シャンパーニュ・メゾン「ペリエ ジュエ」から、新ヴィンテージ ラインのシャンパーニュ「ペリエ ジュエ ベル エポック 2011」が登場。ペリエ ジュエの歴史あるスタイルを完璧に表現する逸品で、フローラルで幾重にも重なる味わいが楽しめるものです。
力強く爽快な味わい。コントラストに満ちた1年が生み出したキュヴェ
「ベル エポック2011年は、爽快なフレッシュ感や、なめらかさと酸味の見事なバランスを表現する、驚くほど調和の取れたヴィンテージ。生命感と気品が織りなす絶妙なハーモニーです」と語るのは、1811年から続くペリエ・ジュエの7代目セラーマスター(最高醸造責任者)、エルヴェ・デシャン氏。
今回発売されるヴィンテージ シャンパーニュ「ベル エポック 2011」の特徴は?
「ペリエ ジュエのシャンパーニュを熟成させるセラーは、摂氏12度で保たれています。セラーの一番深いところは地表から30メートルの深さに位置しているため、湿気も多く、地下水面に接しているため、冬になると時として浸水することがあるほど。このセラーに、熟成を待つシャンパンボトルが1100万本も眠っています。
そこから出荷された最も新しいヴィンテージであるシャンパーニュが『ベル エポック 2011』。
この2011年という収穫年は、早熟な年でした。春が早くに訪れ、また早い時期に太陽が暑さを運んできました。そのため、平均的には6月中旬に花が咲きますが、この年はぶどうの花の開花が5月末に終わりました。その後6月、7月と雨が多く気温が下がりましたが、8月になると空気が乾き、また太陽がたくさん降り注ぎました。
その寒暖差、気候のコントラストにより、ぶどうの成熟度が増した1年。そのため、例年より収穫も早まります。普段の年の収穫は9月中旬に行われますが、8月の下旬に行われました。収穫されたぶどうを調べたところ、なかでも出来がよく、優れていたのがシャルドネ種。ベル エポックを構成するぶどうの50%はシャルドネ種で、エレガントさとデリケートさを味わうのに、非常に重要な要素です。
そしてシャルドネが優れているだけでなく、2番目に多い割合を占めるピノ・ノワール種との相性も重要です。このピノ・ノワールとの相性が、味わいに力強さと酸味をもたらし、長い熟成期間を経て、よいシャンパーニュになっていくポテンシャルをもたらしてくれます。また、このピノ・ノワールが、セラーでの熟成期間で特別な香りやアロマをつくるのです。
そのようにしてできた2011年のベル エポック。日本はアメリカに次いで、世界で2番目に発売される国となりました」とエルヴェ・デシャン氏。
その味わいは、「生命感と気品が調和する、爽快感あふれるワイン」と称され、力強い第一印象の後に、白い果実のアロマが広がるフレッシュ感が驚くほど持続。ミネラル感のある余韻が残る味わいです。このミネラル感こそがシャルドネ種の特徴であり、ベル エポックらしいところといえます。
外観は淡いイエローに、持続性のあるグリーンの細かな泡がほのかにきらめきます。フローラルな芳香はアカシアとリンデンバウムの花々。ハチミツの淡い香りが引き立て、さらにアーモンド、白桃、洋ナシのみずみずしいアロマが、砂糖漬けのシトラスピールの香りに包まれます。
メゾン設立200年目にあたる2011年に収穫された記念すべきシャンパーニュ「ベル エポック 2011」。爽快なフレッシュ感、なめらかさと酸味の見事なバランスをこの機会に味わってみてはいかがでしょうか。
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- Precious.jp編集部