夏の装いに欠かせない、軽快でカジュアルなカゴバッグは、ジャケットやトレンチコートといったきちんと感のあるアイテムを合わせることで、意外性のある新鮮な着こなしに仕上げてくれます。こなれ感たっぷりの、おしゃれ上級者3人のスタイリングを、チェックしていきましょう。

■1:エマーソン・コンラッドは…ブラックを夏仕様に仕上げるカゴバッグの威力

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ポインテッドトウの黒ブーツで洗練された足元に。

2022年5月10日、シドニーで開催された「オーストラリアン ファッションウィーク」のアフターパーティに登場した、アシスタントバイヤーでスタイリストのエマーソン・コンラッド。ジェンダーレスなムード漂うジャケットコーデにカゴバッグをスタイリングしたルックです。

羽織るだけで今っぽさを演出するオーバーサイズな黒ジャケットのボトムは、同色のパンツを選んでセットアップ風に。インのシャツは胸元を大きく開け、ジャケットとともに腕まくりすることで抜け感を演出して。レイヤードしたネックレスやバングルが女らしさを添えています。

シックな印象の装いにカゴバッグを合わせることで全身の印象がグッと軽快に。ジャケットにカゴ、という「やや違和感」が今年らしいミックスコーデの鍵と言えそうです。

■2:ゴレスタネ・メイヤー=ウエルナーは…ワークアウトウエアにモードな風を吹き込んで

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アイコニックなカゴバッグでワンマイルウエアを街着にクラスアップ

ケルンのストリートにドイツ在住のインフルエンサー、ゴレスタネ・メイヤー=ウエルナーが登場。リラックスウエアを巧みなコーディネートでモードに昇華したスタイリングです。

今の気分に寄り添う、心地よいジョガーセットアップは爽やかなターコイズの色味が優しげ。同系色のブルーのトレンチを羽織って、清々しさを保ちながらキリッと引きしめて。

足元のフラットサンダルがモードな味付けをプラス。手にしたカゴバッグは白レザーのハンドルが上品な差し色となって、緩やかな空気感の装いにエレガントな切れ味を加えています。

■3:ミーヤ・クネツェヴィクは…シーズンレスに愛用するパリシックコーデ

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合わせやすいカゴバッグながら、個性的なシェイプが洒落感を高めます。

パリ ファッションウィークに現れたモンテネグロ出身のファッションブロガー、ミーヤ・クネツェヴィク。ベージュのトレンチコートにカゴバッグを合わせた、フレンチシックな装いです。

オーバーサイズのトレンチコートは大きな襟が印象的なデザイン。カゴバッグはジェーン・バーキンがかつて愛用していたものを小さくしたような、ユニークなフォルムです。ゴールドのアクセントに品格が光り、シーズンレス、シーンレスに楽しめるムード。コート、バッグともに定番アイテムながら、スタイリッシュなディテールで今っぽくアップデートされています。
足元はベーシックなローファーで、コートやバッグを引き立てて、シックなスタイルを完成。


カゴバッグを異なるテイストの装いに合わせていた、ファッショニスタ3人にフォーカスしました。固定概念に囚われず、気軽に色々なスタイルに合わせてみるのが今どき感を漂わせるポイント。一見ミスマッチに思えても、その意外性がおしゃれのときめきや新鮮さにつながるので、ぜひ試してみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田 朝子