「凄い(すごい)」と読む字「凄」を重ねた「凄凄」ってどういう意味?
明日・7月25日は『かき氷の日』です。
かき氷は「夏氷(なつごおり)」の別名で呼ばれることから「7(な)2(つ)5(ご)おり」の語呂合わせと、
過去に日本最高気温を更新した事もある暑い日なので、「かき氷を食べるのにふさわしい日」ということだそうです。
本日は『かき氷の日』にちなんで、「氷」に関係する部首「冫 (にすい)」の入った漢字の日本語クイズをお送りします。
【問題1】「凄凄」ってなんと読む?
「凄凄」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「凄絶」という熟語の「凄」と同じ読み方です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 凄凄(せいせい)です。
本シリーズの過去問題で反響の大きかった「凄絶(せいぜつ)」という熟語をヒントにいたしましたが、
実は「凄絶(せいぜつ)」は、「そうぜつ」とカン違いしている例の多い字なのです。
今回も「そうそう」と勘違いされた方もいらしたかもしれません。正しくは「凄凄(せいせい)」です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「凄凄」ってどんな意味?
「凄凄」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:驚くほどすごい
2:すがすがしい
3:冷たく寒い
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 3:冷たく寒い です。
「凄凄(せいせい)」の意味は、「冷たくて寒い」のほか、「わびしい」「涼しい」「雨雲がわくさま。」などです。「すごい」を重ねた言葉ではないのです。
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本日は、7月25日『かき氷の日』の話題にちなんで、「氷」に関係する部首「冫 (にすい)」の入った日本語から、
・凄凄(せいせい)
の読み方や意味をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本かき氷協会ウェブサイト/漢字文化資料館ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱