持たないこと、買わないことが尊ばれるなかで、本当に必要なものを見つめ直すとき、名品と呼ばれるもののなかに、その答えがあることに気付きます。

そこで、雑誌『Precious』12月号では特集「持たない時代に心を満たす最旬名品ファイル36」を展開しました。27名のおしゃれ賢者に今、手に入れるべき名品について徹底調査。

長く愛せるものはもちろん、最旬のデザインで今の自分を輝かせるもの、訳もなく心ときめくものなど、理由はさまざまですが、確実に名品選びの最新スタイルが見えてきます!

 この特集のなかから、本記事では、新時代のエレガンス「名品」をご紹介します。

1点プラスするだけで着こなしの鮮度が上がる!新時代のエレガンス「名品」

審美眼を鍛え上げてきたプレシャスキャリアの「名品」選びは、実に明快!

年齢を重ねスタイルが確立してきたからこそ、オーダーに興味を向けているのは、社会学者の富永京子さん。外資系企業で働く大野明香さんは、一緒に時を重ねていきたいと思うか。

ジュエリー・時計ジャーナリストの本間恵子さんや、航空会社のVIPサービス部に勤める酒井万記子さんは、ものづくりの背景がサステイナブルであることを、選びの新基準に挙げています。

「スハー」の赤珊瑚のピアス

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ピアス『ローズ ペタルス』上¥202,400~・下¥63,800~[赤珊瑚×YG](su Ha)※赤珊瑚と地金のボリュームで価格が異なる。

「原素材の不揃いな形や色を生かしたこのピアスを身につけるたびに、自然を大切にしたい気持ちが溢れます」(本間恵子さん・ジュエリー・時計ジャーナリスト)

●特徴:高知県土佐沖を産地とする赤珊瑚。深海でしか採れない希少性から別名「宝石サンゴ」と呼ばれ、原木の形を生かしたピアスは、一点一点形や色合いも異なる。肌に載せると神秘的なオーラを放つピアスは、繊細ゆえ熟練の職人の手仕事で完成。

「CFCL」のリブニット

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ニット¥38,500(CFCL)

「独創的なデザインはもちろん、世界も認める、環境に配慮したものづくりにも注目しています!」(酒井万記子さん・航空会社 VIPサービス)

●素材:再生ポリエステル

●特徴:壺のようなシルエットから、POTTERY(=陶器)と名付けられたシリーズの一枚。ボリュームのある立体的フォルムは、コンピュータープログラミングで実現。巧みなリブ編み、縫い代のない仕様によって、Tシャツよりも軽く快適な着心地が楽しめる。カフス部分にはラメ糸が編み込まれ、さまざまなシーンで活躍度満点!

「ジミーチュウ」のフラットシューズ

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靴『ロザリア フラット』¥90,200(JIMMY CHOO)

「海外出張先でもフットワークよく、上品な華やぎをもたらしてくれるバランスこそ、この靴に惹かれる理由」(大野明香さん・外資系広告代理店 グローバルビジネス局長)

●素材:エナメル加工が施された、ナッパレザー

●特徴:V字カットのトップラインとシャープなポインテッドトウが、キレのある足元を演出。艶やかなラテカラーに、可憐なパールが飾るアーチストラップとの組み合わせも、装いをクラスアップ! フラット靴のリラックス感とスタイリッシュさを併せもつ一足は、女性の足元に自信を授けてくれる。

「ミカコ ナカムラ」のカシミアコート

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コート『カシミア ルナ』¥407,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン)

「自分のスタイルが確立してきた今、憧れの名品をパーソナライズする喜びを、このコートから始めたい」(富永京子さん・社会学者、立命館大学准教授)

●素材:カシミア

●特徴:緩やかなAライン、七分丈のベルスリーブ、サイドに入った深いスリットなどのデザインで、創業以来愛される定番モデル。カシミアのほか、シルク×ウールの混紡素材も大人の女性に人気。ピンクは、今季の新色。

●その他:見本から素材や色を選べるほか、袖や着丈のセミオーダーが可能。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記はYG=イエローゴールドを表します。

問い合わせ先

PHOTO :
小池紀行・池田 敦(CASK)
STYLIST :
三好 彩
COOPERATION :
BACKGOUNDS FACTORY、PROPS NOW
EDIT&WRITING :
藤田由美、兼信実加子、池永裕子(Precious)