千鳥格子のグレースーツってどう着こなすのが正解？カテゴリーに縛らない、自由なスーツスタイルを提案！

千鳥格子のスーツは、生地に表情がある分、通常のグレースーツよりも幅広いスタイリングが楽しめるのも特徴で、ビジネススタイルはもちろんであるが、カジュアルなスタイリングとも相性がいいので、自由な感性でさまざまな着こなしに挑戦していただきたい。本稿では違いがはっきりとわかるようにタイドアップスタイルとノータイスタイルの２つを紹介するので参考にしてほしい。

グレーのスーツは無地が定番だが、2着目に選ぶとしたら、細かい千鳥格子のグレースーツがおすすめだ。遠目には無地に見えるが、細かい千鳥格子は無地にはない表情を見せてくれるだけでなく、グレー特有のエレガントな雰囲気を保ちながら、さりげない遊びを表現できるので、ぜひとも押さえていただきたい。そこで「ヴァルディターロ」の千鳥格子スーツを使い、２つのスタイリングを提案。無地のスーツでは挑戦しづらいスタイリングにも絶対ハマるので、是非試していただきたい。

微差で洒落感を出す、千鳥格子のグレースーツ

■：タイドアップスタイル

スーツ￥139,700〈ヴァルディターロフォーシップス〉・タイ￥17,600〈ホリデーアンドブラウン〉以上／シップス銀座店、シャツ￥36,300（リーミルズエージェンシー〈ジョンスメドレー〉）、チーフ￥9,680（ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店〈フラテッリルイージ〉）、靴￥323,400（ジョンロブジャパン）

あまり見かけないベージュのシャツを使用したタイドアップスタイルは、千鳥格子の表情があるからこそ成立する。普通のグレースーツでベージュのスーツを合わせるとややぼやけた印象になってしまうが、細かい柄があることにより自然に馴染む。シルクリネンのツイル素材を使用したシャツや、光沢を抑えたヴィンテージ柄のネクタイ等、全体的に素材感の雰囲気を統一することがポイントだ。また、チーフと靴は黒でまとめると、コントラストがついてより完成度の高いスタイリングとなる。ビジネスとカジュアルの中間のようなスタイルだが、このようなスタイリングが成立するのも「ヴァルディターロ」の千鳥格子スーツの懐の深さゆえだ。

■：ノータイスタイル

スーツ￥139,700〈ヴァルディターロフォーシップス〉・ニット￥31,900〈レンコントラント〉・サンダル￥29,920〈ポルペッタ × シップス〉以上／シップス銀座店、スカーフ￥31,900（フィロロッソ〈ディエッフェキンロック〉）、サングラス￥31,900（フォーナインズ〈フォーナインズ・フィールサン〉）

「ヴァルディターロ」の千鳥格子スーツを使い、大胆にスカーフを取り入れたノータイスタイル。オレンジのニットとスカーフの色を統一することで、派手になりすぎず上品に着こなせる。無地のグレースーツだとこのようなカラーリングは浮いてしまいがちだが、やはり千鳥格子の表情が全体を馴染ませてくれる。夏を感じさせるような明るいカラーリングなので、足元はサンダルでカジュアルさを強調するのもいい。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。