5月29日に行われたブルーインパルスの飛行は、医療従事者の方々への感謝の想いを込めて行われたものでしたが、それを共有した私たちも胸が熱くなる思いがありました。まだまだ油断できない状況ですが、用心をおこたることなく生活していかなくてはなりません。
各企業や店舗も「感染を出さない・広げない」という正解を実現するために、試行錯誤しています。
帝国ホテルの「ライト・イット・ブルー」に込められた想い
日本を代表するラグジュアリーホテル「帝国ホテル東京」でも現在、最前線で働く医療関係の方々の感謝と応援の気持ちを込めて、ホテルを青い光で照らす「ライト・イット・ブルー」が行われています。「何かできることはないだろうか」という、ホテルスタッフの声から生まれた試みでした。
「4月中旬に社内で新型コロナ対策に関する社内会議にて、営業縮小している状況下においても実施できるアイディアのひとつとして提案されました。一日も早い収束をスタッフ一同祈っております」(帝国ホテル東京 広報 山田純平さん)
4月30日~5月31日までは、本館日比谷通り沿い側のホテル正面の壁面、みゆき通り沿いの街灯がブルーにライトアップ。6月1日からは段階的な営業再開に合わせ、メインロビーのメインロビー装花「ランデブーラウンジ」がブルーに染まっています。
この実施を知り、筆者は外出自粛要請が解除となった6月に入ってから「帝国ホテル東京」を訪れました。事前に写真を見ていても、実際にホテルの内外に灯る「青」を目にすると、胸に迫るものがあります。残念ながら感染者ゼロへの道のりはまだ遠そうですが、まだ外出を控えている人も、感染防止を心がけて外出している人も、みんなの願いは同じ。
お食事メニューもQRコードで読み取り!徹底した新型コロナウイルス対策で営業再開
「帝国ホテル東京」では、営業再開にあたり、入館には入り口を減らし、来館者には体温測定とマスク着用、手指消毒の協力を求め、各フロアにはロビーやレストラン、宴会場、ホテルショップ、化粧室等に消毒液を増設。
また、ドアノブ、扉、エスカレーターの手すり、エレベーター内のボタン、化粧室の扉など、来館者が触れる機会の多い箇所のアルコール消毒は、30分ごとに行うなど、徹底した対策が取られています。
レストランも、テーブル間の距離を十分に確保したレイアウトを行い、複数での来店の場合は対角線状での着席、各店舗のメニュー内容はQRコードを読み取り、スマートフォンでも確認できるようにするなど、新しい生活様式に対応した、新しい取り組みを導入しています。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 北本祐子