ハットを使った大人コーデ【15選】ワンランク上の着こなしのコツは？

【目次】

• 大人のハットコーデのポイント
• 春夏は、麦わら素材一択で！おすすめハットコーデ
• 秋冬のマストハブはウールの中折れ帽！おすすめハットコーデ
• 大人のハットコーデおさらい

大人のハットコーデのポイント

バケットハットや、カンカン帽、パナマハット…etc.たくさんの種類があり、その中でもありとあらゆる素材や色が無数に存在するハットですが、ワンランク上の着こなしを完成させるなら、まずは“どんな形を選ぶか”が重要です。アクティブでラフなバケットハットや、フェミニンでかわいらしいカンカン帽も素敵ですが、大人がまずひとつ持っておくべきは、ずばり、“つばが少し広め&やわらかシルエット”のエレガントなハット。さっそく、その理由とともに、おすすめの帽子と着こなしを見ていきましょう。

大人のハットといえばボルサリーノ

BORSALINO（ボルサリーノ）

大人が選ぶべき帽子の代表格と言えば、これ。BORSALINO（ボルサリーノ）は、イタリアで創業して150年以上、今も創業時と同様の製法を頑なに守る、イタリアを代表するハットメーカーです。成功者のシンボルとして多くの芸術家やセレブ、著名人に愛されてきました。近年、パナマ素材のソフト・ハットが、おしゃれの辛口小物として女性たちのベストバイアイテムに浮上しています。上写真の帽子は1940年代に世界的流行を生み、ボルサリーノの代名詞となった「ソフト・ハット」と同じ形。歴史に裏打ちされた風格のある佇まいには、かぶるだけでその人の自信を引き出してくれるような力があります。大人の女性にこそふさわしいアイテムです。

BORSALINO（ボルサリーノ）のブランドヒストリーへ

ボルサリーノのハットを使ったコーデ

ストライプの辛口シャツワンピース×白スニーカーのコーデをハットでかっこよく仕上げる

スニーカー 『ヴィヴ スケート』（ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン〈ロジェ ヴィヴィエ〉）、ワンピース（エスケーパーズオンライン〈ポステレガント〉）、帽子（ボルサリーノ ジャパン）、ピアス・リング・ブレスレット（シャンテクレール 東京店）、バッグ（デルヴォー・ジャパン）

ワンピース×スニーカーの今どきコーデに、ボルサリーノで一気にクラス感をアップ。端正なストライプのシャツワンピースと上質なハットが、エレガントな辛口コーデを完成させてくれます。

ピエール アルディ、ロジェ ヴィヴィエの「モード顔スニーカー」で最旬コーデを満喫！

今年トレンドのスポーティなサンダルもボルサリーノのハットでぐっと上品に

サンダル・ニット・パンツ・バッグ（ザ・ロウ・ジャパン）、帽子（ボルサリーノ ジャパン）、「モダン ウィーヴィング」のピアス・「マリハ」のブレスレット（showroom SESSION）、ネックレス（エスケーパーズオンライン〈ソフィー ブハイ〉）、時計（ソーウインド ジャパン〈ジラール・ペルゴ〉）

ヘルシーな美しさへの価値が高まる今、よりアクティブに過ごす毎日が心地いい。スポーティサンダルとハットで機能性とエレガントを兼ね備えて、躍動感に満ちた装いに。

「ザ・ロウ」ナッパレザーのスポーティサンダルで【一歩先のカジュアル】を完成させて

ローズゴールドのジュエリーやウォッチとも相性よし

時計『Twenty~4（トゥエンティフォー） Ref.4910/1201』［ローズゴールド×ダイヤモンド、クオーツ］（パテック フィリップ）、ピアス・ブレスレット『イコニカ』［ローズゴールド］・リング／左手［人差し指］小［ローズゴールド×ホワイトゴールド×スモーキークオーツ］・大［ローズゴールド×ホワイトゴールド×プラシオライト］・［薬指］［ローズゴールド×ホワイトゴールド×ダイヤモンド×ホワイトトパーズ］・右手［薬指］『イコニカ』［ローズゴールド］（ポメラートブティック 銀座店）、マックスマーラのニット・タンクトップ・バッグ・スポーツマックスのパンツ（マックスマーラ ジャパン）、帽子（ボルサリーノ ジャパン）

ローズゴールドのブレスレットウォッチとジュエリーを重ねて、艶のボリューム感を出した力強いレイヤード。存在感のある上質小物の合わせ技にも、ボルサリーノが小粋な外しとして効いてきます。ベージュ～カーキのドライな色調でまとめた、スポーティな趣のニットスタイルにそれぞれの小物が引き立ちます。

6/22 Tue│ドライな色調のコーディネートには、「パテック フィリップ」のブレスレットウォッチで甘美な艶をプラスして

春夏は、麦わら素材一択で！おすすめハットコーデ

ここからは季節ごとのおすすめコーデをご紹介します。ハットへの機能性とエレガントの両立に期待したい春夏は、かぶっていても涼しく軽い、それでいてシーズンムードを急上昇させて気分まで高めてくれる麦わら素材一択です！

麦わらハットで、夏のワンツーコーデがドラマティックに華やぐ

ニット（オルドス ファッション ジャパン）、スカート（トラデュイール）、帽子（wb）、サングラス（ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉）、ペンダント（ホアキン・ベラオ）、バッグ（ロエベ ジャパン）、靴 ,000（トッズ・ジャパン）　撮影／佐藤 彩　BY：『Precious9月号』小学館、2020年

鮮やか色のロングスカートを合わせたシンプルなワンツーコーデも、ハットをプラスするだけで一気に夏感がアップ。ドラマティックさにも拍車がかかります。コンパクトな黒トップスやソリッドな印象の小物を合わせ、あくまで辛口に着こなすのがおすすめ。

ワンピース×カプリサンダルのコーデはパナマハットで絵になるスタイルに

ワンピース（ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉）、帽子（ヘレンカミンスキー ギンザシックス店）、ペンダント（ ホアキン・べラオ）、バッグ（モワナ 伊勢丹新宿ブティック）、靴（アマン〈イル サンダロ オブ カプリ〉）　撮影／小林美菜子　BY：『Precious7月号』小学館、2020年

ふわりと風をはらむ細かなストライプが描かれたワンピースは、コットンシルクのさらりとした素材。共布ベルトをキュッと結べば、女性らしいフォルムへと導いてくれます。パナマ帽やカプリサンダルで、遠目からでも絵になるスタイルに。コロンとしたバッグで差し色もプラスして。

カーキ×ベージュ×ゴールドのさりげない色合わせの妙が趣味のよさを漂わせるコーデ

パンツ（マディソンブルー）、サンダル（ブルーベル・ジャパン〈フランチェスコ ルッソ〉）、カーディガン・ニット（スローン）、帽子（ビームス 公式オンラインショップ〈グリッロ〉）、サングラス（グローブスペックス エージェント〈アーレム〉）、ピアス・ブレスレット・リング（TASAKI）、バッグ（TOMORROWLAND〈TOMMASO CANDRIA〉）　撮影／佐藤 彩　BY：『Precious7月号』小学館、2020年

ほんのり艶のあるリネン素材のスティックパンツと、薄手ニットのアンサンブルを、色調を合わせたハットでこなれた印象の着こなしに。カーキ×ベージュ×ゴールドのさりげない色合わせの妙が趣味のよさを漂わせるコーディネートは、女友達からも好感度が高いカジュアルスタイルです。

カーキのワンピース×白スニーカーのコーデもハットを合わせれば品よく

ワンピース（ゲストリスト〈アッパーハイツ〉）、帽子（TOMORROWLAND〈GREENPACHA〉）、サングラス（グローブスペックス エージェント〈アン・バレンタイン〉）、ネックレス（エスケーパーズオンライン〈タプレイ〉）、バングル（エレメントルールカスタマーサービス〈パティエラ〉）、バッグ（アマン〈ア ヴァケーション〉）、靴（J.M. WESTON 青山店）　撮影／佐藤 彩　BY：『Precious7月号』小学館、2020年

カーキのワンピースは、ウエストのドローストリングでギャザーのボリューム調整ができるデザイン。小物も同系色でまとめれば、大人色のグラデーションコーデが完成します。さらに足元に白スニーカーを合わせることで、スポーツ気分が漂う旬のバランスに。

夏の日差しに似合う、潔いオールホワイトのコーデの仕上げにハットをあわせる

靴『Achilles Low』（GALERIE VIE 丸の内店〈WOMAN by COMMON PROJECTS〉）、ワンピース（ebure）、帽子（ユナイテッドアローズ銀座店〈クール〉）、バングル（チェルキ〈ギャレッタ〉）、バッグ（J＆M デヴィッドソン 青山店）　撮影／小林美菜子　BY：『Precious6月号』小学館、2020年

さらりとしたリネン混のホワイトワンピースはリラックスして過ごす週末に最適。足元まで「白」でそろえたクリーンな装いが、周囲まで明るいムードで包みます。麦わらハットのベージュカラーが、オールホワイトに奥行きと柔らかさを加えて、女らしい表情に導いて。

シャツ×中折れハットのハンサムコーデを、素材や小物使いでこなれカジュアルに

ネックレス・全長約45cm・全長約100cm・リング〈右手〉『バランス シグネチャー』・〈左手〉人さし指『バランス エラ ブラック』・中指『バランス ダイヤモンド ツイン』（0 TASAKI）、ブラウス（アノア〈リビアナ・コンティ〉）、パンツ（プレインピープル丸の内）、帽子／私物　撮影／CHITO（THE OCTOPUS）　BY：『Precious7月号』小学館、2019年

つばが大きめな中折れハットはエレガントかつハンサムな印象。×シャツの紳士的な組み合わせも、涼しげなくたっとした生地のシャツを選んだり、ベージュリボンの麦わらでカジュアルに見せたりと、着こなしの技でこなれさせて。存在感のあるアクセサリーがエスニックなスパイスを加味。

贅沢な布使いがエレガント！優しいブラウンのドレスの甘さを黒のハットで引き締めて

ワンピース（ビオトープ〈カリタ〉）、帽子（DES PRES〈クライド〉）、ストール（ロンハーマン〈アソース メレ フォー ロンハーマン〉）、ピアス（ストラスブルゴ〈サイモン アルカンタラ〉）、バッグ（SIRI SIRI）、バングル（セスタンテ〈ホアキン・ベラオ〉）、靴（ハルミ ショールーム〈アキラナカ〉）　撮影／佐藤 彩　BY：『Precious6月号』小学館、2019年

薄く軽やかなコットンシルク地を贅沢に使い、前身ごろに細やかなギャザーをたっぷり集めた、まさに女優オーラを放つ優雅なドレス。デコルテを魅せて、黒で揃えた小物でシックに引き締め、ミステリアスに。

秋冬のマストハブはウールの中折れ帽！おすすめハットコーデ

ここからは、秋冬のハットコーデのおすすめをご紹介します。この時季ハットに求めたいのは、おしゃれ度を高めてくれる洗練されたデザインと厚手の服にも負けない存在感。上質なウール素材の中折れハットなら、大人の女性のワードローブに品格のあるアクセントを添えてくれます。寒くなり着込むほど、変化をつけづらくなるシルエットも、つば広ハットを投入すれば一気に解決。マンネリコーデをリフレッシュしてくれる存在です。

しっとりとした女らしさに黒のハットでハンサムなかっこよさを加味するのがポイント

カーディガン・ストール（ロエフ 六本木店）、パンツ（ミカコ ナカムラ南青山サロン〈M・Fil〉）、ピアス・リング（エストネーション六本木ヒルズ店〈ブランイリス〉）、ネックレス（showroom SESSION〈マリハ〉）、帽子（CA4LA ショールーム）、バッグ（アマン〈エレメ〉）、靴（ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉）　撮影／水田 学　BY：『Precious11月号』小学館、2020年

とろみ素材としなやかなシルエットがエレガントなベリーレッドのパンツに、知的なチャコールをこっくりとなじませたダークトーンの着こなし。しっとりとした女らしさのなかに、黒のハットなど切れ味のいい小物使いでハンサムなかっこよさを加味するのがポイントです。

トップグレーのカシミアワンピースにボルサリーノのハットでリッチ感漂う週末カジュアルが叶う

ワンピース・カーディガン（三喜商事〈アリュード〉）、帽子（ボルサリーノ ジャパン）、リング（ホアキン・ベラオ）、バッグ（J&M デヴィッドソン 青山店）、靴（シードコーポレーション〈ヴェジャ〉）　撮影／浅井佳代子　BY：『Precious10月号』小学館、2020年

上品なトップグレーのカシミアワンピースは、なめらかな肌触りはもちろん、リブ仕立てが縦のラインを強調しすっきり見えるのもうれしいポイント。クラシックなグレージュのハットとバッグを合わせた絶妙なグラデーションでリッチ感漂う週末カジュアルが完成！

いつものタートル×パンツコーデを一新！ハットの潔い白が好感モノトーンを実現

ニット（ボウルズ〈ハイク〉） ハット（ドゥロワー 六本木店〈ロック アンド コー〉） 　時計（ヴァシュロン・コンスタンタン）、グローブ（真下商事〈デンツ〉）、バッグ（デルヴォー・ジャパン）、靴（クリスチャン ルブタン ジャパン）　撮影／小林美菜子　BY：『Precious12月号』小学館、2020年

タートルニット×パンツの定番コーディネートを新鮮に！明度の高いクリアな白小物を効かせた潔さで、好感度の高いモノトーンコーデの完成。ハットは、クリアで強い白ながら、あたたかみのある素材とほんのり曲線を描くシルエットで大人の女性のたおやかさも表現してくれる。

フェミニンスカートをメンズライクな小物でシックに導いて

スカート（アオイ〈ファビアナフィリッピ〉）、ハット（ボルサリーノ ジャパン）、バングル（ジョージ ジェンセン ジャパン）、靴（HAUNT代官山／ゲストリスト〈サルトル〉）、サングラス・バッグ／ 1 日とじ　撮影／小林美菜子　BY：『Precious12月号』小学館、2020年

ふわりと広がる長め丈のチュールスカートとロングブーツのコンビでトレンドを取り入れて。そこに中折れハットを合わせれば、まるでシネマ女優のようなクラシックな魅力溢れるコーディネートが完成します。

冬ならではの素材をレイヤードした、ベージュ〜ブラウンのグラデーションコーデ

コート・ニット・パンツ（三喜商事〈アニオナ〉）、帽子（ボルサリーノ ジャパン）、バングル（ホアキン・ベラオ）、ザネラートのバッグ・シダナの靴（アマン）　撮影／佐藤 彩　BY：『Precious11月号』小学館、2020年

英国トラッド調の細かなチェックのコート。その色を繋げるような、ベージュのハット。そこにブラウン系パンツを合わせ、トーン・オン・トーンで着こなす冬ならではのレイヤードスタイル。

大人のハットコーデおさらい

ハットコーデをワンランクアップさせるコツは、そのアイテム選び。“広めのつば”は、華やぎとエレガントさを。直線的でない“やわらかなシルエット”が、ハットそのもののメンズライクな印象を中和させつつ、コーディネートに馴染んで大人の女性らしいたおやかな表情を与えてくれます。春夏は麦わらで涼しげに、秋冬はウールでリッチに…それぞれのシーズンムードを盛り上げる素材でワンランク上のハットコーデを楽しんでみてはいかがでしょう。