この春のキーカラーとも呼べる人気のピンク。可憐なイメージのフェミニンな色味なだけにトップスに持ってくるのは何となく気恥ずかしい…、そんな人は抵抗感の少ないボトムスで取り入れてみてはいかがでしょうか。
意外と着回し力もある旬色パンツのスタイリングを、3人のファッショニスタのスナップからチェックしていきましょう。
■マリオン・コティヤールは…シンプルでも着映え力抜群な白ブラウス合わせ
きれい色の着こなしに迷ったら、まず試したいのが白とのコーディネート。スペインのサン・セバスチャンで開催された映画祭に登場した女優のマリオン・コティヤールは、パステルピンクのパンツに白のブラウスを合わせ、華やかな魅力を放っていました。
レフ板効果で肌を美しくみせる白のブラウスは袖口と襟元にフリルがあしらわれ、フェミニンな印象。無造作に高い位置でまとめたヘアに大ぶりなパールのイヤリングが映え、優美なアクセントを添えています。
ボトムはピンクパンツで甘さをキープしつつ、軽やかなデニム素材でカジュアルダウン。裾をロールアップし、リゾート地の雰囲気にふさわしい抜け感のある着こなしに。足元も白を選び、パンツの色味を際立たせています。
■アルバ・ガラヴィト・トーレは…デザインコンシャスなブラウス&ワイドパンツでトレンドを堪能
デジタルクリエイターのアルバ・ガラヴィト・トーレがパリでキャッチされたときの着こなしです。デコラティブなブラウスにワイドなシルエットのピンクパンツを合わせ、この春らしい装いに仕上げていました。
パンツは落ち感のある素材を使用したハイウエストで、ピンクといえども大人も取り入れやすい、ハンサムなムードが漂います。合わせたブラウスは、フリルのデザインが主役級の存在感を放ちつつ、ベイビーブルーと白のストライプなので甘くなり過ぎません。
クロスボディにしたミニバッグがモードなアクセントを添え、旬の雰囲気満点なコーディネートに仕上げています。
■デニス・タントゥッチは…ミントグリーン&ピンクのきれい色同士を組み合わせてプレイフルに!
ピンクパンツのスタイリングに慣れたら、トライしてみたいのが、カラー・オン・カラーの一歩進んだ色合わせ。
ローマで撮影された女優のデニス・タントゥッチは、ミントグリーンのジャケットのインに淡いブルーのシャツ、そしてサーモンピンクのパンツをコーディネートし、エレガントな装いを楽しんでいました。
柔らかいトーンでまとめたことで統一感ある着こなしに。ジャケット、シャツ、センタープレスの入ったパンツといったきちんと感のあるアイテムを選び、甘くなり過ぎることなく、品の良さを漂わせています。
足元はヌーディなサンダルで軽やかに。春の陽気に映えるおしゃれ上級者なスタイリングの完成です。
今季のキーアイテム「ピンクパンツ」を着こなした3人の装いをご覧いただきました。
シンプル、モード、カラーミックスと三者三様のスタイリングを参考に、春映えカラーをぜひお楽しみください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子