エクリュは柔らかなカラーなので、大人が取り入れることで優雅な印象へ導くことができます。肌馴染みがよく、品よくまとまるのもポイント。
では早速、3人のコーディネート術をチェックしてみましょう。
■1:ケリー・ラザフォードは…差し色はマッチ度の高い「白」でシャープさを加味
NYのSOHOでキャッチされた、女優のケリー・ラザフォード。エクリュ、ベージュ、白の三色を使ってニュアンスカラーコーディネートを作っていました。
コートは定番カラーであるベージュを選んでいますが、微光沢の生地を選ぶことでクラス感を漂わせることに成功しています。そこに、色の繋がりが良いエクリュのワイドパンツを合わせ一体感をプラス。
ベージュとエクリュの配色がぼんやりしないよう、白のボディバッグを斜めがけしたり、ポインテッドトゥがスタイリッシュな白パンプスを合わせ、シャープな切れ味を加えていました。顔周りが華やぐ、イヤリングやネックレスのジュエリー使いも参考になります。
■2:クロエ・ハロウィッシュは…エクリュのコートをワンピース風に着こなしてフェミニンに
アパレルブランド『LOULOU STUDIO』の創設者兼クリエイティブディレクターのクロエ・ハロウィッシュ。ぬくもりを感じさせるエクリュのボアコートを主役に、フェミニンな冬コーディネートで2020-21 秋冬 パリ・ファッションウィークに訪れていました。
ロング丈のボアコートというと着膨れが心配になりますが、少しくびれがあり、裾に向かって緩やかに広がるシルエットなので美体型に導くことができます。小物はエクリュと相性が良いキャメルをセレクト。
黒のインナーやキャットアイのサングラスで引き締めれば、甘いだけじゃない大人のフェミニンスタイルが完成です。
■3:アレクサンドラ・ラップは…白〜エクリュのグラデーションで奥行きを演出
ドイツにて、ファッションブロガーとして活躍するアレクサンドラ・ラップ。生真面目になりがちなスーツスタイルを、白〜エクリュでグラデーションにすることで奥行きと今っぽさを手に入れていました。
顔色も明るくなりそうな白のタートルニットに、オフホワイトのスーツを合わせ一体感を意識。そこにニュアンスたっぷりなエクリュのチェスターコートを肩掛けし、こなれた表情を後押ししています。
小物は落ち着きのあるサンドベージュを選ぶことで、品の良さをキープ。全て同系色にこだわることで、絵になるスタイルを叶えています。
ダークカラーを選ぶことが多くなる冬だからこそ、エクリュをメインにして街中で映える着こなしを作りたいです。明るい印象にもなり、華やかさに繋げることができます。
寒さが厳しいですが、是非エクリュを使って優雅な冬スタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部芙美香