「玩わう」ってなんと読む?「がんわう」ではありませんよ!
明日、8月27日は『ジェラートの日』です。「ジェラートの魅力を伝え、より多くの人にそのおいしさを感じてもらう」という目的で、日本ジェラート協会が制定した記念日です。日付は、映画『ローマの休日』がアメリカで公開された日付が採用されました。オードリー・ヘプバーンさんが演じたアン王女が、スペイン階段でジェラートをほおばるシーンは、大変キュートで、イタリアならではの氷菓・ジェラートの存在をも、世界中に知らしめました。ローマ旅行の際、アン王女のように「あの場所でジェラートを…」と、いただいてみた方もいらっしゃるのでは?
本日はアン王女にちなんで「王」を部首にもつ漢字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「玩わう」ってなんと読む?
「玩わう」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「物事の意義やおもむきを深く考える。」「経験して深く印象に残す。」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「素敵なアンティークのテーブルね。なんともいえない玩わいがあるわ…!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいます。
正解は… 玩わう(あじわう)です。
「玩具(がんぐ/おもちゃ)」に使用される字でお馴染みの字ですが、訓読みには「玩ぶ(もてあそぶ)」「玩わう(あじわう)」がございます。この2通りの訓読みが同時に存在する漢字…まさに、なんとも言えない「玩わい(あじわい)」を感じる字、かもしれません。
さて、2問目にまいましょう。
【問題2】「珍重」ってなんと読む?
「珍重」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「珍しいものとして大切にすること。」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「こちらのソースには、この地域で珍重されている植物の実を使っております。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいます。
正解は… 珍重(ちんちょう)です。
「珍重(ちんちょう)」という言葉、「重」という字を「ジュウ」ではなく「チョウ」と読むのがポイントです。同じような例に「重宝(ちょうほう)」などもございますね。ビジネス文書、大人の日常会話、ともにしばしば使用される言葉ですので、うっかり誤読して恥をかかないよう、お気をつけください。
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本日は、8月27日『ジェラートの日』のトリビアと、「王」を部首にもつ漢字の入った日本語から、
・玩わう(あじわう)
・珍重(ちんちょう)
などの読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱