みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、47回目です。

今回お話を伺ったのは、毛髪診断士でビューティプロデューサーとして活躍する美香さん。最近気になっているのが、昨年から増えつつある人工毛のメイクアップブラシだそう。メイクの仕上がりを美しくするのはもちろん、人工毛の概念が変わる極上の使い心地が魅力とのこと。おすすめの使用方法やお気に入りのブラシをご紹介頂きました。

美香さん
ビューティプロデューサー・毛髪診断士
(ファッションデザイナーを経て、多数の美容業界人を顧客にもつヘアサロン『AMATA』をオープン。高い美意識と本物を追及する探究心で、様々な分野にて製品プロデュースやコンサルタントとしても活躍。https://www.instagram.com/mikaamata/?hl=ja

メイドインジャパンの「技術の高さ」を感じるクオリティ

「去年から優秀な人工毛のメイクブラシが出ていて、各メーカーさんが植物繊維を駆使してオリジナルのものを作り上げています。合成繊維=ナイロンでしょ? 肌がチクチクするでしょ? と思いがちですが、その考えは使えばいとも簡単に払拭! 肌当たりが抜群で、リアルブラシのよう。

極上の使い心地の秘密は、作る職人にありました。なんと、メイドインジャパンを支える、熊野筆の職人の手によって作られていたのです。動物のキューティクルを彷彿とさせる肌当たりの良いブラシは、長年培ってきたブラシ作りの技術があってこそだと、胸が熱くなりました」(美香さん)

パウダーはブラシで格段に美しい仕上がりに!

コスメデコルテのメイクアップブラシ

「イチオシは7月に発売されるコスメデコルテのメイクブラシシリーズ。くびれのようなネック部分をつくることで柔らかな極上の感触に。密度も濃いので、肌へのフィット感も抜群。何度洗っても老朽化しにくく、カジュアルに使えるところも利点。

各パーツごとに専用ブラシができていて、フェースパウダーやチークのブラシを使用すると、仕上がりが最高なレベルに! 特にチークは感動もので、仕上げにサッと軽やかにのるのは、ブラシだからなせる技。肌のキメも綺麗に整います。

あとはNARSのブラシも素晴らしい! メイクアップの向上はもちろんのこと、優しい使用感もたまりません。アレルギーが起こりにくい肌触りというのがコンセプトなので、チクチクするから使えないと思っていた人にもおすすめです。使えば、”ブラシってこんなに気持ちがいいものなんですね”と開眼するはず」(美香さん)

マスクメイクこそ、ブラシが大活躍!

「マスク着用でフォーカスされるのが目元部分。そこで侮れないのがコンシーラーブラシです。オンラインで会議をする際に影で目立つのがクマや色素沈着で、コンシーラーの需要が増加。手でラフに塗ってしまうと厚塗り感が出てしまうので、ファンデーションは薄く塗り、アラが目立つ目周りはコンシーラーをブラシで塗布。最後にちゃちゃっとなじませると、肌が一気にフラットに。

また持っておきたいのが、パウダーなどをつけないまっさらなブラシ。それをアイメイクなどの仕上げにふわっとひとはけすると、余分な粉が落ちてメイクが定着。マスクへの粉落ちも防げます」(美香さん)

***

マスクメイクのアップデートはもちろん、これから暑くなって崩れにくくなるメイクを定着するためにも活躍しそう! ぜひ参考にしてみてください。

※掲載している商品はすべてご本人の私物です。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
EDIT&WRITING :
むらなかさちこ