「エルメス」のビューティ、第二章『ローズ・エルメス』が始まります。そこで、『Precious』4月号では、「『ローズ・エルメス』が誘う、新たな美のステージへ 」企画を展開中です。
8色のチークと2種類のブラシ、専用のレザー製チークケース、3色のリップスティックで構成された『ローズ・エルメス』は、メゾンの歴史を語るうえで欠かせません。
エルメスの歴史をドラマティックに語り継ぐ、ローズが奏でる新しい物語をお伝えしていきます。今回ご紹介するのは、『ローズ・エルメス』のチークとチークケースについてお届けします。
日常を特別な輝きに変える、美のオブジェは 頬を幸福に染める8色のピンク! 『ローズ・エルメス』が誘う、新たな美のステージへ
唇に纏まとう仕草まで絵画のように美しい、「エルメス」が誇る16番目のメチエ(製品部門)『ルージュ・エルメス』誕生から1年。「エルメス」のビューティ、第二章となるコレクション『ローズ・エルメス』によって、新たな色彩の旅が始まります。
8色のチークと2種類のブラシ、専用のレザー製チークケース、3色のリップスティックで構成された『ローズ・エルメス』は、メゾンの歴史を語るうえで欠かせないピンクへのオマージュ。
その軌跡は、パリのフォーブル・サントノーレ24番地にあるミュゼ「エミール・エルメス・コレクション」でたどることができます。シルク製の乗馬服やフランス皇妃ウージェニーの鞭付き日傘、子供用の鞍にあしらわれたピンク。
そして、ピンク色のテーラードスーツ〈アザレ〉が『ローズ・エルメス』と名付けられたのをきっかけに、「エルメス」のピンクは、時代と共に大きく変貌を遂げていきます。
180年以上にわたり、メゾンが愛し、大切に守り続けてきた色・ピンクに、新たな命を吹き込み、誕生したのが『ローズ・エルメス』です。
エルメス ビューティ部門クリエイティブ・ディレクターのジェローム・トゥロン氏は、「赤が自信を表す色なら、ピンクは儚はかなさや感情を表し、豊かな表情を引き出すもの。幸福の色であり、美の生命線といえます」。
ローズの名を冠したピンク色の美しいオブジェは、「エルメス」のビューティでしかかなわない官能の扉そのもの。肌に纏った瞬間、芳しく、そして鮮やかに開かれていくのです。
Rose Hermès|表情に新たな命を吹き込む「チーク」の洗礼。
『ローズ・エルメス』を代表する『ファー ア ジュ プードル ソワユーズ』は、いきいきとした血色を演出し、感情を呼び覚ますチーク。ミネラルパウダー配合で羽根のように軽いのに、肌に溶け込むように密着、繊細な彩りをふんわり添えてくれます。
白く丸いケースに刻まれているのは伝統を表すエクスリブリス。重厚な印象ですが、「日々、携帯して持ち歩けるオブジェであるべき」というエルメス シューズ/ジュエリー部門 クリエイティブ・ディレクター ピエール・アルディ氏のこだわりによって軽量化を実現。
チークはあえて中心をはずして収められ、危うさという遊び心に心弾む仕掛けも。ケースを閉じる音はリップスティックケースより繊細。
「このささやくような音は、慎ましやかな礼節を重んじる一方で、欲望をかきたてられる、そんなドラマが始まるサイン」と、アルディ氏は語ります。
一方で、レフィル対応や外箱にリサイクルペーパーを採用するなど、サステイナブルな配慮も。目に見えない細部にまで「エルメス」ならではのエスプリが脈々と息づいています。
Pommette|『ローズ・エルメス』の存在を際立たせる特別なアクセサリー「チークケース」
幸福なローズを内包させた白く丸いケースのオブジェと、喜びを肌に解き放つトラベル用チークブラシ『パンソーファー ア ジュ ノマド』が対となり美しく調和するエクスクルーシブなポーチ、これが、チークケース『ポメット』です。
ローズ・エクストレーム色のヴォー・マダムのレザーを、オートクチュール感覚で仕立て、ショルダーストラップの長さ調整も可能に。これこそが、エルメス流のアール・ド・ヴィーヴル(暮らしの芸術)です!
※掲載した商品は、すべて税抜です。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 戸田嘉昭(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 小倉真希
- WRITING :
- 安倍佐和子
- EDIT&WRITING :
- 五十嵐享子(Precious)