをかき揚げにしたり、あんパンをプリンにしたり……思いもよらない大胆アレンジをしているレシピがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
また、日本あんこ協会では、あんこに関する知識を問う「あんこ女子検定」「あんこ男子検定」をWEB上で実施しているのだそう。合格すると、「あんバサダー」になれちゃいますよ。こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。
- TEXT :
- 田中いつきさん フリーランスライター
- EDIT :
- 小林麻美