英国・エリザベス女王の逝去により、その姿、そして一挙手一投足が世界じゅうの注目を浴びたロイヤルファミリー。彼らが悲しみを堪えながら公務に奔走した約10日間、ますます輝きを増し、カリスマ性まで感じる存在感を放つキャサリン妃(プリンセス・オブ・ウェールズ)の美しさに感嘆した人も多いかもしれません。厳格なエチケットに則りながらも洗練された、彼女のブラックスタイルを振り返っていきましょう。
■1:サンドリンガム・ハウスのフラワートリビュートでは…風に揺れる裾がエレガント!しなやか素材のワンピース
2022年9月15日、サンドリンガム・ハウスの外で一般の人々と挨拶を交わすウィリアム王子(プリンス・オブ・ウェールズ)とキャサリン妃。リブトップにプリーツスカートがドッキングしたワンピースに、構築的なショルダーのコートを羽織って登場しました。繊細な素材のスカートがフェミニンな印象を高めています。
胸元のクロスネックレスが神聖なムード。艶やかな小さめサイズのワンハンドルバッグにノーブルさが光ります。足元は彼女の定番である高ヒールのパンプスですっきりまとめて。
■2:国葬に従事する軍人との面会では…端正さ際立つミリタリー調コート
9月16日、ギルフォードの陸軍訓練センターを訪問。肩にエポレットが付いたミリタリー調コートは、彼女御用達の英国ブランドのもの。その凛とした美しさをさらに引き立てています。足元は安定感あるブロックヒールのデザインを選び、いつものスティレットよりもマニッシュな印象。ミニサイズのハンドバッグで軽やかに。耳元は女王から譲り受けたとみられる「シルバー・ジュビリー」イヤリングで装っています。
■3:バッキンガム宮殿でのランチでは…美しいジュエリーが映えるAラインワンピース
9月17日、バッキンガム宮殿で行われた、英連邦諸国の総督を招いたランチに新英国王チャールズ3世らと出席。この日はミディ丈のワンピースに3連パールのネックレスのシンプルな装いで。シャーリングのボディ&Aラインスカートが特徴の一枚は彼女のお気に入りブランドのものです。
前日と同じイヤリングと、以前ダイアナ元妃が所有していたパールブレスレットで気品あるスタイルを完成。
主役級のオーラを放つキャサリン妃が魅せた、服喪期間のルックをピックアップしました。ミニマルながら彼女の美しいシルエットが引き立つ黒の装いに、女王へのオマージュとして、パールやダイヤモンドのジュエリーを常に身につけていたのが印象的。ヴィクトリア女王にまでさかのぼる、伝統を感じさせるブラックスタイルです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子