グランドセイコーより、セイコー腕時計の誕生110周年を記念した特別なタイムピースが、2023年2月24日(金)に登場します。グランドセイコーの原点となる初代グランドセイコーが、日本の伝統工芸「漆芸」を用いたデザインで復刻です。
まさに日本の美意識と技術力の結晶!日本の伝統工芸「漆芸」を取り入れた姿でお目見え
「世界に挑戦する国産最高級の腕時計をつくる」という志のもと誕生したグランドセイコーは、1913年に国産初の腕時計「ローレル」を完成させました。初代グランドセイコーは、国産としては初めてスイス・クロノメーター検査基準優秀級規格に準拠したモデル。当時の上級国家公務員の初任給が¥12,000という時代に、発売価格¥25,000という破格の高級品として発売されました。
それから110年という時を経て、今回復刻モデルとして登場するのが「Elegance Collection セイコー腕時計 110周年記念限定モデル」です。クラシカルでミニマル、そのたおやかで気品に満ちた当時のデザインが、美しき黒漆と高蒔絵で表現されました。
真っ先に目を引くのは、深く艶やかな黒漆のダイヤル。漆の中でも生産量が限られた、希少な純国産の漆を用い、グランドセイコー専用に調合した黒漆が採用されています。
漆を塗布した上に施されているのは、金沢の漆芸家・田村 一舟(たむら いっしゅう)氏による高蒔絵。漆を用い12ヶ所のバーインデックスと「Grand Seiko」のロゴを塗り重ね、盛り上げた上に金粉を蒔き、丹念に磨かれ立体的に仕上げられています。
ケースと中留の素材には、通常のチタンと同様の軽さながら、標準的なステンレススチールの約2倍もの硬度をもつ、独自の先進素材「ブリリアントハードチタン」を採用。熟練の研磨師が磨き上げたケースの輝きにより、黒漆の美しさが一層際立っています。
ストラップには、グランドセイコーで初めてとなる「鎧織(よろいおり)」が用いられている点も注目すべきところ。かつて、武士の鎧兜を編み上げたとされる、日本の伝統的な手法で製作されています。
サファイアガラス製のシースルーバックの裏ぶたからのぞくのは、最新の技術を駆使したクラシカルな手巻キャリバー。特別なモデルの証として、裏ぶたには「LIMITED EDITION」 とシリアルナンバーが記され、プレシャス感を高めています。
以上、グランドセイコーより新たに登場する特別なタイムピースについてご紹介しました。日本の美意識が息づくたおやかで美しき逸品を、ぜひお見逃しなく!
※掲載商品の価格は、税込みです。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 池尾園子