テーマは『ロミオとジュリエット』。100以上のクリエーションで構成されたコレクション
ヴァン クリーフ&アーペルより、待望の新ハイジュエリーコレクションが、遂にお目見えとなりました。
今回登場したコレクションは、ウィリアム・シェイクスピアによる不滅の傑作戯曲『ロミオとジュリエット』に着想を得て誕生したもの。
これまでも文学を着想源のひとつとしてきたヴァン クリーフ&アーペルは、今回も新たな視点と共に、物語のシーンを見事に表現したジュエリーを創造しました。
色彩の中心となるのは、ロミオのモンタギュー家とジュリエットのキャピュレット家、それぞれを象徴するレッドとブルーの色調。
さらに、ふたりの永遠の愛を表現するかのようにレッドとブルーを融合させたモーヴカラーに、彼らの溢れる希望を表したグリーンのカラージェムを用いて表現されています。
色彩の魔法に魅了されるラグジュアリーなジュエリー5選
美しき色彩パレットと類稀なる技法により生み出された本コレクションより、厳選した5つのジュエリーをご紹介します。
■1:コレクションを象徴するクリップ「ロミオ&ジュリエット」
永遠に愛し合うふたりを称えたクリップは、まさに本コレクションを象徴する作品。物語から出てきたかのような躍動的なフォルムには、卓越した職人技が光ります。
ロミオの衣装では、サファイアとラピスラズリでブルーのチュニックを表現。ホワイトゴールドとブラックラッカーのタイツに、ミラーポリッシュを施したゴールドにイエローダイヤモンドのアタッチメントを添えたケープなど、ディテールまで精巧に仕上げられています。
一方ジュリエットは、ポリッシュ仕上げのゴールドやオレンジサファイア、ガーネット、ルビー、ダイヤモンドに包まれた、ゴドロン装飾によるパフスリーブの装い。
ロミオが贈る花のブーケに、ふたつの家族の和解を象徴すべく、両家のカラーを融合したモーブカラーが用いられているのも印象的です。
■2:愛の舞台、ヴェローナの町を想起させるネックレス「ヴェローナ」
中心で光り輝く23.86カラットものブルーサファイアと共に、3種の青の色調で構成されたネックレス。
リズミカルに構成された全体のラインは、曲がりくねった路地や隠された小路、川にかかる橋など、ふたりの愛の舞台となったヴェローナの町並みを想起させます。
ロングネックレスとしてはもちろんのこと、ブレスレットやショートネックレス、さらにはふたつのブレスレットとクリップに形を変えることができ、幅広く楽しむことができるのも魅力。
■3:キュビズム的ムード漂うペンダント付きイヤリング「キッス アット ザ バルコニー」
ホワイトゴールド、ルビー、ダイヤモンドで構成されたイヤリングは、ロミオとジュリエットの分かち合う愛を表現したもの。
パブロ・ピカソの作品『接吻』を想起させるモダンでキュビズム的なムードを感じさせるデザインが印象的です。
取り外し可能なペンダント付きのため、気分に合わせ2通りの着け方を楽しむことができます。
■4:“鏡”という名を冠したリング「スペッキオ」
イタリア語で「鏡」を意味するスペッキオと名付けられたリング。中央にセットされたエメラルドカットのダイヤモンドが燦然たる光を反映させ、まさに鏡のようです。
ダイヤモンドの周囲は、ルネッサンス時代の女性のドレスを飾るリボンがモチーフに。ホワイトゴールドとイエローゴールドのさまざまなカットのダイヤモンドが配されています。
この繊細なディテール装飾には、複雑なジュエリー制作における見事な職人技が光ります。
周囲の装飾は取り外すことが可能。たなびくリボンのみが残る洗練されたリングという、新たな一面も見せてくれます。
■5:イタリアを代表するマヨリカ焼きに着想を得たネックレス「マイヨリカ」
深く豊かなベルベットブルーをまとった42カラット超えのサファイアの美しさに魅了されるネックレスは、ルネッサンス期にイタリアで発祥したマヨリカ焼きに着想を得て誕生したもの。
大きさの揃ったバゲットカットのダイヤモンドと、スノーセッティングスタイルのダイヤモンドの2連から成るネックレスが、サファイアの存在感をさらに高めています。
女性のデコルテにしなやかに寄り添う様はまるで、ルネッサンス期のリボンのよう。
以上、ヴァン クリーフ&アーペルより新たに登場したハイジュエリーコレクションについてお届けしました。いつもさまざまな観点と発想により、革新的クリエーションをつづけるヴァン クリーフ&アーペル。トップジュエラーが導く世界観を、ぜひご堪能ください。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 池尾園子