このシーズン、毎日でも着たい気分になるポジティブカラー、ピンク。目に映れば、誰もが思わず笑顔になってしまうハッピー色ですが、甘くフェミニンになりすぎる不安も。
そこでこの春人気のスポーティなデザインやスタイリングで、甘さを中和し洒脱な装いに仕上げていた3人のコーディネートをご紹介します。
■1:アレクサンドラ・ペレイラは…カジュアルデザインをピンクでエレガントに昇華
スペイン出身のファッションブロガー、アレクサンドラ・ペレイラが2022年2月25日にミラノ ファッションウィークに登場した際のスナップです。
透け感のあるモダンなマテリアルのアウターは、フード付きでスポーティなデザインながら、視線を奪うヴィヴィッドなピンクで女性らしさも十分。
他のアイテムに全て、潔くホワイトを選ぶことでピンクが際立つ2トーンコーデに仕上げて。軽やかな印象で夏まで活躍しそうなスタイリングです。
■2:ジャネット・フリス・マドセンは…ピンクトレンチの「かっちり感」をフーディでカジュアルダウン
パリのストリートに登場したエディターのジャネット・フリス・マドセン。端境期の定番アイテムであるトレンチコートにピンクを選んで、ツイストの効いた着こなしを披露していました。
かしこまった印象になりがちなトレンチコートですが、フーディを合わせることで程よくカジュアルさがプラスされて今っぽいスタイリングに。
アビエイターシェイプのサングラスやレザーパンツ、メタルパーツがロックな雰囲気のフラットシューズといった辛口アイテムがピンクの甘さを抑え、あか抜けたコーディネートを完成しています。
■3:オリヴィア・パレルモ…ブルベ系トーンで遊んだカラーコーデ
デザイナー、ディレクターなど多方面で活躍するスナップの常連、オリヴィア・パレルモをミラノのストリートでキャッチしました。
まずピンクの色味は、青みがかったトーンの似合う「ブルベ」さんに最適なトーンをチョイス。オーバーサイズコートは短めの袖丈が軽快なデザインです。インはネイビーのニットと、バーガンディのスパンコールスカートをセレクト。異なる色を組み合わせながらも、全て寒色系トーンを選ぶことでまとまり感のあるカラーコーデに仕上げています。
足元やクラッチはマルチカラーのものを合わせて、プレイフルに。ファッション通の彼女らしく、華やかでエッジーさもある装いです。
ピンクのキュートさに大人らしいドライさを加えることで、洗練度をアップしていた3人のコーディネートをチェックしました。
気分を明るくする愛されカラーで、春気分を満喫してみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子