早くからファッションタイムピースの域を超越したハイジュエリーウォッチや本格機械式時計を手がけ、ラグジュアリーウォッチ界でも存在感を示している「ディオール」。2022年も、創業者のクリスチャン・ディオールの美学を継承する、独創的な新作を発表しました!
カラージェムで春の色彩を表現した、機械式ムーブメント搭載のジュエリーウォッチ
ふたつのコレクションから発表された新作のひとつ目は、自動巻きムーブメントの「ローター」という半円形の部品をデザインの核に据えたハイジュエリーウォッチ、“ディオール グラン バル ドゥ プランタン”。
通常は文字盤の下に隠れている「ローター」をダイヤルデザインと巧みにリンクさせた機械式ムーブメント搭載のジュエリーウォッチは、2011年に“ディオール VIII グラン バル”で発表されて以来、「ディオール」が大切にしてきたお家芸のひとつ。「ローター」が手首の動きに合わせて、揺れ、回る様が、グランバル(舞踏会)で踊る女性の、優雅なボールガウンを表現しています。
今回の新作は、「ローター」に、さまざまなカッティングを施したカラージェムとダイヤモンドをセッティング! ダイヤルのなかで繰り広げられる優雅な舞踏会を、色彩豊かに贅沢に演出します。
■1:ダイヤモンド×サファイア×ピンクサファイア×ガーネット
■2:ダイヤモンド×ピンクサファイア×イエローサファイア×ツァボライト
■3:ダイヤモンド×サファイア×グリーンサファイア×トルマリン×ガーネット
■4:ダイヤモンド×サファイア×エメラルド
漆黒をまとい妖艶に輝く、デイリーエレガントウォッチ
ふたつ目の新作は、漆黒の“ラ デ ドゥ ディオール ブラック ウルトラマット”。長年にわたり、ディオール ファイン ジュエリーのアーティスティック ディレクターを務めるヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが手がける、メゾンの旗艦ウォッチコレクション“ラ デ ドゥ ディオール”が、オールブラックの装いをまとい、また新たな妖艶さを湛えました。
ブラックは「ディオール」の歴史と深く結びついた色。事実、クリスチャン・ディオールは、1954 年に発刊された自署のなかで、 時代、年齢、シーンを問わずまとうことのできるブラックの魅力をこう称えています。「ブラックをテーマに1冊の本を書くことができる」。
今回の新作は、そのブラック一色でエレガンスを表現した個性的なタイムピース!
ステンレススティールにブラックDLCコーティングを施したケース&ブレスレット。そしてダイヤル、針、ロゴまでブラックで統一し、コンテンポラリーでモードな雰囲気に。ベゼルにブラックダイヤモンドをセッティングしたタイプと、ブレスレットと同様のサテンパターンを施したタイプの2モデルで展開します。
「伝統を大切にし、そして同時に尊大である大胆さをもつ。このふたつはどちらがなくても進むことができないのです」。クリスチャン・ディオールのフィロソフィーはウォッチメイキングにおいても随所に体現され、非凡なエレガンスを発揮し続けます。
※掲載商品の価格は公開時点のもので、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト