46歳には見えない若々しさと抜群のファッションセンスを武器に、日本人の40代女性からも支持が集まるヴィクトリア・ベッカム。実は着こなしだけでなく、トレンドを読み取り、アップデートされていくヘアスタイルに注目している人も多いのです。そんなヴィクトリアのデビュー当時から2006年までのヘア遍歴を追ってみようと思います。

気分とブームに合わせてヘアチェンジするヴィクトリア

■1997年:あどけなさが残るブルネットロブ

ファッションも髪もナチュラル。表情にもあどけなさが残る23歳。
ファッションも髪もナチュラル。表情にもあどけなさが残る23歳。

1996年に「スパイス・ガールズ」の一員としてデビューしたヴィクトリア。愛称は「ポッシュ・スパイス」(ポッシュとは気取り屋の意味)で、露出の高い衣装を身につけ、ステージを盛りあげました。

肩位置のロブヘアをカチューシャでオールバックに。おそらく、今ほどのファッション・ヘアスタイルへのこだわりはなかった様子。

この年、サッカーのチャリティーマッチで、デヴィッド・ベッカムと出会い、翌年婚約しました。

■1999年:ハンサムなブルネットショート

隣に写るデヴィッドも若い!サッカー界の貴公子とアイドルの華やかな2ショットは「ポッシュ&ベックス」と呼ばれ、たびたびメディアを賑わせた。
隣に写るデヴィッドも若い!サッカー界の貴公子とアイドルの華やかな2ショットは「ポッシュ&ベックス」と呼ばれ、たびたびメディアを賑わせた。

初々しさの残るデヴィットとの2ショットに映るヴィクトリアは、ブルネットのショートヘアに。グッとおしゃれ度がアップしました。コケティッシュな顔立ちにハンサムな髪型がマッチしています。

この年の3月に長男ブルックリンを出産、7月にアイスランドの古城・ルトレスタウン キャッスルで結婚式を挙げました。

■2000年:ボリューミーなエクステロング

デビュー直後の1997年からわずか3年でグッと垢抜けたヴィクトリア。
デビュー直後の1997年からわずか3年でグッと垢抜けたヴィクトリア。

エクステをつけてボリューミーなロングヘアにシフト。ショートとは180度印象が変わり、女性らしくエレガントな雰囲気に。

この年、ロンドンのファッションウィークでモデルを務めたヴィクトリア。ファッションアイコンとしての第一歩を踏み出します。

この翌年、メンバーの脱退などにより人気が低迷した「スパイス・ガールズ」は活動休止に…。

■2002年:ブロンドメッシュのショートレイヤー

ソロ活動をはじめるも、本業の方は鳴かず飛ばずの結果に。
ソロ活動をはじめるも、本業の方は鳴かず飛ばずの結果に。

エクステをはずし、ショートレイヤーに。アッシュブラウンにカラーリングした髪に、ブロンドのハイライトをがっつりと入れてブライトヘアに。細眉に時代を感じます…。

FIFAワールドカップのベッカム・フィーバーが起こり、ヴィクトリアの露出も増えて知名度がさらにアップ。

この年、次男ロメオが誕生しました。産後すぐに元の体型に戻すプロフェッショナルなヴィクトリア。スピードに二児の母には見えないスタイリッシュさ魅力です。

■2003年:ゴージャスな巻き髪ロング

2005年くらいまでロングヘアでいることが多かったヴィクトリア。
2005年くらいまでロングヘアでいることが多かったヴィクトリア。

髪色を落ちつかせ、再びエクステをつけて胸下ロングに。髪を強めに巻いて、グッと華やかな印象に。

この年、「ドルチェ&ガッバーナ」のイギリス大使に任命されます。さらに、エステティックTBCのCMにデヴィッドと共に夫婦で出演して、日本での知名度を爆上げ!

夫のデヴィッドは、12年間在籍したマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードへ移籍。47億円もの移籍金でスペインへと渡りました。

■2006年:明るめの3Dレイヤーボブ

2005年くらいまで露出の高いファッションが多かったヴィクトリア。エクステを外したこの頃は、少し落ち着いた様子。

2006年にエクステオフ&地毛をカットして毛先にレイヤーの入った軽めのボブに。明るめのブラウンベースにブロンドとプラチナのハイライト、アッシュ系のローライトを細かく入れた3Dカラーで華やかな印象に。

2005年には三男クルスが誕生したものの、デヴィッドの度重なる浮気報道により、離婚危機が報じられたことも…。諸々、吹っ切れてからのヘアチェンジだったのかもしれません…。

この年「サマンサタバサ」のキャンペーンモデルになり、バッグやジュエリーのプロデュースに携わります。自身のおしゃれ哲学本「That Extra Half An Inch」も出版しました。


ヴィクトリアのヘア遍歴、いかがでしたでしょうか?次回はヴィクトリアの2007年から最近までのヘアスタイルをご紹介しますね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
新田晃与