伝統的な金細工技術を筆頭に、高度な宝飾技術を駆使したジュエリーウォッチで、世界のセレブリティを魅了し続けている「ピアジェ」。2022年は、エレガントかつ独創的なクリエイティビティが光る“ライムライト ガラ”にフォーカスを当て、絶世のジュエリーウォッチを生み出しました!
「常に必要以上によいものをつくる」メゾンの哲学を体現する、「必要以上」のこだわりが随所に!
まず、目を惹いたのは、文字盤のマラカイト、ベゼル&ラグのツァボライトのグリーンが、ホワイトゴールドとダイヤモンドと鮮やかに響き合う“ライムライト ガラ プレシャス”。
ジュエリーに詳しい人なら、このラウンドブリリアントカットのツァボライトの鮮やかな色味と輝きに目を見張ることでしょう。実は、美しい色合いのツァボライトを探し出すのは至難の技。なぜならラウンドブリリアントカットは「輝き」を最大限に引き出すためのカットであり、内部の色を強調したいカラーストーンには通常必要とされないから。そこで「ピアジェ」はカスタムカットを施し、ダイヤモンドと同じファセット数にすることで、色や光の強さに妥協することなく、エレガントで調和のとれたセッティングを実現したのです。
ブレスレットは、「ピアジェ」のお家芸であり、メゾンのシグネチャーとなった「パレス装飾」が施され、繊細な美しさとともに極上のつけ心地を叶えます。
さらにこのジュエリーウォッチを特別なものにしているのが、搭載されているムーブメント。
「ピアジェ」はムーブメントを自社一貫生産できるマニュファクチュールとしての顔ももちます。この“ライムライト ガラ プレシャス”はメゾンが誇る自社製自動巻きムーブメントを搭載!
「ジュエラー」、そして「マニュファクチュール」、それぞれにおいて一流であり続けえる「ピアジェ」のクリエイションが、また大輪の花を咲かせました。
さまざまなカットのダイヤモンドとセッティング技法によって生まれる、究極のラグジュアリー
そして、もうひと作品──そう、それはもはや「ハイジュエリーアート」! ブリリアントカット、バケットカット、マーキスカットと、さまざまなカットのダイヤモンドを大胆に組み合わせた“ライムライト ガラ ハイジュエリー”が、2022年の「ピアジェ」のハイライトです。
目眩を誘うような荘厳な輝きを放つ250個以上のダイヤモンドは、その形状(カット)によって、それぞれ異なる技法によってセッティングされています。
「ピアジェ」のジュエリー職人は、宝石の輝き、色、そしてその美しい個性を際立たせるためにあらゆる方法を試みます。それは金細工職人にとって、最高度の技術性と芸術性が求められるプロセス。当然、非常に特殊な専門知識と長年の経験が必要とされます。
完璧なセッティングを実現するために、ジェムセッターはそれぞれの宝石を調整し、固定。その美しさを高めると共に、宝石がより輝くようにデザインの調和を保ちます。また、セッティングの機能性や美的デザイン、宝石の種類、壊れやすさ、 透明度、カット、大きさなどあらゆる状況を考慮。そうして、最大限の効果を発揮するセッティングが慎重に選ばれているのです。
この時計に施されるハイジュエリー技術、それにはなんと175時間以上!もの時間を要します。
250個以上のダイヤモンドを精緻に、流麗にまとったこの“ライムライト ガラ ハイジュエリー”は、まさに「ピアジェ」の最高レベルの宝飾技術の結晶といえるでしょう。
「常に必要以上によいものをつくる」──このメゾンのモットー。「必要以上に」というところがツボで、大好きなフレーズです。
以前、スイス・ジュネーブの宝飾工房を訪ねた時に、その言葉に紛いがないことを実感しました。
長い歴史の中で脈々と受け継がれてきた伝統、そして、いつの時代も「最高を生み出す」アトリエを舞台に、ウォッチメイキングに情熱を注ぐ職人たちの矜恃。それらが結実した気高いジュエリーウォッチは、「真のエレガンス」とは何か? 私たちに問いかけてくれます。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト