【目次】
- 「白シャツ」はレイヤード術を使ってマンネリさせない
- 「ニット/カーディガン」シャツがあれば上品に
- 「スウェット/パーカ」カジュアルをクラスアップ
- 「カットソー」Tシャツなどと合わせ爽やかに
- 「ベスト/ジレ」で立体感アップ
- 「シャツオンシャツ」二枚重ねでこなれ感を演出
- 「ワンピース」清楚なフェミニンを完成させる
「白シャツ」はレイヤード術を使ってマンネリさせない
クラシックでタイムレスな「白シャツ」は、アレンジしがいのあるシンプルさが魅力。重ね着術を駆使して、コーディネートがマンネリするのを防止しましょう。
まずはシンプルにプルオーバーを重ねて
白シャツのレイヤードスタイルにトライするなら、まずはシンプルなプルオーバーと重ねてみて。Vネックとショート丈のデザインだと、シャツの襟、裾をアクセントにすることができ立体感が倍増。白黒でコントラストを与えたら、ベージュパンツでソフトに整頓。親しみのあるチノ素材がコーディネートをプレッピーにまとめ上げます。
ビスチェを引き締め役に加える
プレーンな白シャツを飾り付けるように、構築的なAラインのミニスカートをプラス。パステルイエローが白に溶け込んで、透明感が漂っています。これだけでもコーディネートは完結しますが、チャコールグレーのニットビスチェを引き締め役に指名し、モードにドレスアップ。
白シャツをあいだに挟んで小気味よく
コーディネートのメリハリ付けにもぴったりな白シャツ。ヴィットリア・チェレッティはビターブラウンニットと黒レザージャケットのニアリーカラーが同化しないように、あいだに真っ白なシャツを挟んで奥行きを出現させました。グレージュのパンツ、ベージュ系スエード小物のソフトな色味が効いて、しなやかさもクリア。
キレのよさをキープしながら爽やかさをトッピング
鮮やかな赤のタートルニットに、黒のテーパードパンツという力強い配色の着こなしを披露したオリヴィア・パレルモ。白シャツをふわっと重ね、モード配色のキレのよさをキープしながら爽やかさを演出して好印象に。シルバーのゴツめネックレスを投入して、スタイリッシュなムードを加速。
白シャツを忍ばせて大人のサファリルックを作る
ドライなカーキが格好よいシャツとパンツのセットアップを活用。白シャツの襟と袖を覗かせ切れ味良く見せると、大人らしいサファリスタイルの完成度がアップ。小物はすべて黒で統一し、シックな色合わせを意識しました。
「ニット/カーディガン」シャツがあれば上品に
あたたかみを感じる「ニット」と「カーディガン」にシャツを足し、上品な着こなしへと誘導。ぬくもり素材にクリーンさが備わり、ほっこりして見えないメリットも。
モノトーンに爽やかストライプを差して
タートルニット、スラックス、ローファーのトラッドな着こなしは、モノトーンで構成してミニマルシックを体現。足元に白を持ってくれば軽快さをアピールできます。白地のブルーストライプシャツを下に重ねると、白のシューズと共鳴して爽やかな印象がぐんとアップ。
異なる素材をミックス
生き生きと見えるライムイエローは、ソフトなニットとオーバーサイズシャツで取り入れ余裕感をオン。異なる質感をミックスして、同じ色のなかに奥行きを授けて。ビタミンカラーにマッチする白のデニムパンツは、フレアシルエットにこだわりしなやかさを両立。
ダークカラーが単調にならないように調整
グレーとブラック、ビターブラウンのダークカラーコーディネートが単調にならないのは、ツヤのあるジャケットを選んだり、ぱきっとシャープな白シャツを効かせているから。シャツとVネックニットのプレッピーなコンビが親しみやすさをクリアします。
清潔感漂う水色シャツが好アクセント
水色のシャツを上に重ねて、トップスからシューズまで黒で繋いだ着こなしの間延びを解消。ぱきっとしたカラーコントラストが生まれますが、柔らかなタートルニットとソフトな水色がマッチして品のよさが漂います。仕上げにベージュロングコートをプラスして優雅さを上乗せ。
鮮烈な赤を引き立てるクリーンなカラー
遠くからでも目を引く鮮やかな赤カーディガンをもっと引き立てるために、ベースには真っ白なシャツとライトブルーデニムパンツをセット。黒のネクタイを小さく効かせ、顔周りをシャープに整えているのが参考になります。バッグとシューズも黒にして、リズミカルにフィニッシュ。
ベーシックアイテムたちを重ねてみる
幾重にもなったレイヤードスタイルでもくどくならないのは、王道カラーにこだわりつつ、シャツやカーディガン、カットソーといったベーシックアイテムを選んでいるから。着回し力に長けたシンプルアイテムたちも、重ねてみれば新鮮な面持ちに。ボトムは黒パンツを指名し、すっきりさせると好バランス。
「スウェット/パーカ」カジュアルをクラスアップ
アクティブかつカジュアルな印象の「スウェット」と「パーカ」に、シャツを重ねてクラスアップを叶えましょう。ラフにならず、かといって気張って見えない、そんなちょうどいいバランスがこなれ感を漂わせます。
ハンサムスラックスをおともにして
品のよさと透明感を持ち合わせた、ラベンダーカラーのプリントスウェットプルオーバー。襟と袖先を見せたブルーのシャツがアクセントになり、洒落感が引き上がって。ハンサムなチャコールグレーのスラックスとメタリックシルバーパンプスを掛け合わせ、カラー×カラーのスタイルをスタイリッシュに昇華。
きれいめアイテムをうまくミックス
トップスとパンツをスウェットでリンクしたイージーな着こなしも、品行方正なセンタープレス入りパンツを指名してラフになるのを防止。またシャツとジャケット、ヒールパンプスのきれいめアイテムを組み合わせ、テイストミックススタイルを堪能。トップスのブルー、シャツのイエローがキャッチーさに貢献しています。
清楚な白シャツの襟が好作用
ロゴスウェットプルオーバーとデニムパンツ、スニーカーの定番ストリートカジュアルは、インに仕込んだ白シャツの襟をちょこんと効かせるだけで、清楚な雰囲気が備わりクラスアップが実現。さらに辛口なダークブラウンのレザージャケットで引き締めればパーフェクト。
パーカを外し役として重ねてみる
実験的なミックススタイルに定評があるオリヴィア・パレルモ。この日はオーソドックスな白シャツに、黒レースペンシルスカートとポインテッドトゥパンプスのグラマラススタイルをベースに、外し役としてパーカをオン。黒のプリントとツイード切り替えという、デザイン性の高いパーカならモード感を損ないません。
白を散らして小気味よく
ニットパーカに、アクティブなカーゴデザインなのにお利口なツイード素材という、意外性のあるパンツを添えブラウンコーディネートを表情豊かに。またシャツと先の尖ったパンプスを白でリンクし、間延びを解消しながら小気味よくまとめました。
「カットソー」Tシャツなどと合わせ爽やかに
TシャツやロンTといった「カットソー」に合わせると、軽やかな印象が引き立って爽やかにまとまります。ヘルシーさ漂う、大人のための粋なカジュアルスタイルをピックアップ。
白シャツをふわっと重ねキレイに整頓
タイムレスな魅力を放つ白Tシャツとブルージーンズは、程よく余白を残した形にしてこなれ感を演出。プレーンな白シャツを羽織り、きちんと感を引き出して。モダンな形の白黒小物を選び、シックなカジュアルをコンプリート。
シャツを無造作に引っ掛けヘルシーな装いへ
あえて無造作に着こなしたオーバーサイズシャツが、肌感の出るタンクトップとマッチしてヘルシーさを盛り上げます。タックパンツとレザーサンダルのミニマルな黒アイテムを添え、白のシャープさを強調すればキレのよい仕上がりに。
色同士の繋ぎ役に白シャツを投入
ピンクとブルー、ネオングリーン、パープルを盛り込んでもトゥーマッチにならないのは、王道カジュアルのTシャツとデニムパンツをベースにしているからこそ。それぞれの色の繋ぎ役として白シャツを投入すれば、色の面積も抑えられ、ポップに傾かずクリーンに着地。
緊張感のある上下をカジュアルダウン
おのずと背筋が伸びそうな、シャツとレザーIラインスカートの緊張感のある組み合わせ。赤のボーダーロンTをレイヤードし、カジュアルダウンすればこなれ感たっぷり。シャツの襟、袖元、裾を効かせ立体感を手に入れて。
色味の異なるグリーンを積み重ねる
カーキやヴィヴィッドなど、色味を変えたグリーンを重ね奥行きたっぷりに。シャツとジャケットをレイヤードし、それらの襟を立体感に繋げて。さらに爽やかなミントのカットソーを中に置いて、表情を明るく灯すと好バランス。またミニスカートを取り入れることによって、肌見せそのものをメリハリに繋げました。
「ベスト/ジレ」で立体感アップ
スリーブレスな「ベスト/ジレ」をシャツにプラス。そうするとシャツの袖がアクセントになり、立体感がアップします。プレッピーなムードを醸せるのもポイントに。
重ね着してゆったりシャツに動きをつける
アイスブルーのオーバーサイズシャツに、グレーのデニムパンツ、グレーの延長感覚で使えるシルバースニーカーを合わせスタイリッシュな配色へ。パンツと同じ色のニットベストを重ねると、シャツの裾に動きがついて絵になります。ワントーンコーディネートがぼんやりしないよう、ぱきっと鮮やかなバッグを添えて。
ゆとりのあるニットベストが親近感をクリア
グリーンのレザーハーフパンツと型押しロングブーツのモードなボトムコーディネートなので、トップスは白シャツを指名して上品さとキレのよさを両立。そこにアームホールが広いゆったりニットベストを重ね、親しみやすさを演出すれば好バランスに着地。
ベストを仕込むだけでリズミカルな表情に
プレーンな白シャツと黒コートのあいだにリブニットベストを重ねるだけで、リズミカルな表情に変わります。さらに深いVネックがシャープさに貢献。ほかのアイテムも黒や濃紺でリンクし、冴え渡る白の存在感を高めて。
ロング丈のジレを重ねれば安心
潔い脚出しスタイルは、ロングレースアップブーツで膝下をカバー。さらに太ももまで届くロング丈のジレを重ね、ヒップ周りを覆うと安心。白シャツとジレによってマスキュリンなムードが備わり、格好よいフェミニンスタイルが出来上がり。
シャツ、ジレ、ジャケットなら凛とする
チャコールグレーがスタイリッシュなジャケットとジレ、パンツのスリーピースには、やっぱりクリーンな白シャツがマッチ。黒スリングバックパンプスのひとさじのレディが作用して、ハンサムウーマンな着こなしが出来上がり。
「シャツオンシャツ」二枚重ねでこなれ感を演出
単体で活躍するシャツ同士を重ねる「シャツオンシャツ」スタイルで、ひねりの効いたお洒落を堪能。参考にしやすいデニムパンツ合わせの着こなしをメインにご紹介します。
サイズ違いを重ね上級者な装いへ
アイボリーシャツとライトブルージーンズのワントーンコーディネートは、デザインが同じでサイズ違いのシャツを重ねることでモードにブラッシュアップ。インのシャツのボタンをラフに留め、裾を遊ばせ躍動感に繋げて。真っ白な小物を添え、シャープさを強調。
シャツを重ねて奥行きをつける
水色のシャツとブルーデニムパンツを使ってクリーンなオーラを振りまいて。ライトベージュ、そして白のように、シャツを3枚重ねお洒落心を刺激。バランスよく黒を散らせば、オーバーサイズの着こなしもぼんやりせず好バランス。
腰巻きで重ねてみる
片方を腰に巻く、こんなシャツオンシャツスタイルはいかが? 鮮やかなブルーのシャツに、生き生きとしたイエローのシャツを添えれば高揚感に満たされて。セットアップ感覚で着たベージュのトレンチコートとパンツがあれば、品のよさが備わり大人見え。
シャツとポロシャツをレイヤード
ボタンダウンのシャツとポロシャツを重ねれば変化がついて表情豊か。ボーダーポロシャツのインに、チェック柄シャツを効かせ小気味よく。バーガンディとブルーをメインにして、調和の取れた着こなしを完成させて。
凝った重ね着はニュアンスカラーで一体感を生む
ベージュと生成りのシャツを重ねたら、ジレもプラスして好奇心を刺激。淡い色味でまとめたことで、一体感が生まれています。イントレチャートのショルダーバッグ、チェック柄スカーフを加えニュアンスカラーがぼんやりするのを防止。ボトムはシンプルに黒まとめが吉。
「ワンピース」清楚なフェミニンを完成させる
一枚でコーディネートが完結する「ワンピース」は、シャツを重ねると印象ががらっと変わり、着回し幅を広げることに成功。清楚なフェミニンスタイルを作りたいときにおすすめな組み合わせです。
柔和なワンピースをシャープに導く
起毛感のあるクリームホワイトのしなやかワンピースを、混じりけのない白シャツによってシャープに見せて。トープカラーのレースアップパンプスがさらなるスパイスを加えてくれるから、モードエレガントがすんなり完成。
カジュアルデニムでドレスアップ
カジュアルな印象のデニムワンピースも、Iラインのベアタイプなら品のよさを獲得できます。中にクリーンな白シャツを迎えると、清楚さと上品さがぐんとアップ。エイジレスインフルエンサーのグレース・ガネムはパステルトーンで統一したイエローバッグとブルーパンプスをプラスし、ドレッシーな着こなしをコンプリート。
モノトーンに清潔感をプラス
慣れ親しんだモノトーンスタイルは、シャツとワンピースのレイヤード術を使ってマンネリを解消。水色のシャツを指名すれば、白黒の装いが新鮮になるだけでなく、清潔感が宿って絵になります。
肌感を抑えヘルシーに誘導
繊細なショルダーストラップのキャミソールワンピースは、こっくりブラウンを選んで大人らしさを獲得。シャツをふわっと重ね、肌見せ面積を調整してヘルシーな表情へ。ぱりっとした白がブラウンにコントラストを授け、メリハリしっかりなエフォートレスルックが完成。
白を忍ばせればのっぺりしない
レザー素材のジャケットやブーツがタフなブラックコーディネートは、スリットワンピースを取り入れてフェミニンをひとさじ。ワンカラーがのっぺりして見えないよう、あいだに白のシャツを忍ばせて。黒と対になるカラーが切れ味のよさを授けてくれます。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香

















