2022年 Precious 5月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』5月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。

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Precious5月号(4月7日発売)の表紙、カバーは鈴木保奈美さん

今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、「白×カラー」の掛け合わせで、ぐんとおしゃれ度をアップさせる着こなしが多数ランクイン! 春夏ファッションには欠かせない多彩な「白アイテム」を、より今年らしく、ラグジュアリーに装うための秘訣に関心が寄せられました。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

【10位】ラベンダーのコート×グレーのニット×白パンツ

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コート¥192,500(三喜商事〈バンフォード〉)、ニット¥49,500(三喜商事〈ステファニア カレラ〉)、パンツ¥52,800(三喜商事〈ステファノ モルタリ〉)、バッグ¥72,600(アンテプリマジャパン〈アンテプリマ/ワイヤーバッグ〉)、イヤリング¥22,000(日本橋三越本店 本館3階ミグジュアリー〈ドナテラ・ペリーニ〉)、靴¥86,900(トッズ・ジャパン)[Precious2022年5月号98ページ]撮影/長山一樹(S-14)

青みがかったペールトーンがクールな優しさを醸し出す「ラベンダー」は、甘すぎない女らしさを叶えてくれる色。今シーズンのキーカラーのひとつです。

「涼しげな色合わせが素敵」「エレガントだけど凛とした印象」と10位にランクインしたのは、ラベンダーのソフトリネンのガウンコートと白のコットンパンツの間に、ニットで淡いグレーを差し込んだ着こなし。グラデーション配色にぐっと奥行きと深みが生まれて、洗練された印象に仕上がっています。

また、「堅苦しさがなく着心地がよさそう」という点でも票を集めていました。

【9位】グレーのニットポロ×黒キルトスカート×黒シューズ

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靴[ヒール4cm]¥135,300・ニットポロ¥181,500・スカート¥225,500・スカーフ¥63,800/すべて予定価格(プラダ)、ソックス¥3,520(真下商事〈パンセレラ〉)[Precious2022年5月号142ページ]撮影/浅井佳代子

「シンプルかつ上品な理想のトラッドスタイル」と反響を呼んだのは、鈴木保奈美さんがマニッシュな靴を主役に着こなしたこちらのコーディネート。少しボリューミィな黒のレースアップシューズに、トラッドの王道ともいえるキルトスカートとグレーのニットポロが絶妙にマッチしています。

全体をダークな色調でシックにまとめた装いのアクセントに、ビビッドな赤が映えるスカーフを首元にあしらえば、小粋なスタイルの完成です!

【8位】イエローのジャケット×白Tシャツ×白デニムパンツ

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ジャケット[チーフ付き]¥465,300・Tシャツ¥80,300・パンツ¥167,200・ベルト¥126,500・バッグ¥298,100・ピアス¥254,100/参考価格・靴¥211,200/参考価格(ブルネロ クチネリ ジャパン)[Precious2022年5月号100ページ]撮影/長山一樹(S-14)

太陽のおだやかな日差しを思わせるカモミールイエローは、ホワイトと共に光の色を表すポジティブなカラー。リラクシングな視覚効果を発揮するこの色を、白Tシャツ&ホワイトデニムに組み合わせた着こなしは、「明るく優しい雰囲気のある絶妙なカラーコーデ」「ジャケットひとつあれば無理なく真似できそう」と高評価。

斜文織りで心地よいシャリ感をつくり出したリネンコットンのテーラードジャケットは、軽やかさが魅力。ベージュみを含んだイエローだから、肌なじみのよさも抜群です。やや先細りのバギーデニムをロールアップして、春らしくアクティブなムードを演出。小物もニュートラルカラーで揃えたうえで、足元はあえてダークトーンで仕上げれば、全体がきりり引き締まります。

【7位】白シャツワンピース×ラフィアのバッグ

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ワンピース¥638,000・ピアス¥71,500・ブレスレット¥60,500・リング¥61,600・バッグ¥440,000・靴¥134,200(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)[Precious2022年5月号73ページ]撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)

春夏のイチ推しカラーリング「白×エクリュ」のグラデーション配色を、「ワンピース&バッグ」でシンプルに実現したコーディネートは、ビジネスシーンにもおすすめ。

上質なシルク素材を用いたシャツワンピースは、エレガントなとろみ感とウエストに施された結び目が優美な動きをもたらして。清涼感のあるラフィアのショルダーバッグが、エクリュカラーの役割を果たします。きちんと感と軽快さを兼ね備えた着こなしは、「清々しい」「清潔感がある」「清楚な印象」など、その爽やかでクリーンな佇まいが注目されていました。

【6位】グリーンのシャツワンピース×白カットソー×グレーのパンツ

6位P116
“バグッタ”のワンピース¥41,800・“フェデリ”のカットソー¥22,000(トレメッツォ)、ベルト¥17,600/参考商品(wb)、パンツ¥74,800(ドゥロワー 二子玉川店〈ドゥロワー〉)、イヤリング各¥880,000・ブレスレット¥623,700・リング¥440,000(フレッド)、ストール¥39,600(room3138〈チェザーレ ガッティ〉) バッグ¥148,500(エリオポール代官山〈ザンケッティ〉)、靴¥105,600(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)[Precious2022年5月号116ページ]撮影/熊澤 透

ふんわりとした身幅のあるシャツワンピースが充実している今シーズン。アウターとして羽織り、太ベルトでウエストマークをすれば、オンタイムにふさわしい端正さに。シャツワンピースが陥りがちな、ほっこり感と決別できるテクニックに多くの票が投じられました。

白カットソー&スティックパンツというベーシックな装いを、シャツワンピースとベルトで知的かつキレのいい表情に変身させた着こなしには、「スタイルがよく見えるベルト使いが参考になる」「今年らしいバランス感」「素材のよさが引き立つ洗練スタイル」などのコメントが寄せられました。  

【5位】シルクの白ロングシャツ×エクリュのパンツ

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ロングシャツ¥161,700(アンテプリマジャパン)、パンツ¥71,500(ブラミンク)、サングラス¥41,800(アイヴァン 東京ギャラリー)、ピアス¥42,900・バングル¥96,800・ブレスレット¥107,800(ホアキン・ベラオ)、バッグ¥921,800(デルヴォー・ジャパン)、靴¥52,800(アマン〈ペリーコ〉)、インナー/私物[Precious2022年5月号76ページ]撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)

「上品な洗練パンツスタイルのお手本」「軽くエアリーな装いなのに知的な印象」「計算された透け感がかっこいい」「清潔感があるのでオフィススタイルに取り入れたい」などなど、お気に入りの理由がさまざまにあがったのは、「白×エクリュ」の配色で凛とした佇まいを導いた着こなし。

主役となっているのは、シアーな光沢を放つシルク素材が美しいロング丈の白シャツ。一枚羽織るだけで、遠目にも絵になるリッチ感が倍増! エクリュのウールパンツやスクエアトウのヒール靴を合わせることで、都会になじむ品のよさが漂います。

【4位】白ノースリーブニット×グリーンのパンツ&ストール

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ニット¥194,700・パンツ¥205,700・ストール¥185,900・靴¥214,500(三喜商事〈アニオナ〉)、帽子¥29,700(エントワフェイン)、バッグ¥111,100(ピエール アルディ 東京)、バングル¥72,600・リング¥57,200(日本橋三越本店 本館3階ミグジュアリー〈ペリーニ〉)[Precious2022年5月号102ページ]撮影/長山一樹(S-14)

トレンドカラーのグリーンの中でも、自然体の聡明で落ち着いたムードをもたらすのが「セージグリーン」。安らぎを与え、知性の香る好感度の高い色ですが、白と合わせればくすんで見えず軽快な印象に。

そんな配色テクニックで仕上げたのは、ゆるく編まれた長め着丈のリブニットとリネンシルクのプリーツ入りフレアパンツ、さらにエアリーな薄手のカシミアストールを重ねたコーディネート。

「シンプルな装いだからこそセンスのいい色選びが重要だとよくわかる」「ストールを一枚加えるだけでおしゃれ度が増している」など、白とセージグリーンを繊細に、大胆に溶け込ませた配色の妙が、多くの読者に響いたようです。

【3位】白プルオーバートップス×黒パンツ

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ブラウス¥223,300(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、パンツ¥132,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、サングラス¥55,220(ルックスオティカジャパン〈プラダ〉)、バッグ¥267,300(トッズ・ジャパン)、ピアス¥1,056,000・バングル¥1,415,700(ジュエル・ジェイジー)、靴¥169,400(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)[Precious2022年5月号90ページ]撮影/熊澤 透

最愛のコントラスト配色、ホワイト&ブラック。この最強配色こそ、今年らしいさじ加減が重要に。アップデートの鍵は、おしゃれの感度を上げるデザインコンシャスなホワイトトップス。そのぶん、ボトムはブラックパンツ一択で、コーディネート自体はシンプルに。その潔さが、今どきのヘルシーな軽快さをもたらします。

「シャープなシルエットがかっこいい」「取り入れやすいのに洗練された着こなし」「知的なイメージを演出できる」など、辛口コーデ派から支持を得た着こなしで主役となっているのは、胸元のスリットが大胆なプルオーバーブラウス。立体的な着映えシルエットのチュニック丈と相性抜群の細身ストレートパンツは、二重織りのシルクサテンが上品さを発揮します。

メタルサングラスやビジュー付きミュールなど、個性を主張する小物でパンチを効かせるのも、装いの鮮度を高めるポイントです。

【2位】白ロングジレ×白Tシャツ×エクリュのパンツ

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ロングジレ¥46,200(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈M・fil〉)、ニット¥14,300・パンツ¥58,300(コロネット〈ヴィンス〉)、時計¥968,000・バングル[上]¥599,500・[下]¥1,111,000(ショパール ジャパン プレス)、バッグ¥240,900(トッズ・ジャパン)、靴¥52,800(アマン〈ペリーコ〉)[Precious2022年5月号74ページ]撮影/佐藤 彩

「着る人を選ばない色合わせ」という回答が目立ったのは、あえて締め色を使わず、白とエクリュのニュアンストーンで仕上げたこちらのコーディネート。素材のコンビネーションやシルエットにひと工夫加えることで、スタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。

ボタンレスのジレや、目の詰まったモックネックの半袖ニットでつくるミニマルな表情、「白×エクリュ」で構成されたパネルバッグが絶妙バランスを実現する鍵に。ジレとワイドパンツで縦のラインを強調した、すっきりフォルムに注目した方も多数。さらに「動きやすそうなのに上品さもあっていい」「普段着として取り入れたい」といった声もいただきました。

【1位】白カットソー×エクリュのカーディガン&タイトスカート

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“バリー”のカーディガン¥165,000・“デザイナーズ リミックス”のカットソー¥14,300(コロネット)、スカート¥99,000(ブラミンク)、ピアス¥52,800・ネックレス/内側から¥44,000・¥121,000(トムウッド プロジェクト)、ブレスレット/手首側から¥557,000・¥260,700(メシカ ジャパン)、バッグ¥413,600/参考価格(デルヴォー・ジャパン)、靴¥140,800(ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉)[Precious2022年5月号75ページ]撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)

1位にランクインしたのも、2位と同じく「白×エクリュ」の配色コーデでした。こちらは辛口な女らしさへと導くタイトスカートの装い。繊細なエクリュを重ねることで、小粋な佇まいを演出しています。

ラフな印象になりがちな白カットソーも、エクリュカラーのカーディガンを肩掛けすれば印象が変化。「すっきりとスタイルよく見えるバランス配分」「爽やかでかっこいい」「着回しやすいクセのないアイテムを組み合わせているのがいい」「淡色の装いにゴールドジュエリーが映えている」など、最も多様な視点で「好きな理由」が寄せられたことが1位獲得の結果につながりました。

以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』5月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?


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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious5月号』小学館、2022年
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