東京・銀座のランドマークとして愛され続けてきた「和光本館」が、時計塔90周年の節目、そして「時の記念日」でもある2022年6月10日に、「SEIKO HOUSE GINZA(セイコーハウス銀座)」として生まれ変わりました!
歴史的価値を生かしながら、「SEIKO」ブランドを発信する場へ!
「和光本館」が「SEIKO HOUSE GINZA」に。そう聞いて、「和光が和光でなくなってしまったの!?」と動揺された人も多いかもしれません。でもご安心ください! 地下1階から地上4階の和光の店舗はそのまま営業を継続。もちろん「和光」ブランドもこれまでと変わらず、「和光ならではのおもてなしに一層の磨きをかけ、引き続きお客様に愛される場であり続けます」というコメントを発表しています。
文化的価値の高いこの建物を所有するセイコーホールディングスが、「SEIKO」ブランドの発信拠点と定めた「SEIKO HOUSE GINZA」は、私たちが愛してきた「和光」というブランドの矜恃や魅力を守り、発展させていく場所でもあるのです。
では、具体的にどう変わったのか? これまで限定的な利用にとどまっていた5階から屋上の、いわゆるクローズドな空間が再整備され、「SEIKO」ブランド、ひいては日本の文化や匠の技の魅力を発信する場所や、新たなサービスを提供するスペースへとアップデイト! これまで訪れる機会を得られなかったフロアへの扉が、ひとつずつ開かれていくのです。
最高に「映える」! 屋上の「セイコースカイガーデン」で記念撮影のチャンスも
やはりいちばん気になるのが、時計塔がそびえ立つ屋上の「セイコースカイガーデン」!
これまでは基本的に非公開だったこの場所で、今後は子ども向けのワークショップなどのイベントが予定されています。しかし、嬉しいことに大人も訪れることができるチャンスが!
今回、時計塔90年を記念し、2022年6月18日(土)、19日(日)の2日間、和光カード(入会無料)を提示の上、1日で¥55,000(税込)以上買い物をすると(レシート合算可)、ここスカイガーデンの時計塔前でフォトグラファーによる記念撮影が行われるというキャンペーンを展開。当日和光カードに入会した人も対象です!
6階では特別展示「Seiko Harmony-匠の技が奏でる12の音-」を開催中!
6階の「和光ホール」は「セイコーハウス銀座ホール」と改称して、催事やイベントなど、多目的な発信活動の拠点の場へ。2022年6月10日から19日まで、オープニングイベントとして「Seiko Harmony-匠の技が奏でる12の音-」を開催しています。
「Seiko Harmony-匠の技が奏でる12の音-」では、セイコーが次の時代につないでいきたい「匠の技」にまつわる12の音を採集し、それぞれの音とゆかりのある品を展示しています。12の音には、「時計が精密に時を刻む音」、「いにしえの水時計を今に伝える置時計の音」、「テーラーが優美なラインを切り出す鋏の音」などのほか、「9.95」の記録を持つセイコー社員アスリート山縣亮太選手が限界に挑む走りの瞬間など「匠」を新たな解釈でとらえた音も含まれており、それぞれの「匠の技」ひとつひとつを視覚と聴覚で感じることができます。
それらの12の匠の音を独特のセンスで音楽へと昇華させたのは、音楽家・江﨑文武さん。さらには、12の音が1つのハーモニー「Seiko Harmony」として聞こえる、まるで異空間へと迷い込んだかのような錯覚にとらわれる展示空間となっています。
ほかにも、5階は特別な応接やプレゼンテーションに活用できるスペースへと変わり、7階は今後、グループの「匠の技」を体感できる工房へと改修されることが決定しています。
老舗のエレガンスを堅持しながらも、未来へと時の扉を開いた銀座四丁目のランドマークへ。この歴史的な瞬間を体感しに出かけてみませんか?
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- EDIT :
- 岡村佳代
- EDIT&WRITING :
- 岡村佳代