表紙キャラクター大政 絢さんの“花上手になりたい!”

雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが、「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わる人気連載「“花上手”になりたい!」。

今回は、「部屋のアクセントになるモダンな飾り方が知りたい」という大政さんのリクエストにお答えして、定番の花がオブジェのようなアートさながらの表情に生まれ変わるテクニックを教わります。「zero two THREE」主宰の梶谷奈允子さんにレクチャーしていただきました。

梶谷奈允子さん
「zero two THREE」主宰
(かじたに・なみこ)本質的な美しさを引き出すフラワーデザインが得意。ハイブランドから「フォーシーズンズホテル東京大手町&京都」の装花まで幅広く活躍。近著に『美しい押し花図譜』(誠文堂新光社)があり。東京都世田谷区深沢1-41-11 ※アトリエは予約制。

This Month's Flower:「洗練モダンなアート感覚で花を楽しむ」

定番の花が、オブジェのようなアートさながらの表情に生まれ変わるテクニックをご紹介します。

花_1
Flower Data:カラー 「カラーを生ける花瓶は球体の形もおすすめです」(梶谷さん)

AYA's Question:「部屋の雰囲気が変わる花の飾り方に挑戦したい」

「家にお花を飾るときは、花瓶の高さに合わせて生けるのが定番ですが、印象が似てしまってマンネリに。部屋のアクセントになるモダンな飾り方を知りたいです」(大政さん)。

Florist's Answer:「流線的な茎のシルエットで構築的なビジュアルに」

「手間がかかるものだと再現しにくいので、カラーを用いた失敗知らずのテクニックをご紹介します。春から初夏に見頃を迎えるカラーは、すらりと伸びた茎までもが美しいもの。茎に曲線をつくり、花瓶に添わせるように生けると、アートのようなユニークな造形美に。

曲線をつくるコツは、茎の表面を少し剥いで、優しくしならせていくこと。写真のような長方形の花瓶に生ければ、水中花のごとく、涼やかな雰囲気に。ジュエリーブランドの展示会の装花を担うことも多いのですが、カラーのアレンジはシンプルでありながら存在感が光ると好評です」(梶谷さん)。


「見慣れたカラーにひと手間かけるだけで、オブジェのような独創的なシルエットに。長方形の花瓶に花を寝かせるように生けるのも新鮮でした。クリーンな白とフレッシュな緑のコントラストも美しく、リビングに置くだけで、清々しい気持ちに。光を通した水の表情も綺麗で、わが家の定番になりそうです」(大政さん)

問い合わせ先

Zero two THREE

TEL:03-6432-1636

PHOTO :
川上輝明(bean)
EDIT&WRITING :
川口夏希、小林桐子(Precious)
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