紳士靴の中でも、数少ない装飾的な靴がモンクストラップシューズだ。修道士が履いていた靴を起源とするモンクストラップシューズは、レースアップの革靴に比べて、フォーマルな印象があるが、スリップオン感覚でも履けるためカジュアルな着こなしにも対応できる不思議な魅力がある。
中でも、モンクストラップを2本配したダブルモンクは、英国のウィンザー公(エドワード8世)が「ジョンロブ」に注文した靴が起源と言われていて、シングルモンクシューズに比べて、より重厚で華やかな雰囲気が魅力的。「ジョンロブ」のダブルモンクと言えば『ウィリアム』が有名だが、よりスッキリとしたモデル『チャペル』も捨てがたい。
オンオフどちらもいける「ジョンロブ」の名作ダブルモンクストラップシューズ『チャペル』
「ジョンロブ」のダブルモンクストラップシューズ『チャペル』は、ややロングノーズで、セミスクエアトウの8000ラストを使用し、滑らかに流れるようなフォルムが、これ以上なくエレガント。狭い間隔で平行に配された2本のバックルが、そのエレガントな雰囲気をより押し上げ、贅沢に一枚革で作られている。また、継ぎ目のないシームレスヒールは「ジョンロブ」ならではの賜物。
タイドアップのスーツスタイルをはじめ、カジュアルなジーンズとスタイルを選ばないから1足あるだけで、強い味方になることは間違い無いだろう。以前紹介した『知的な印象のネイビースーツ1着があれば『昼』と『夜』のスタイリングも思いのまま!』では、こちらで紹介した「ジョンロブ」の『チャペル』を使用したスタイルを紹介しているのでご覧いただきたい。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 土屋大樹
- WRITING :
- 土屋大樹