美しい! ゴージャス! そしてスリリング!韓国ドラマ『Mine』沼にハマる女性続出中
第4次韓流ブームのなか、大きな話題を呼んだ『Mine』。超セレブな財閥ファミリーが繰り広げる「そこまでする!?」な愛憎劇に、韓国ならではの美意識と熱量がたっぷりと詰まっています!
今回は韓国通の編集、翻訳業・伊東順子さんに、韓国ドラマ『Mine』の魅力をご紹介いただきました。
◇韓国ドラマ『Mine』
◇STORY◇
大豪邸で暮らすヒョウォン財閥ファミリー。創業者の会長の長男と、会長の婚外子である次男との後継者争いを軸に、平穏を装っていた家族の秘密が暴かれてゆく。長男の妻、次男の妻、そして次男夫婦の息子に執着する家庭教師、3人の女性が醸し出す緊迫感は観ていて息苦しいほど。タイトルも意味深。全16話。
長男の妻ソヒョンを演じるキム・ソヒョン(写真上)は、【韓国の天海祐希】と呼ばれるクール・ビューティ。次男の妻ヒスを演じるイ・ボヨン(写真下)の華やかなファッションも見どころ。
そして、次男夫婦の息子に執着する、家庭教師カン・ジャギョンを演じるオク・ジャヨン(写真上)。
さらに、従業員に激昂してクリームパンを握りつぶす長女ジニ(写真上)は、かの【ナッツ姫】のよう!?
◆『Mine』沼にハマる…、その魅力とは?
「これまでの韓国ドラマといえば、【男の子のかわいさ】が話題になることが多かったと思いますが、『Mine』では男性はどうでもよくて(笑)、とにかく女性たちが美しい。特に、ストーリーの中心を担う女性たちが、それぞれに個性的なファッションを一話のなかでも次々と見せてくれるのは、コロナ禍で街へ出掛ける機会が減った今、目の保養になります。一般的な【上流階級】や【富裕層】と呼ばれるセレブとは格が違う【財閥ファミリー】。その、想像を絶するゴージャスな暮らしもおもしろく、インテリアなど画面の隅々まで見どころが満載です。
冒頭、事件を予感させる流血の現場から始まりながら、被害者も加害者も、なかなか特定できないという計算された構成。愛人の子、前妻の子と、血と情が複雑に絡み合う家族関係も韓国【あるある】です。わがまま放題の言動や、激昂しながらのパワハラなどは、韓国の人にとっては『これは彼女のことだな…』と実在の人物が思い浮かぶリアリティ。そして、物語を貫く、大切なものを守るために戦う女性たちの強さと連帯感に、胸が熱くなります。
総じて、韓国ドラマは、美しいものが多いと私は思います。韓国の人は老若男女を問わず、見た目をとても気にします。その隙のない美意識と、『そこまでする!?』という極端なまでの熱量が、ドラマならではの非日常感、贅沢したなという満足感をくれる。それが韓国ドラマの魅力なのだと思います」(伊東さん)
韓国ドラマ『Mine』は「Netflix」にて独占配信中です。
- EDIT&WRITING :
- 宮田典子・剣持亜弥(HATSU)、喜多容子(本誌)