「ヤコブコーエン」のレザースニーカーが、装いを仕上げる最後の“ワンピース”だ！

「ヤコブコーエン」のシグネチャーといえば、イタリアのテーラリング技術を駆使したデニムが有名だが、ウエアや小物類も実に気の利いたアイテムが多い。中でもスニーカーは、バリエーションが豊富な上、スポーツブランドにはない自由な発想から生まれたデザインが人気。今回紹介するスニーカーも、重くなりがちな秋冬の装いに軽快なアクセントを添えてくれる１足といえよう。

いわゆる“普及の名作”と呼ばれるような定番スニーカーだとやや面白みがなく、かといってデザインコンシャスなハイテクスニーカーはスタイルに取り入れるのがなかなか難しい。その隙間を埋めてくれる「ヤコブコーエン」のスニーカーは、装いに馴染む品の良さがありながら、随所に遊び心を効かせたデザインが特徴だ。

表情の異なるレザーを適材適所に取り入れた重層的なデザイン

スニーカー￥78,100（ヤコブコーエン東京ミッドタウン店）※税込価格

まず目を惹くのが、清爽なピュアホワイトと濃淡をつけたブルーを組み合わせた都会的なカラーパレット。ブルーの分量が絶妙な上、ブロック毎にヌバックやスムースレザーを巧みに使い分けることで重層的なニュアンスが生まれている。トゥ部分に小さな穴を配した“パーフォレーテッド”の意匠は、デザイン面だけでなく、レザースニーカーの難点でもある通気性を高めるのに一役買っている。サイドのエンボスロゴに加え、ヒールカウンターとサイドを繋ぐ2本のステッチが横顔に小粋なアクセントをプラス。屈曲製に優れたラバーソールは、快適な履き心地を約束し、気に向くままどこまでも軽快に歩を進めてくれることだろう。