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「シャツの上にニット」を重ね上品さを演出


「シャツの上にニット」を重ねる着こなしなら、親近感のあるニットプルオーバーに上品さが加わってキレイを獲得できます。ジジ・ハディッドはグレーのニットプルオーバーの襟元から、黒シャツの襟を覗かせきちんと感とシャープさを両立させました。

「シャツの下にニット」なら奥行きが生まれる


 

着回し力に長けたシンプルなシャツ。「シャツの下にニット」を忍ばせれば、奥行きが生まれると同時に新鮮さを宿すことができます。引き締め力を加えたい、そんなときにぴったりのテクニック。

「白シャツ」を合わせ清楚に見せて


まずは王道の「白シャツ」とニットのレイヤード術をご紹介します。いつものニットも、白シャツをプラスするだけで清楚さが備わり、好印象に着地。

白の上下にボーダー柄を重ねクリーンさをアピール

 

シャツとデニムパンツのきれいめカジュアルは、白で繋ぎ軽快さを獲得。白黒のボーダー柄ニットを重ね、マリンな趣を醸すとクリーンさが引き上がります。モノトーンの着こなしをフレッシュに見せるために、真っ赤なルージュを差し色に。

鮮烈な赤を差してモードに更新

 

白シャツと黒パンツのオーソドックスな組み合わせを、鮮烈な赤の差し色を使ってモードにアップデートしていたオリヴィア・パレルモ。白シャツを前面にもってくると、清潔感が加わって好印象にまとまります。

白シャツをちょこんと覗かせるだけで見違える

 

オーバーサイズジャケットをバランスアップさせるために、パンツはスリムな形をセレクト。スリット入りならシャープなキレのよさが加わって。黒ニットプルオーバーのインに白シャツを仕込み、きちんと感を上乗せしながら顔周りを明るく灯すと好バランス。

オーバーサイズならこなれ感が漂う

 

丈が長めなオーバーサイズの白シャツを選択すると、ニットとレイヤードしたときに裾元がアクセントになりメリハリをアップできます。白黒をリズミカルにリピートしたら、ブライトイエローのバッグを効かせフレッシュに誘導。

セットアップのインにもアウトにも重ねて

 

汎用性の高いシャツとパンツの白セットアップを軸にしたら、インには白のタートルニット、アウトにはベージュウールコートを重ね奥行きをメイク。レイヤードスタイルも、柔らかく見えるニュアンス配色ならトゥーマッチになりません。ニュートラルな配色に、黄色と赤の差し色がよく映えて。

ダークカラーの装いをぼんやりさせない

 

ネイビーニット、ブラウンパンツ、グレーコートという穏やかな配色に任せて大人らしさを実現。地味にならないよう、ロゴニットやストライプ柄パンツを採用。さらに白シャツを仕込んだことで、ダークカラーが間延びするのを防止することに成功。

「ニットベスト」プレッピーなムードを醸す


シャツと「ニットベスト」のコンビは、プレッピーなムードが醸されてトレンド感のある仕上がりに。シャツの袖をしっかりと覗かせ、小気味よいコーディネートを完成させて。

黒を散らしてバランスよく引き締め

 

プレーンな白シャツにマッチするのは、ノーブルな濃紺のスリムデニムパンツ。黒でリンクしたニットベスト、小物を全体に散らしてバランスよく引き締め。シャツとベストはインして脚長効果を倍増させて。

ニットベストを重ねメリハリシルエットをつくる

 

オーバーサイズの白シャツをミニワンピース風にアレンジ。黒のオーバーニーブーツを合わせ、肌見せ面積を調整すればチャレンジしやすいです。さらに黒のニットベストを重ね、シャツの裾がフレアになるようシルエットを補正すると絵になります。

淡いカラーを使って柔らかく

 

ごく淡いグレーのニットベスト、パステルイエローのバッグをプラスしてクリームホワイトシャツの柔らかさ、しなやかさを引き立てて。ボトムはシンプルな黒で構成し、コントラストをオン。

グレーを基調とすればスタイリッシュ

 

定番のモノトーンコーディネートは、グレーをメインカラーに指名するとスタイリッシュさが盛り上がります。メランジニットベスト、チャコールグレーパンツで変化をつけたら、白シャツを忍ばせてシャープさを加算。

ストライプシャツが好作用

 

ブラウン、グレー、カーキの穏やかなアースカラーに任せて品のよさを演出。ストライプシャツを使ってクリーンさを呼び込んだら、編み模様がくっきりとしたニットベストを重ね立体感を上乗せ。

「メッシュニット」透かし編みで洒落感アップ


「メッシュニット」を選択して、インに仕込んだシャツを覗かせると洒落感がアップ。透かし編みを頼りにして、メリハリを手に入れましょう。

ワントーンに水色を差して

 

おなじ中間色である、ベージュとグレーのワントーンコーディネート。これだけでも完結しますが、水色のシャツを忍ばせてワントーンがのっぺりするのを阻止。メッシュニットの隙間からも水色が覗き、爽やかさが引き上がっています。

白にはやっぱりブルーがお似合い

 

白で繋いだ上下が間延びしないよう、ざっくりとしたメッシュニットプルオーバーを指名。白のクリーンさに共鳴するブルーデニムシャツを仕込めば、まるでチェック柄のような模様が浮かび上がって奥行きを宿すことに成功します。

カラーブロックの強さを程よく和らげる

 

ブルーのギンガムチェックシャツ、パステルピンクのミニニットスカート、オレンジサンダルという好奇心を刺激できるカラーブロックコーディネート。ポップに傾きすぎないよう、白のニットを重ねて色の分量を調整。メッシュニットなら、シャツのチェック模様をそのまま活かすことができます。

ニットの透かし編みをアクセントにする

 

俳優、歌手のアマンダ・ホールデンは、ブルーを基調としたクリーンな着こなしを披露。白シャツとブルーデニムパンツのワンツーに、透かし編みのニットベストを重ねさらなるメリハリを授けて。編み模様がアクセントになり、ワンカラーのなかに動きが生まれています。

「スカート」できれいめフェミニンをつくる


ニットとシャツのコンビを「スカート」スタイルに取り入れ、きれいめフェミニンスタイルをメイク。大人ならではの余裕感が漂うスタイリングアイディアをお届けします。

ぱきっとした純白があれば好バランス

 

ベージュと白でつくるニュアンスカラーコーディネートは、ニットのなかに真っ白なシャツを投入してぼんやりしないように整頓。ツヤのあるスカートがしなやかさを助長してくれるから、優雅さが漂っています。

ニアリーカラーの繋ぎ役として白を差す

 

パファーポケットが印象的なミニスカートと、スリムなロングブーツを合わせたモードな着こなしは、ネイビーとブラックに任せて上品さを両立。ニアリーカラーがぼやけて見えないのは、白のシャツを仕込んで小気味よく整えているから。

重ね着術を使って洒落感をプラス

 

知的かつ上品なムードが漂う、水色のシャツ、ネイビーミドルタイトスカート、そして黒ロングコートの組み合わせ。黒タートルニットを仕込むひと工夫で、きちんと感をキープしながら洒落感も手に入れて。

白を効果的に効かせる

 

タイトスカートやスリングバックパンプス、肩掛けコートでシックなムードが漂うモノトーンスタイルは、緊張感を和らげるゆったりニットプルオーバーがこなれ感を実現。効果的に白を散らしつつ、素肌も覗かせれば軽快さを両立できます。

シャツとニットのコンビにトラッドなコートがマッチ

 

白シャツとグレージュニットの清楚なコンビには、トラッドなブラウンのチェック柄コートがしっくり。シャツのボタンを外し、裾に動きをつけると立体感がアップ。レイヤードスタイルなので、ボトムは黒のミニスカートとショートブーツですっきりと。

「パンツ」オフィスカジュアルにもおすすめ


シャツ、ニット、そして「パンツ」の組み合わせは、品のよさと知的さを演出できるためオフィスカジュアルとしてもおすすめです。お洒落心もしっかり満たせる着こなしをピックアップ。

黒タートルニットを使って顔周りをシャープに整える

 

シャツとジャケット、パンツで構成するきれいめスタイルは、王道だけにマンネリすることも。黒のタートルニットを仕込めば奥行きが生まれ、お洒落心を刺激できます。さらに顔周りもきりっと引き締まって、シャープに見せることに成功。

爽やかなストライプと白を投入

 

グレータートルニットと黒パンツのシンプルスタイルは、ブルーのストライプシャツを加え印象チェンジに繋げて。形がのっぺりしないよう、ニットの裾と袖を折り返しストライプ柄の存在感をアップ。足元にも白をもってきて、軽快さをアピール。

白シャツのキレのよさが着映えに貢献

 

ケーブルニットプルオーバーのほっこり感を払拭するために、パンツともにチャコールグレーを選択。さらにインに取り込んだ白シャツの襟を見せ、適度な緊張感をプラス。カラーレスの装いに飾り気をプラスするために、チャンキーチェーンのゴールドブレスレットとレオパード柄バッグをオン。

ストライプシャツを挟んで奥行きを出現させる

 

グレータートルニットと黒コートのあいだにブルーのストライプシャツを挟むだけで、モノトーンに奥行きが生まれます。微光沢感のあるコートに呼応させるように、シャイニーな白パンツを採用。爽やかなカラーがポイントになり、好印象にまとまりました。

カラーブロックは黒で馴染ませる

水色シャツとブライトピンクのカラーブロックがトゥーマッチにならないのは、清楚なシャツとスティックパンツのコンビならでは。さらに黒のニットをレイヤードして、ポップに傾くのを防止。仕上げに白黒の千鳥格子柄コートで覆いクラシカルにまとめて。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香